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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
聖霊降臨節第22主日礼拝
2024年10月13日 午前10時30分~
司 式 細井伝道師
奏 楽 奏楽奉仕者
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司式者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇88篇 一 同
聖 書 ルカによる福音書 第5章1~11節
(新) p. 109
祈 祷 司式者
讃 美 歌 21-543番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-194番 一 同
説 教 「人間をとる漁師に」 牧 師
祈 祷 牧 師
讃 美 歌 21-290番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-91番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷)
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説教要約 印刷用PDF
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聖霊降臨節第22主日礼拝 説教要約
聖書 ルカによる福音書 第5章1~11節
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1 イエスがゲネサレト湖畔に立っておられると、神の言葉を聞こうとして、群衆がその周りに
押し寄せて来た。
2 イエスは、二そうの舟が岸にあるのを御覧になった。漁師たちは、舟から上がって網を洗って
いた。
3 そこでイエスは、そのうちの一そうであるシモンの持ち舟に乗り、岸から少し漕ぎ出すように
お頼みになった。そして、腰を下ろして舟から群衆に教え始められた。
4 話し終わったとき、シモンに、「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。
5 シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。
しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。
6 そして、漁師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。
7 そこで、もう一そうの舟にいる仲間に合図して、来て手を貸してくれるように頼んだ。
彼らは来て、二そうの舟を魚でいっぱいにしたので、舟は沈みそうになった。
8 これを見たシモン・ペトロは、イエスの足もとにひれ伏して、
「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者なのです」と言った。
9 とれた魚にシモンも一緒にいた者も皆驚いたからである。
10 シモンの仲間、ゼベダイの子のヤコブもヨハネも同様だった。すると、イエスはシモンに
言われた。
「恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる。」
11 そこで、彼らは舟を陸に引き上げ、すべてを捨ててイエスに従った。
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説教「人間をとる漁師に」要約
三原 信惠 牧師
① 聖書を知る
今朝の聖書箇所の話は、マタイとマルコ福音書にも記されています。ルカ福音書がユニークなのは、この出来事がガリラヤ湖での豊漁の出来事を通して、ペトロを中心に描いている所です。ゲネサレト湖(1)とは、ガリラヤ湖のことです。湖畔に立っておられるイエスから「神の言葉」を聞こうとして群衆が押し寄せていました。イエスはシモン(後のペトロ)に沖に漕ぎ出して漁をするようにお命じになります。ベテランの漁師は、日が高くなると魚はとれないことを経験で知っています。シモンもまずは「私たちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした」(5)と言ってから、「しかし、あなたの言葉の上に、私は網を降ろしてみましょう」(直訳)と応えました。前半の「私たち」が、後半では「私」に変えられています。主語が変わることで、網を降ろそうと決断したシモンの心が示されています。この決断の基礎となったのはイエスの言葉です。結果は網が破れそうになるほどの大漁でした。これを見たシモンがイエスに「先生」(5)ではなく「主よ」(8)と呼びかけています。
② 「もう一度、漁をしなさい」
「イエス様!私たちに神様の話を聞かせて下さい!」ゲネサレトの湖の岸辺に、イエス様を取り囲むように大勢の人が押し寄せてきました。そこでイエス様は岸辺にある舟を見つけて、そのうちの一つに乗り込み、「よければ、岸から少し漕ぎ出してほしい」と漁師に言われました。「この舟は私のものです。私はシモンといいます。以前あなたに、母を癒して頂いた者です」そう言い乍ら、シモンが岸辺を見ると沢山の人がこの人を見つめています。シモンはビックリし乍ら、舟を岸から少し漕ぎ出しました。イエス様は腰を下ろして舟から人々に向かって話をされました。話が終わると、イエス様は岸に戻ろうとしたシモンに向かって言われました。「そうではない、シモン。もう一度、沖に漕ぎ出して、漁をしなさい」。「先生、今、『もう一度、漁をしなさい』っておっしゃいましたね? 私たちは昨晩、夜通し漁をして、一匹の魚もとれなかったんですよ。それに、こんな昼間に、魚がとれるはずがありません。でも、あなた様がそうおっしゃるなら、もう一度、やってみましょう!」。
③ 人間をとる漁師に
