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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
聖霊降臨節第23主日礼拝
2024年10月20日 午前10時30分~
司 式 細井伝道師
奏 楽 ヒムプレーヤー
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司式者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇89篇 一 同
聖 書 ルカによる福音書 第7章36~50節
(新) p. 116
祈 祷 司式者
讃 美 歌 21-371番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-499番 一 同
説 教 「大きな愛」 牧 師
祈 祷 牧 師
讃 美 歌 21-171番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-91番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷)
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説教要約 印刷用PDF
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聖霊降臨節第23主日礼拝 説教要約
聖書 ルカによる福音書 第7章36~50節
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36 さて、あるファリサイ派の人が、一緒に食事をしてほしいと願ったので、イエスはその家に
入って食事の席に着かれた。
37 この町に一人の罪深い女がいた。イエスがファリサイ派の人の家に入って食事の席に着いて
おられるのを知り香油の入った石膏の壺を持って来て、
38 後ろからイエスの足もとに近寄り、泣きながらその足を涙でぬらし始め、自分の髪の毛でぬぐ
い、イエスの足に接吻して香油を塗った。
39 イエスを招待したファリサイ派の人はこれを見て、「この人がもし預言者なら、自分に触れて
いる女がだれでどんな人か分かるはずだ。罪深い女なのに」と思った。
40 そこで、イエスがその人に向かって、「シモン、あなたに言いたいことがある」と言われると
、シモンは、「先生、おっしゃってください」と言った。
41 イエスはお話しになった。
「ある金貸しから、二人の人が金を借りていた。一人は五百デナリオン、もう一人は五十デナ
リオンである。
42 二人には返す金がなかったので、金貸しは両方の借金を帳消しにしてやった。二人のうち、
どちらが多くその金貸しを愛するだろうか。」
43 シモンは、「帳消しにしてもらった額の多い方だと思います」と答えた。
イエスは、「そのとおりだ」と言われた。
44 そして、女の方を振り向いて、シモンに言われた。
「この人を見ないか。わたしがあなたの家に入ったとき、あなたは足を洗う水もくれなかった
が、この人は涙でわたしの足をぬらし、髪の毛でぬぐってくれた。
45 あなたはわたしに接吻の挨拶もしなかったが、この人はわたしが入って来てから、わたしの足
に接吻してやまなかった。
46 あなたは頭にオリーブ油を塗ってくれなかったが、この人は足に香油を塗ってくれた。
47 だから、言っておく。この人が多くの罪を赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで
分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない。」
48 そして、イエスは女に、「あなたの罪は赦された」と言われた。
49 同席の人たちは、「罪まで赦すこの人は、いったい何者だろう」と考え始めた。
50 イエスは女に、「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい」と言われた。
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説教「大きな愛」要約
三原 信惠 牧師
① マルチン・ニーメラーの説教
今から56年前、1968年の出来事です。マルチン・二―メラ―が日本にやってまいりました。彼は第2次世界大戦時、ドイツ教会闘争を展開した告白教会の指導者で、ヒットラーと戦い、1938年に逮捕されて、8年間もの間、ダッハウの強制収容所での生活を余儀なくされました。そのニ―メラ―が関西学院大学で説教をなさるというのです。当時、私は新婚ホヤホヤ。夫は関西学院大学から、そう遠くない教会の伝道師をしていました。勿論、夫と私は二―メラ―を通して、ヒットラーのもと、ドイツ教会闘争、あるいは、ダッハウでの厳しい強制収容所生活の話が聞けるだろうことを期待して関西学院大学に行きました。大講堂に集まった他の方々も、同じような期待をもって集まった方々も多かっただろうと思います。けれども、ニ―メラ―は、私たちの期待に反して、苦しかった自らの体験には殆ど触れませんでした。その代わりに、戦後、まもなく見た、という「夢の話」をして下さいました。こんな夢です。ニ―メラ―の前に「黒い雲」が、突然、現れてきました。
② 「黒い雲」と「黄金の雲」
その「黒い雲」に続いて、もう一方から「黄金の雲」が現れてきて、彼の目の前で、「黒い雲」と「黄金の雲」が出会いました。その時「黒い雲」の中から忘れもしないあのアドルフ・ヒットラーの声がしたと言うのです。「主よ、お赦しください」と。すると「黄金の雲」の中から神様の声が聞こえました。「お前は、なぜ、あのようなことをしたのか」。ヒットラーは「お許しください。私は、あなたの福音を知りませんでした。誰も私に教えてくれなかったのです。福音を私は一度も聞いたことがないのです。全く、福音を知りませんでした」と。夢から覚めた時二―メラ―は、びっしょり汗をかいていました。今まで気づかずにいた自らの大きな罪を指摘され、汗まみれになっていました。そして彼の内に深く迫ってきたのは、ヒットラーの大罪は、私たちクリスチャンの罪だったということでした。熱心に伝道しなかった罪のゆえに、あのような悲劇が歴史の中に起こってしまったのだ。そう彼は深く悔い改めて懺悔し、全世界に出て行って福音を宣べ伝える牧師になったそうです。
③ 大きな愛
今日のお話しに出てくる女の人は、皆から「神様の約束を守らないダメな人だ」「罪人であるから、一緒に食事なんかしたくない」と言われ、嫌われていました。イエス様があるお家で食事をしている時、その女の人はイエス様の足を自分の涙でぬらし髪の毛でその足をぬぐって高価な香油を塗りました。その女の人に向かってイエス様は、「あなたの罪はゆるされたよ」と言いました。どんな人でも、嘘をついたり悪い事をしてしまったりします。そんな時、神様に、「ごめんなさい。今日こんな事をして、その人を傷つけてしまいました。もうそんな事をしないように力づけて下さい。明日その人に『ごめんなさい』を言えますように」と神様にお話ししましょう。神様は私たちをゆるし、励まして下さいます。神様の恵みに応えて、互いを受け入れ、共に愛の業に生きる時、神様の平安があります。
(祈り) 我らの主にして、すべてを支配したもう全能の神さま!
