2024年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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       日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
             降誕前第7主日礼拝 

       2024年11月10日   午前10時30分~

                
                   司 式    細井伝道師

                   奏 楽    ヒムプレーヤー



   前  奏    (黙  祷)
  
   招  詞    「灯をともしていなさい」ルカ12:35   司式者
  
   頌  栄     216番            一 同
   
   交  読     詩篇92篇            一 同
  
   聖  書    ルカによる福音書 第15章11~32節 
                        (新) p. 139 


   祈  祷                      

   讃 美 歌     2157番            一 同
   
   使徒信条    21-93番 4-A )        一 同

   讃 美 歌     21280番           一 同
 
   説  教    「神様のもとにいる幸せ」       牧 師

   聖 餐 式                      牧 師

   讃 美 歌     21-451番           一 同


   献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
   感  謝                    献金奉仕者
  
   主 の 祈     21-93番 ( 5-A )        一 同
  
   讃 美 歌     21
-91番            一 同

  
   祝  祷                      牧 師
  
   後  奏   (黙  祷)          

                                                               

                                                                    説教要約 印刷用PDF   

            降誕前第7主日礼拝  説教要約

       聖書  ルカによる福音書 第15章11~32節
  


11 また、イエスは言われた。「ある人に息子が二人いた。
12 弟の方が父親に、『お父さん、わたしが頂くことになっている財産の分け前をください』と
  言った。それで、父親は財産を二人に分けてやった。
13 何日もたたないうちに、下の息子は全部を金に換えて、遠い国に旅立ち、そこで放蕩の限りを
  尽くして、財産を無駄使いしてしまった。
14 何もかも使い果たしたとき、その地方にひどい飢饉が起こって、彼は食べるにも困り始めた。
15 それで、その地方に住むある人のところに身を寄せたところ、その人は彼を畑にやって豚の
  世話をさせた。
16 彼は豚の食べるいなご豆を食べてでも腹を満たしたかったが、食べ物をくれる人はだれも
  いなかった。
17 そこで、彼は我に返って言った。『父のところでは、あんなに大勢の雇い人に、有り余るほど
  パンがあるのに、わたしはここで飢え死にしそうだ。
18 ここをたち、父のところに行って言おう。「お父さん、わたしは天に対しても、またお父さん
  に対しても罪を犯しました。
19 もう息子と呼ばれる資格はありません。雇い人の一人にしてください」と。』
20 そして、彼はそこをたち、父親のもとに行った。ところが、まだ遠く離れていたのに、父親は
  息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した。
21 息子は言った。『お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。  もう息子と呼ばれる資格はありません。』
22 しかし、父親は僕たちに言った。『急いでいちばん良い服を持って来て、この子に着せ、手に
  指輪をはめてやり、足に履物を履かせなさい。
23 それから、肥えた子牛を連れて来て屠りなさい。食べて祝おう。
24 この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったからだ。』そして、
  祝宴を始めた。
25 ところで、兄の方は畑にいたが、家の近くに来ると、音楽や踊りのざわめきが聞こえてきた。
26 そこで、僕の一人を呼んで、これはいったい何事かと尋ねた。
27 僕は言った。『弟さんが帰って来られました。無事な姿で迎えたというので、お父上が肥えた
  子牛を屠られたのです。』
28 兄は怒って家に入ろうとはせず、父親が出て来てなだめた。
29 しかし、兄は父親に言った。『このとおり、わたしは何年もお父さんに仕えています。
  言いつけに背いたことは一度もありません。それなのに、わたしが友達と宴会をするために、
  子山羊一匹すらくれなかったではありませんか。
30 ところが、あなたのあの息子が、娼婦どもと一緒にあなたの身上を食いつぶして帰って来ると
  、肥えた子牛を屠っておやりになる。』
31 すると、父親は言った。『子よ、お前はいつもわたしと一緒にいる。わたしのものは全部お前
  のものだ。
32 だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ。
  祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。』」


 