シモンと、仲間の二人の漁師たちも、自分たちの舟を沖に漕ぎ出して、網を投げました。するとしばらくして、シモンの大きな声がしました。「おーい、早く来てくれ!手を貸してくれ、魚がいっぱいで網が破れそうだ。とても引き上げられない!」仲間たちが近づいて、力を合わせて、どうにか網を引き上げました。あまりにも魚がいっぱいとれたので、舟は沈みそうになりました。シモンたちは何とか岸に戻りました。 魚でいっぱいになった舟を見て、シモン・ペトロは、もうビックリ!シモンはイエス様の足もとにひれ伏して言いました。「主よ、わたしから離れて下さい。わたしは罪深い者なのです」。 シモンは自分の力ではなく、ただ、イエス様が持っている神の力によって、魚がたくさんとれたこと、神の力をまったく分かっていなかった自分の間違いを知りました。 仲間のヤコブとヨハネもイエス様の前にひざまずきました。するとイエス様は、微笑んでシモンに言われました。「恐れることはない。これから あなたは人間をとる漁師になるのだよ」。 喜んだシモンは、舟や網や家族を捨てて、イエス様に従いました。 イエス様の訪問から導かれた、イエス様とペトロのかけがえのない出会いは、大漁よりも、大きな神の恵みであることを、物語っています。
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2024年度 年間聖句
「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、
成長させて下さったのは神です。」
(Ⅰコリント3章6節)
今週の祈り
・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・土佐福音教会と田島和徳牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・ 9:40~10:10 教会養育の時間
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:30 主日礼拝
・11:30~11:45 讃美歌練習
・11:45~12:00 聖書通読(旧)p,352、愛餐会準備
・12:00~ 愛餐会
どなたでもご参加いただけます。
お気軽にどうぞ。
10月定例役員会(愛餐会後)
今週の集会
・聖研祈祷会 10月17日(木) 10:30-11:30
マタイによる福音書7:1~12 (新)p.11
(信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の言葉に
耳を傾けた後、”祈りに覚える教会”としてこの日
同欄に紹介されている ”土佐福音教会”のお働きを
覚えて祈りを合わせます。)
次主日のご案内
■聖霊降臨節第23主日 10月20日(日)
・教会養育の時間 午前 9:40~10:10
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:30
司 式 : 細井伝道師
交 読 : 詩編 89編
聖 書 : ルカ 7章36~50節(新)p.116
説 教 :「大きな愛」 三原牧師
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-371(このこどもたちが)
21-499(平和の道具と)
21-171(かみさまの愛は)
・礼拝後の集会
・讃美歌練習、聖書通読 ヨシュア記16章(旧)p.364
・お茶の会 どなたでもご参加いただけます。
「 ことばのけしゴム 」
えんぴつでかいた字は 消しゴムで きえる
こくばんに かいた絵も こくばんふきで 消せる
口から出てしまった言葉 けす消しゴムないんだね
取り出せないんだね
きみの耳にささった ぼくのことば
忘れられないよ
僕の胸にささった きみの目
ことばを消す けしゴム
あったらなあ
(なかのひろ詩集『とうさんのラブレター』銀の鈴社)より
新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠 |
その他の報告
「新つつみ通信」第6号発行
牧師の巻頭言ほか、被災地訪問の記、教団
伝道交付金を用いた「教会養育」一年の歩み
など、2023年度の茅ヶ崎堤伝道所の活動
を特集して、今年の春に発行しました。
来会される方々にお配りしています。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちの社会がコロナ禍に直面して、4年余りの
月日が経過しました。これまで経験したことのない大き
な災いによって、一日一日を生きること、そして、キリ
スト者にとっては、教会に集って礼拝を献げることが、
決して当たり前のことではないことを学ぶことができま
した。この与えられた時を大切に、意味あるものとして
過ごすために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日
(日)より「聖書通読」を再開しました。
信仰の原点に帰って御言葉に聴き、おたがいが担って
いる試練や痛みを覚えながら、共に祈り合い、支え合い
ながら歩みを進め、2022年12月31日に旧約聖書39巻の
通読を行うことができました。主の見守りと導きに感謝
すると共に、教会に連なる皆様一人一人の祈りとご奉仕
によって支えられたことに、心より感謝を申し上げます。
2024年4月1日より、第3回目の聖書通読を始め
ました。どなたでも無理なく通読できるように一日一章
づつ読んでいます。
■ 先週の集会報告
・主日礼拝 10月 6日(日)男4、女6、 計10名
・愛 餐 会 10月 6日(日)男3、女5、 計 8名
・聖研祈祷会 10月10日(木)男2、女3、 計 5名
■ 献金の報告
・礼拝献金 10月 6日(日) 10、500円
※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
献金者の氏名は伏せさせていただきました。ご了承下さい。
当伝道所は、教会内外の多くの方々から献げられた尊い献
金によって支えられています。心より感謝を申し上げます。
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