2024年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第19主日礼拝 

     2024年9月22日   午前10時30分~

                
               司     細井伝道師

               奏 楽    ヒムプレーヤー



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇85篇            一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 23章37~39節 
                    (新) p. 48 


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21274          一 同
   
使徒信条    21-93番 4-A )       一  同

讃 美 歌     21433          一 同
 
説  教    「嘆くイエス様」          牧 師

祈  祷                    牧 師

讃 美 歌     21-443番          一 同


献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-91番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          ヒムプレーヤー

                                                               

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       聖霊降臨節第19主日礼拝  説教要約

    聖書 マタイによる福音書 23章37~39節
  


37  「エルサレム、エルサレム、
   預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、
   めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようと
   したことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。


38  見よ、お前たちの家は見捨てられて荒れ果てる。

39  言っておくが、お前たちは、
   『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言うときまで、
   今から後、決してわたしを見ることがない。」



 



       
説教「嘆くイエス様」要約


① 律法学者とファリサイ派の人々を非難する


 当時の律法学者やファリサイ派の人たちの欠点は、自分を正しい座において、色々なことを人々に教えますが、自分ではそれらを実行しなかったことです。普通、言うだけでそれを実行しない人の話などは聞くなと言いますが、イエス様は「彼らの言うことは真理を言っているのだから聞きなさい。しかし、彼らはそれを行っていないのだから、そのまねはするな」と言われました。かつてエルサレムの指導者たちは、神様から送られた預言者たちから何度も悔い改めを迫られましたが、その預言者たちを排除し殺害してきました。そして今、神様はイエス様やイエス様に従う人たちを送られましたが、預言者と同じような目にあわそうとしています。神様はかつてめん鳥が雛を羽の下に集めるように何度も集めようとしたが、指導者たちは悔い改めず応じなかった。今も応じようとしない。だから、エルサレム神殿も町も神様から見捨てられ、滅ぼされる。弟子たちや群衆たちの前で、エルサレムの指導者たち、律法学者やファリサイ派の人たちを偽善者だと厳しく非難しました。


② エルサレムの現状


 イエス様と弟子たちがエルサレムに行かれた時、エルサレムは大勢の人たちで賑わっていました。エルサレム神殿は大きくて豪華でした。他の人たちはそんなエルサレムに来るのが楽しみでしたので嬉しそうにしていましたが、イエス様はエルサレムで、神殿の人たちが人々の罪を赦す代わりに、貧しい人たちからもお金を取っているのを見ました。体が不自由で苦しんでいる人がいるのに誰も知らん顔して通り過ぎているのを見ました。人々から先生と言われて尊敬されている人たちや神様のご用をしている人たちまでも苦しんでいる人たちを助けようとしないだけでなく、もっと苦しめているのを見ました。イエス様はそんなエルサレムを見て悲しくなり皆の前でこう嘆かれました。神様はエルサレムを心配して何度も預言者たちを送って悔い改めを望んだのに悔い改めない。今に神様から見捨てられ滅ぼされる。(マタイ福音書が書かれた当時、既にエルサレム神殿は破壊されていました。しかし、イエス様がここで嘆かれた時は、まだ悔い改めるチャンスが残っていました)。


嘆くイエス様


 イエス様は、エルサレムに神の裁きを求めたのでも、のろいの言葉を投げかけたのでもありません。イエス様はエルサレムの現状を知り、このままでは崩壊を招くと嘆かれたのです。残念なことにイエス様の嘆きはエルサレムの指導者たちには届かず、70年にエルサレム神殿は破壊されてしまいました。マタイはその悲劇を知っていてこの記事を記したのでしょう。もしかすると、その悲劇を直接目撃したかもしれません。どうしてこんなことになってしまったのか。マタイの深い悲しみを想像します。イエス様の嘆きの言葉は、マタイ自身の嘆きでもあると思います。神様は、旧約聖書の預言者たちを何度も何度もエルサレムに送られては御心に敵った姿になるよう王たちに伝え続けました。しかしイエス様が見たエルサレムの姿は、神様の御心からほど遠い姿でした。当時のエルサレムで起こり、イエス様が嘆いた問題は、形は違えども今の世界や日本でも起こっています。イエス様はこの世界をご覧になられた時、きっと嘆かれることでしょう。でも、神様は忍耐強くこの世界を導いて下さるはずです。イエス様は、今も私たちの世界のことを心配しておられます。私たちは、イエス様がもう嘆かなくてもいいような世界に、イエス様が喜んで下さる世界になりますようにと心から願っています。神様がこの世界を導いて下さいますようにお祈り致しましょう!!