どうか私たちの耳を開いて、御霊が私たちに告げる課題と使命とを聞き取らせて下さい。どうか
私たちの目を開いて、あなたの御子イエス・キリストの福音を聞こうと待っている人々を見出させて下さい。私たちの足を、その人たちに向けさせ、私たちの口を開かせてあなたのご支配について、
御子イエス・キリストについて語らせて下さい。我らの主イエス・キリストによって アーメン
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2024年度 年間聖句
「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、
成長させて下さったのは神です。」
(Ⅰコリント3章6節)
今週の祈り
・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・土佐嶺北教会と徳安早人牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・ 9:40~10:10 教会養育の時間
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:30 主日礼拝
・11:30~11:45 讃美歌練習
・11:45~11:55 聖書通読 ヨシュア記16章
(旧)p.364
・11:55~ 「お茶の会」
どなたでもご参加いただけます。
お気軽にどうぞ。
今週の集会
・聖研祈祷会 10月24日(木) 10:30-11:30
コロサイの信徒への手紙2:16~3:11 (新)p.370
(信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の言葉に
耳を傾けた後、”祈りに覚える教会”としてこの日
同欄に紹介されている ”土佐嶺北教会”のお働きを
覚えて祈りを合わせます。)
次主日のご案内
■降誕前第9主日 10月27日(日)
・教会養育の時間 午前 9:40~10:10
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:30
司 式 : 細井伝道師
交 読 : 詩編 90編
聖 書 : ルカ10章38~42節(新)p.127
説 教 :「主の言葉に聞き入る」三原牧師
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-120(主はわがかいぬし)
21-463(わがゆくみち)
21-493(いつくしみ深い)
・礼拝後の集会
・讃美歌練習、聖書通読 ヨシュア記23章(旧)p.375
・お茶の会 どなたでもご参加いただけます。
・ 本日の礼拝献金は、能登半島地震の被災者・被災教会の
復興のためにお捧げします。(10月13日役員会決定事項)
・ 先週月曜日、ご高齢の教会員 M.I さんの療養先を訪問し、
穏やかにお暮しのご様子を見て参りましたが、昨日朝、
御長男様より体調が急変したとの連絡をいただきました。
現在、病院にて治療中ですが予断を許さない状態という
ことです。伝道所に集われる皆様お一人おひとりと心を
合わせ、主の平安をお祈りいたします。
新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠 |
その他の報告
「新つつみ通信」第6号発行
牧師の巻頭言ほか、被災地訪問の記、教団
伝道交付金を用いた「教会養育」一年の歩み
など、2023年度の茅ヶ崎堤伝道所の活動
を特集して、今年の春に発行しました。
来会される方々にお配りしています。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちの社会がコロナ禍に直面して、4年余りの
月日が経過しました。これまで経験したことのない大き
な災いによって、一日一日を生きること、そして、キリ
スト者にとっては、教会に集って礼拝を献げることが、
決して当たり前のことではないことを学ぶことができま
した。この与えられた時を大切に、意味あるものとして
過ごすために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日
(日)より「聖書通読」を再開しました。
信仰の原点に帰って御言葉に聴き、おたがいが担って
いる試練や痛みを覚えながら、共に祈り合い、支え合い
ながら歩みを進め、2022年12月31日に旧約聖書39巻の
通読を行うことができました。主の見守りと導きに感謝
すると共に、教会に連なる皆様一人一人の祈りとご奉仕
によって支えられたことに、心より感謝を申し上げます。
2024年4月1日より、第3回目の聖書通読を始め
ました。どなたでも無理なく通読できるように一日一章
づつ読んでいます。
■ 先週の集会報告
・教会養育 10月13日(日)男3、女5、 計 8名
・主日礼拝 10月13日(日)男4、女7、 計11名
・愛 餐 会 10月13日(日)男3、女5、 計 8名
・聖研祈祷会 10月17日(木)男2、女3、 計 5名
■ 献金の報告
・礼拝献金 10月13日(日) 6、650円
※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
献金者の氏名は伏せさせていただきました。ご了承下さい。
当伝道所は、教会内外の多くの方々から献げられた尊い献
金によって支えられています。心より感謝を申し上げます。
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