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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
復活節第7主日礼拝
2024年5月12日 午前10時30分~
司 式 細井伝道師
奏 楽 奏楽奉仕者
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司式者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇66篇 一 同
聖 書 マタイによる福音書 第5章43~48節
(新) p. 8
祈 祷 司式者
讃 美 歌 21-125番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-552番 一 同
説 教 「みんなを愛します」 牧 師
祈 祷 牧 師
讃 美 歌 21-484番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-91番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷) 奏楽者
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説教要約 印刷用PDF
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復活節第7主日礼拝・説教要約
聖書 マタイによる福音書 第5章43~48節
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43 「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と
命じられている。
44 しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者の
ために祈りなさい。
45 あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人
にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせ
てくださるからである。
46 自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな
報いがあろうか。徴税人でも、同じことをしているではないか。
47 自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをした
ことになろうか。異邦人でさえ、同じことをしているではないか。
48 だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたが
たも完全な者となりなさい。」
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説教「みんなを愛します」要約
① 敵を愛しなさい(43節)
意地悪をする人や悪口を言う人を「いやだな」と思って憎むのは当然だよと思うかもしれません。仕返しをしたくなるかもしれません。 ゆうりさんは、お父さんがシンガポール人、お母さんが日本人。小学5年生までシンガポールで勉強していました。シンガポールの社会科教科書には、昔、日本の軍隊がシンガポールの町を破壊し、住んでいた人を苦しめたことが書いてありました。教室では、ゆうりさん以外は皆シンガポール人です。ゆうりさんは悲しくなりました。ゆうりさんは、日本は許せないと思いました。シンガポールでは楽しく過ごしていましたが、心のどこかに日本人であることの苦しみがありました。ゆうりさんはシンガポールの人をいじめたわけではないけれど、悪いことをした日本人の仲間だという思いがありました。シンガポールの人がゆうりさんを「敵」だと思っても仕方ありません。でも友達はゆうりさんと仲良くしてくれましたし、優しい先生もいました。ゆうりさんは自分が許されたように感じて、愛することは許すことだと教えられたのでした。
② 神様の全能の力によって敵をも愛する(48節)
敵をも愛する理由は、私たちが天の父の子となるためです(45節)。父である神様は、悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせて下さいます(同)。神様の子である私たちは、父である神様に倣う者です。祈りつつ愛を行うならば、神様がそのような人に変えて下さいます。イエス様は十字架の上で、自分を殺そうとしている人たちのためにお祈りしました。あの人たちを赦してあげて下さいと、父なる神様にお祈りしたのです(ルカ23:34)。またアメリカで黒人の選挙権などを求めて活動したマーティン・ルーサー・キング牧師は、「憎悪には愛で答え、肉体的暴力には魂の力で答える」と言い、それを実践しました。力による問題解決で希望を見ることはできません。非暴力の持つ道徳的な基盤に互いの足場を置くことで、希望を見出すことができます。「神様の全能の力によって敵をも愛する者」にならせて下さい」と祈ることにより私たちはイエス様が十字架の苦しみにより救って下さったことを思い出し、敵を愛する者に変えられていきます。
③ みんなを愛します
愛するとは相手に関心を持つことです。敵である人にも悲しみや苦しみがあることや、その人が神様を知らないことに思いを寄せるなら、憎むよりもその人が救われるように祈ることへと導かれるでしょう。相手に関心を持つことは簡単ではありません。相手の言い分を聞く努力が必要だからです。自分の正しさを主張することに一生懸命であればあるだけ、相手を知ろうとする努力がおろそかになります。 コスタリカでは平和教育として、対立する事柄を忍耐によって平和的に解決する方法を学んでいるそうです。神様は私たちのわがままを忍耐しておられます。この神様の忍耐は愛に根差しています。私たちも神様の子として、愛に根差した忍耐を学びたいと思います。もう一つ、愛することは赦すことです。敵であっても赦すことは、憎しみを終わらせる最善の方法です。憎しみは憎しみを生みます。愛することは憎しみを消し去ります。神様の子どもであるイエス様は、お父さまである神様の心をよく知っていました。神様がどんな人でも愛しておられたので、イエス様はどんな人でも大切にして、その人とお友達になりました。イエス様はご自分をいじめた人たちのことも愛しました。私たちもイエス様のように嫌いな人も含めて、みんなを愛していきましょう。
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2024年度 年間聖句
「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、
成長させて下さったのは神です。」
(Ⅰコリント3章6節)
今週の祈り
・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・赤間教会と奥園 淳牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・ 9:40~10:10 教会養育の時間
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:40 主日礼拝
・11:40~11:50 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
・11:50~12:00 聖書通読:創世記42章
(旧)p.74
・12:00~ 「愛餐会」どなたもどうぞ!
