2024年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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       日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
           聖霊降臨節第20主日礼拝 

       2024年9月29日   午前10時30分~

                
                   司 会    礼拝奉仕者

                   奏 楽    奏楽奉仕者



   前  奏    (黙  祷)
  
   招  詞                     司会者
  
   頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
   
   交  読    詩篇86篇            一 同
  
   聖  書    マタイによる福音書 22章1~10節 
                    (新) p. 42 


   祈  祷                    

   讃 美 歌     2157番           一 同
   
   使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

   讃 美 歌     21443          一 同
 
   説  教    「天の国のたとえ」         牧 師

   祈  祷                    牧 師

   讃 美 歌     21-373番          一 同


   献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
   感  謝                   献金奉仕者
  
   主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
   讃 美 歌     21
-91番           一 同

  
   祝  祷                     牧 師
  
   後  奏   (黙  祷)          

                                                               

                                                                    説教要約 印刷用PDF   

          聖霊降臨節第20主日礼拝  説教要約

       聖書  マタイによる福音書 22章1~10節
  

1 イエスは、また、たとえを用いて語られた。

2 「天の国は、ある王が王子のために婚宴を催したのに似ている。

3 王は家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。

4 そこでまた、次のように言って、別の家来たちを使いに出した。
 『招いておいた人々にこう言いなさい。「食事の用意が整いました。牛や肥えた家畜を屠って、
  すっかり用意ができています。さあ、婚宴においでください。」』

5 しかし、人々はそれを無視し、一人は畑に、一人は商売に出かけ、

6 また、他の人々は王の家来たちを捕まえて乱暴し、殺してしまった。

7 そこで、王は怒り、軍隊を送って、この人殺しどもを滅ぼし、その町を焼き払った。

8 そして、家来たちに言った。『婚宴の用意はできているが、招いておいた人々は、ふさわしく
  なかった。

9 だから、町の大通りに出て、見かけた者はだれでも婚宴に連れて来なさい。』

10 そこで、家来たちは通りに出て行き、見かけた人は善人も悪人も皆集めて来たので、婚宴は客
  で いっぱいになった。



 



           説教天の国のたとえ」要約
     
                       
三原 信惠 牧師

① 婚宴のたとえ


 当時は冷蔵庫も電子レンジもないので宴会は招待状を出して、参加の返事のあった人に、料理ができると「さあ、おいでください」と召使が案内に走りました。ところが、「参加します」とお返事をした人々が次々とドタキャンをして、王子の婚宴は空席だらけになりました。そこで、王は町の大通りから誰かれなく連れて来て婚宴の席を一杯にしました。ところがその中に礼服を着ていない人が一人いたので王は起こって外に放り出しなさいと言います。それは無体な、大通りから無理やり連れられて来たのだから平服のままで当然ですと思いますか? 当時の習慣では礼服は宴会場の入り口に積まれているのが常でした。ということはその人は、意図的に王子の婚宴に平服で出たということになります。「礼服」はマハラツォートで、着ていたものをハラツ「脱ぐ」が語源です。過去のことや敵対心を捨て参列する意思表明です。この人は過去を捨てることができませんでした。「招かれる人は多いが、選ばれる人は少ない」は、王の御用に選ばれる人は少ないという意味です。


② 婚宴の用意はできているが、招いておいた人々は、ふさわしくなかった                                (8節)

 ここに記された「王の婚宴のたとえ話」は、元来二つあったものを一つにしたと言われています。一つは、当時のユダヤ人に対する警告。せっかく神がイエス・キリストをつかわされたのに、人類の中で最初に招待を受け愛されているユダヤ人が、それを受け入れようとせず、預言者の言葉に耳を傾けず、ただ自分のことだけ考えて、畑に行ったり商売に行ったりしているのに対して、神の怒りがどんなに大きいかをイエス様は語られたものです。もう一つは王が、「食事の用意ができました」と言い、また「牛や肥えた家畜」(4節)とあり、この牛は王が大事に育てた牛です。本当に自分の最善のものを持って婚宴を催したのですから「さあ、おいでください」と招待したということです。私たちもこれを読むと、それほどまでにされたら招待を受けねばならないと思う。私たちは、神がそういった食事を整えられた集会に対して、何を犠牲にしているか。人と会う約束があるとか何とか言って、神が備えて下さる饗宴としての集会に出席しないことが多い。昔も今も変わらないと思う。


天の国のたとえ


 イエス様がこのたとえを語られた当時、ユダヤ人たちはローマの支配下にあっても「神の民」として誇りを持ち続けていましたが、ユダヤ人のリーダーたちは民を間違った方向へと導いていたため、イエス様はリーダーたちを批判しました。リーダーたちは「天の国」には神様に選ばれた「神の民」しか招かれないと教えていました。それに対して、イエス様はこのたとえを通して、この王の催した婚宴のようにすべての人たちが「天の国」に招かれていることを伝えました。「天の国」は、このたとえに出てくる、いい人も悪い人も招かれたパーティーのようだとイエス様は語られました。神様は全ての人たちを天の国に招いて下さっています。でも私たちは神様の声に気づけなかったり、その声を知らんぷりしてしまうことがあります。それでも神様は諦めず、声をかけて下さっています。なお、このたとえを通して伝える「天の国」は、預言者イザヤが伝えた世界のことです。それは、平和、シャロームが完全に実現した世界です。人間は何度も悲劇を繰り返しては、悔い改めて天の国に近づこうとしました。しかし残念なことに、未だ到達することが出来ていません。それでも諦めずに「天の国」に近づこうとする努力が、今まさにこの世界にある私たちに求められています。