          説教神様のもとにいる幸せ」要約
     
                       
三原 信惠 牧師


① お父さんと弟息子


 二人の息子がいるお父さんがいました。お金持ちで大きな畑を持っていました。二人の息子も、毎日お父さんのもとで働きながら暮らしていました。何も困った事はありません。ある日、弟息子がお父さんのもとから離れて自分の好きなように暮らしてみたいと思いました。そして「お父さんが亡くなったら私がもらえるお金を、今ください」と頼みます。お父さんは弟息子の願いを聞いて、お金を渡しました。すると、すぐに弟息子は遠くの町に出かけて行ったのです。弟息子は沢山のお金で毎日好きなものを食べて、楽しく遊んでいました。しかし、あっという間にお金は無くなってしまいました。何とか豚の世話をする仕事をしましたが、おなかはペコペコ。でも食べ物をくれる親切な人はいませんでした。そしてようやく気が付きました。「お父さんの所が良かったのに、何てバカなことをしたのだろう。お父さんの所に帰ろう。そして謝ろう」。弟は立ち上がって家に向かいます。自分で勝手に家を出たのに…。恥ずかしい気持ちです。「何て言って謝ったら良いのだろう」。


② 二人の息子のお父さん


 「今日こそ帰って来るかも…」。お父さんは弟息子を心配して家の前の道を毎日眺めていました。するとある日、その道をよたよたと帰って来る弟息子の姿が遠くに見えました。お父さんは走っていき抱きしめました。「おかえり」。お父さんは、喜んで弟息子を迎えました。「お父さん、ごめんなさい」と謝る弟息子のためにお祝いのパーティーをしました。そのパーティーをしている時、兄息子が畑から帰ってきました。家の中から楽しそうな様子が聞こえてくると怒って家に入ろうとしません。お父さんが家から出てきて兄息子をなだめます。兄息子は怒って言います。「ボクはずっとお父さんの傍で働いていたのに、ボクのために子牛をくれたことない。なのに、お父さんのお金を無駄使いして帰ってきた弟のために、お祝いをするなんてひどい」。お父さんは優しく言いました。「私はいつもお前と一緒だ。家もお金も全部お前のものだよ。私がお前を大切にしているように、弟の方も私には大切なのだ。弟はいなくなっていたのに帰ってきた。だからお祝いしているのだよ」と。


神様のもとにいる幸せ


 たとえ話に出てくる弟息子はまさに所有に関心の高い人で、父親に自分の分け前を要求します。驚くべきことに父は彼の要求に応じます。分け前をもらった弟息子は父親のもとを離れます。自由になったと思ったでしょうが、その時から、彼の思いは虚しいものになっていきます。彼は父親が知らないであろう国へ行き、自分勝手な生活をし、結局は財産を使い果たすことになります。豚のエサも得ることができない程、貧しさを経験し、全てを失ったと思った時、気づきます。「お金もモノもある程度の安心を約束してくれますが、どれほど所有しても何とも言えない虚しさが残る」と。弟息子は幸いにも過ちを悟り、方向転換することができました。彼が戻ってくることを父親は外で立って待っているのです。私たちも神様のもとに立ち返るなら、神様は走り寄って来て私たちを抱きしめ、関係を回復させて下さいます。一方、兄の方は父親のもとにずっといて、何の不自由もなかったにも拘らずその幸いがわからないのです。御子イエス・キリストをも私たちに与えて下さる神様です。弟も、弟に嫉妬する兄も、父なる神様に愛されています。弟も、兄も等しく、御子イエス・キリストが命を投げ打って愛して下さった存在です。そしてあなたも、この喜びに入れられているのです。神様との関係によって真の幸いが得られます。神様のもとに立ち返り留まり続けましょう。




             2024年度 年間聖句

        「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、
            成長させて下さったのは神です。」
             (Ⅰコリント3章6節)
            
            

               今週の祈り

       ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
       ・病や困難の中にある友のために。
       ・広島牛田教会と西嶋佳弘、梅原久美子牧師のために。
            


               本日の集会
          (感染予防対策を講じながら行います)

       ・ 9:40~10:20  教会養育の時間
       ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
       ・10:30~11:30  主日礼拝 
       ・11:30~11:40  讃美歌練習 
       ・11:40~11:50  聖書通読、士師記13章(旧)p.404
       ・12:00~     「愛餐会」
                 どなたでもご参加いただけます。
                 お気軽にどうぞ。