5月定例役員会「愛餐会」後
今週の集会
・聖研祈祷会 5月16日(木) 10:30-11:30
ヨハネの黙示録21:22~22:5
(新)p.479
・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の御
言葉に耳を傾けた後、”祈りに覚える教会”と
してこの日同欄に紹介されている”赤間教会”
のお働きを覚えて祈りを合わせます。
次主日のご案内
■ペンテコステ 5月19日(日)
(聖霊降臨日)
・教会養育の時間 午前 9:40~10:10
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:45
司 式 : 細井 伝道師
交 読 : 詩編 67編
聖 書 : 使徒言行録2章1~11節 (新)p.214
説 教 : 「みんなに神様を伝えます」三原 牧師
配 餐 : 配餐奉仕者
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-125(いかに幸いなこと)
21-552(若い日の道を)
21-81 (主の食卓を囲み)
・礼拝後の集会
讃美歌練習 担当:奏楽奉仕者
聖書通読 創世記49章
・ペンテコステ祝会: 愛燦会と証し会
自分の命を他の中に
日野原 重明
私たちは物を愛し,美を愛し,また友人を愛し、親を愛し、
子供を愛します。しかし、最も大切なことは、与えられた
自分のいのちを愛するということであって、自分のいのち
を愛することなしには、他人のいのちを愛するということ
はありえないのです。
「人、その友のために いのちを捨てる……」
このことばには、深い人間の愛が示されていますが、人の
いのちを救うこと、そのために自分のいのちを失うのでは
なしに、自分のいのちを他人のいのちのなかに大切に残し
ていくことです。
そういう意味で、私たちがめいめいに与えられたいのちを
ほんとうに大切に大切にし、大きないのちのなかに自己を
とけこますように行動したいと思います。
『きょうを生きる言葉 一日一篇』より
新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠 |
その他の報告
「新つつみ通信」第6号発行
牧師の巻頭言ほか、被災地訪問の記、教団
伝道交付金を用いた「教会養育」一年の歩み
など、2023年度の茅ヶ崎堤伝道所の活動
を特集して、3月31日(日)発行しました。
来会される皆様にお配りしています。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちの社会がコロナ禍に直面して、4年余りの
月日が経過しました。これまで経験したことのない大き
な災いによって、一日一日を生きること、そして、キリ
スト者にとっては、教会に集って礼拝を献げることが、
決して当たり前のことではないことを学ぶことができま
した。この与えられた時を大切に、意味あるものとして
過ごすために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日
(日)より「聖書通読」を再開しました。
信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、おたがいが担っ
ている試練や痛みを覚えながら、共に祈り合い、支え合
いながら歩みを進め、2022年12月31日をもって旧約聖書
39巻すべての通読を終了いたしました。主の見守りと
導きに感謝するとともに、教会に連なる皆様一人ひとり
の祈りとご奉仕によって支えられたことを思い、心より
感謝申し上げます。
204年4月1日より、第3回目の聖書通読を始めま
した。どなたでも無理なく通読できるように、一日一章
づつ読んでいます。
■ 先週の集会報告
・教会養育 5月5日(日)男2、女2、 計 4名
・主日礼拝 5月5日(日)男4、女6、 計10名
・聖研祈祷会 5月9日(木)男2、女3、 計 5名
■ 献金の報告
【 礼拝 献金 】 5月5日(日) 7,500円
※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
によって支えられています。心から感謝申し上げます。
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