             2024年度 年間聖句

        「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、
            成長させて下さったのは神です。」
             (Ⅰコリント3章6節)
            
            

               今週の祈り

       ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
       ・病や困難の中にある友のために。
       ・新居浜梅香教会と村上貴志牧師のために。
       ・次週「讃美歌特別指導」の髙浪晋一先生のために。
            


               本日の集会
          (感染予防対策を講じながら行います)

       ・ 9:40~10:10  教会養育の時間
       ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
       ・10:30~11:30  主日礼拝 
       ・11:30~11:45  讃美歌練習
       ・11:45~12:00  聖書通読:申命記29章(旧) p.327
       ・12:00~     「お茶の会」
                  どなたでもご参加いただけます。




               今週の集会

       ・聖研祈祷会  10月3日(木) 10:30-11:30  
         使徒言行録27章1~12節 (新)p.267
 
      (信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の言葉に
       耳を傾けた後、”祈りに覚える教会”としてこの日
       同欄に紹介されている ”新居浜梅香教会”のお働き
       を覚えて祈りを合わせます。)

 



               次主日のご案内

        聖霊降臨節第21主日  10月6日(日)

       ・教会養育の時間     午前 9:40~10:10
       ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
       ・主日礼拝       午前10:30~11:45

         司 式 : 細井伝道師
         交 読 : 詩編 87編
         聖 書 : ルカ 2章41~52節  
                     (新)p.104  

         説 教 :「12歳のイエス様」三原牧師
         配 餐 : 細井伝道師
         献 金 : 献金奉仕者
         奏 楽 : 奏楽奉仕者
         讃美歌 : 21-543(キリストの前に)
              21-194(神様はそのひとり子を)
         (聖餐式) 21ー81 (主の食卓を囲み)

       ・礼拝後の集会
         ・髙浪晋一先生による「讃美歌特別指導」
         ・愛餐会 「髙浪晋一先生を囲んで」
              どなたでもご参加いただけます。
              お気軽にお越しください。





  
 
           「みんなで歌う楽しさ」  
                      白井 健策

     歌を歌う。これは、人間に与えられた能力の中で最もすば
    らしいものの一つだと思う。上手下手はあっても、声が出せ
    るならば、歌えない人はいない。「でも待って下さい、よく
    考えてみると、歌が口をついて出るというようなことは最近
    の生活ではついぞありません」という人もいるかもしれない。
    そういう人は、大いに歌うべし。歌ううちに、いつのまにか
    生活が変わっていることに気づくだろう。
    ひとりで歌うのもよいし、百人を超えるような大きな合唱団
    に加わって歌うのも悪くない。だが、二人でも三人でも四人
    でもよい、少人数で歌う重唱の快さと楽しさとを覚えたら、
    おそらく、これにまさるものはないと思うにちがいない。

     合唱が苦手だという人のために、ひとつの具体的な提案を
    したい。『讃美歌21』の504番「主よ、み手もて」を開いて、
    歌ってみてください。 讃美歌になじみがないという人にも
    聞き覚えがあるウェーバー作曲オペラ「魔弾の射手」の序曲
    の中で、ホルンの四重奏曲に詩がついたものです。
  


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

      新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
     自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
     2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
     すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
     されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
     実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
     とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
     お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
     に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
     に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
     で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
     お願い申し上げます。
      なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
     お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
     当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
     ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
     早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
     と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
     りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。


                 2021.2.7 牧師・三原信惠



               その他の報告 

           「新つつみ通信」第6号発行
      
         牧師の巻頭言ほか、被災地訪問の記、教団
        伝道交付金を用いた「教会養育」一年の歩み
        など、2023年度の茅ヶ崎堤伝道所の活動
        を特集して、今年の春に発行しました。
        来会される方々にお配りしています。

          

         


            ■ 前向き・肯定的に!

       わたしたちの社会がコロナ禍に直面して、4年余りの
      月日が経過しました。これまで経験したことのない大き
      な災いによって、一日一日を生きること、そして、キリ
      スト者にとっては、教会に集って礼拝を献げることが、
      決して当たり前のことではないことを学ぶことができま
      した。この与えられた時を大切に、意味あるものとして
      過ごすために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日
      (日)より「聖書通読」を再開しました。
       信仰の原点に帰って御言葉に聴き、おたがいが担って
      いる試練や痛みを覚えながら、共に祈り合い、支え合い
      ながら歩みを進め、2022年12月31日に旧約聖書39巻の
      通読を行うことができました。主の見守りと導きに感謝
      すると共に、教会に連なる皆様一人一人の祈りとご奉仕
      によって支えられたことに、心より感謝を申し上げます。

       2024年4月1日より、第3回目の聖書通読を始め
      ました。どなたでも無理なく通読できるように一日一章
      づつ読んでいます。

             

                

 
             ■ 先週の集会報告

    ・教会養育   9月22日(日)男2、女3、 計 5名
    ・主日礼拝   9月22日(日)男4、女8、 計12名
    ・聖研祈祷会  9月26日(木)男2、女4、 計 6名

             ■ 献金の報告

    ・礼拝献金   9月22日(日)  7、800円


    ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
     献金者の氏名は伏せさせていただきました。ご了承下さい。
      当伝道所は、教会内外の多くの方々から献げられた尊い献
      金によって支えられています。心より感謝を申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、  伝道師 細井 宏一
 更新: 2024. 9. 26  by . mn


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