          2024年度 年間聖句

    「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、
        成長させて下さったのは神です。」
          (Ⅰコリント3章6節)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・石井教会と黒田道郎牧師のために。
                   
            


            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・ 9:40~10:10  教会養育の時間
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  讃美歌練習
    ・11:45~12:00  聖書通読:申命記22章(旧) p.314
    ・12:00~     「お茶の会」
              どなたでもご参加いただけます。




            今週の集会

    ・聖研祈祷会  9月26日(木) 10:30-11:30  
      使徒言行録23章12~36節 (新)p.260
 
   (信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の言葉に
    耳を傾けた後、”祈りに覚える教会”としてこの日
    同欄に紹介されている ”石井教会(徳島県)”の
    お働きを覚えて祈りを合わせます。)

 



            次主日のご案内

     聖霊降臨節第20主日  9月29日(日)
   

    ・教会養育の時間     午前 9:40~10:10
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 礼拝奉仕者
      交 読 : 詩編 86編
      聖 書 : マタイによる福音書22章1~10節
                     (新)p.42  

      説 教 :「天の国のたとえ」三原牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : ヒムプレーヤー
      讃美歌 : 21-57 (ガリラヤの風かおる丘で)
           21-443(冠も天の座も)
           21-373(戦い疲れた民に)

    ・礼拝後の集会
      讃美歌練習     担当:奏楽奉仕者
      聖書通読      申命記29章 (旧)p.327
      お茶の会     どなたでもどうぞ!
    





  
 
           「 祈 る 心 」  
                     蓮見 和男

   全ての動物の中で、人間だけが立って歩くと言われます。
  はって歩く動物は決して上を見ることができません。それは
  畳の上に四つんばいになってみると、すぐ分かることです。
  人間は、顔を少し上に向けるだけで天を見る事ができます。
  ですから、猫も犬も、仰向けにでもならない限り美しい青空
  をさえ見ることができないでしょう。

   そのように人間だけが神を仰ぎ、信じて「祈る」ことが出
  来るのではないでしょうか。よく「動物には鳴き声はあって
  も言葉がない、人間だけが言語を持つ」と言われます。これ
  には反論する人がいて「いや、動物にも言葉はある」と言い
  張ります。しかし動物が「祈る」とは誰も言えないでしょう。
  ただ、人間のみが祈るのです。永遠を思うことのできるのは
  人間のみに与えられた特権であります。しかし、私たちは、
  その永遠なる神の御計画を隅から隅まで知っているわけでは
  ありません。それゆえ私たちは神の前に祈るのです。
  「主よ、御心を教えて下さい」と。
 
  
  


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。


               2021.2.7 牧師・三原信惠



            その他の報告 

         「新つつみ通信」第6号発行
      
       牧師の巻頭言ほか、被災地訪問の記、教団
      伝道交付金を用いた「教会養育」一年の歩み
      など、2023年度の茅ヶ崎堤伝道所の活動
      を特集して、今年の春に発行しました。
      来会される方々にお配りしています。

        

         


          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちの社会がコロナ禍に直面して、4年余りの
    月日が経過しました。これまで経験したことのない大き
    な災いによって、一日一日を生きること、そして、キリ
    スト者にとっては、教会に集って礼拝を献げることが、
    決して当たり前のことではないことを学ぶことができま
    した。この与えられた時を大切に、意味あるものとして
    過ごすために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日
    (日)より「聖書通読」を再開しました。
     信仰の原点に帰って御言葉に聴き、おたがいが担って
    いる試練や痛みを覚えながら、共に祈り合い、支え合い
    ながら歩みを進め、2022年12月31日に旧約聖書39巻の
    通読を行うことができました。主の見守りと導きに感謝
    すると共に、教会に連なる皆様一人一人の祈りとご奉仕
    によって支えられたことに、心より感謝を申し上げます。

     2024年4月1日より、第3回目の聖書通読を始め
    ました。どなたでも無理なく通読できるように一日一章
    づつ読んでいます。

           

                

 
           ■ 先週の集会報告

  ・教会養育   9月15日(日)男3、女2、 計 5名
  ・主日礼拝   9月15日(日)男5、女8、 計13名
  ・聖研祈祷会  9月19日(木)男1、女4、 計 5名

           ■ 献金の報告
  【礼拝席上献金】  9月15日(日)  10、100円


 ※  個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の氏名は伏せさせていただきました。ご了承下さい。
   当伝道所は、教会内外の多くの方々から献げられた尊い献
   金によって支えられています。心より感謝を申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、  伝道師 細井 宏一
 更新: 2024. 9. 19  by . mn


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