                 「愛餐会」の後、11月定例役員会



               今週の集会

       ・聖研祈祷会  11月14日(木) 10:30-11:30  
        マルコによる福音書4:35~41 (新)p.68


 
      (信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の言葉に
       耳を傾けた後、”祈りに覚える教会”としてこの日
       同欄に紹介されている”広島牛田教会”のお働きを
       覚えて祈りを合わせます。)

 



               次主日のご案内

       降誕前第6主日     11月17日(日)

       ・教会養育の時間     午前 9:40~10:20
       ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
       ・主日礼拝       午前10:30~11:30

         司 式 : 細井伝道師
         交 読 : 詩編 93編
         聖 書 : ルカ19章1~10節(新)p.146
         説 教 :「イエス様の優しいまなざし」三原牧師
         献 金 : 献金奉仕者
         奏 楽 : ヒムプレーヤー
         讃美歌 : 21-57(ガリラヤの風かおる丘で)
              21-280(まぶねのなかに)
              21-470(やさしい目が)



       ・礼拝後の集会

         ・讃美歌練習、聖書通読:士師記20章 (旧)p.415
         ・お茶の会    どなたでもご参加いただけます。
              



 


         「障がい者」週間  (11月10日〜16日)


    日本キリスト教協議会と教会問題委員会は、1981年の国連
    「国際障がい者年」に際し、「障がい者」の(完全参加と平等)
    の呼びかけに答え、以来、11月第2主日の週を「障がい者」
    週間として守るように呼びかけています。

    本年は2024年11月10日(日)〜16日(土)です。
    皆さんが「障がい者」週間を覚え、聖書の理解を深めて、教会
    と「障がい者」の問題のありようを吟味し、改めて差別と偏見
    の「垣根」を取り除く機会としてお用いください。

           (日本キリスト教協議会ホームページより)
 




 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

      新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
     自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
     2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
     すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
     されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
     実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
     とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
     お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
     に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
     に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
     で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
     お願い申し上げます。
      なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
     お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
     当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
     ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
     早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
     と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
     りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。


                 2021.2.7 牧師・三原信惠



               その他の報告 

           「新つつみ通信」第6号発行
      
         牧師の巻頭言ほか、被災地訪問の記、教団
        伝道交付金を用いた「教会養育」一年の歩み
        など、2023年度の茅ヶ崎堤伝道所の活動
        を特集して、今年の春に発行しました。
        来会される方々にお配りしています。

          

         


            ■ 前向き・肯定的に!

       わたしたちの社会がコロナ禍に直面して、4年余りの
      月日が経過しました。これまで経験したことのない大き
      な災いによって、一日一日を生きること、そして、キリ
      スト者にとっては、教会に集って礼拝を献げることが、
      決して当たり前のことではないことを学ぶことができま
      した。この与えられた時を大切に、意味あるものとして
      過ごすために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日
      (日)より「聖書通読」を再開しました。
       信仰の原点に帰って御言葉に聴き、おたがいが担って
      いる試練や痛みを覚えながら、共に祈り合い、支え合い
      ながら歩みを進め、2022年12月31日に旧約聖書39巻の
      通読を行うことができました。主の見守りと導きに感謝
      すると共に、教会に連なる皆様一人一人の祈りとご奉仕
      によって支えられたことに、心より感謝を申し上げます。

       2024年4月1日より、第3回目の聖書通読を始め
      ました。どなたでも無理なく通読できるように一日一章
      づつ読んでいます。

             

                

 
             ■ 先週の集会報告

    ・教会養育  11月3日(日)男1、女2、 計 3名
    ・主日礼拝  11月3日(日)男5、女7、 計12名
    ・聖研祈祷会 11月7日(木)男2、女3、 計 5名

             ■ 献金の報告

    ・礼拝献金  11月3日(日)    10,500円
                      


    ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
     献金者の氏名は伏せさせていただきました。ご了承下さい。
      当伝道所は、教会内外の多くの方々から献げられた尊い献
      金によって支えられています。心より感謝を申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、  伝道師 細井 宏一
 更新: 2024.11. 7  by . mn


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