2024年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          復活節第5主日礼拝

     2024年4月28日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇64篇            一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 第5章13~16節  
                   (新) p. 6 


祈  祷                     司式

讃 美 歌     2157番           一 同
   
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21125番          一 同
 
説  教    「ぴりっとかがやいて」      牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     2155番           一 同


献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-91番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)            奏楽

                                                             説教要約 印刷用PDF      

復活節第5主日礼拝・説教要約

    聖書  マタイによる福音書 第5章13~16節


 13  「あなたがたは地の塩である。
    だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が
    付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、
    人々に踏みつけられるだけである。

 14  あなたがたは世の光である。
    山の上にある町は、隠れることができない。  

 15  また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。
    燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。

 16  そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。
    人々が、あなたがたの立派な行いを見て、
    あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」


 



        
説教「ぴりっとかがやいて」要約


① あなたがたは地の塩である (13節)

 八つの祝福が語られた後に、イエス様は「あなたたちはどのような存在なのか」、そして「どのように生きていくのか」と迫ります。語られた祝福は聴いて終わりではありません。「あなたがたは地の塩である」と言われます。塩は私たちの生活の必需品です。食べ物に味を付けるというだけでなく、物が腐敗するのを防ぎます。「塩気がなくなれば」という言葉は、原語では「味がなくなる」の他に「愚かにする」というような意味も持っています。味がハッキリしないことを「味がぼやける」というような言い方をします。曖昧になって本来持っている良さをなくす、ということでしょう。更に、塩は清める役割も持っています。塩が本来の役割や働きをなくしたら、ただのザラザラした砂のようです。塩が塩でなくなるというのは、私たちにとって死活問題です。塩分が取れなければ私たちは死んでしまうからです。塩が本来の役割を担わなくなったら、この地は滅びます。たとえ数は少なくても、ピリッと味を利かせ、腐敗を止める塩はこの地になくてはならない存在なのです。

② あなたがたは世の光である (14節)

 もう一つ、「あなたがたは世の光である」と言われます。これは、私たち自身が光を発している存在だと誇ってよい、ということではありません。そうではなく、キリストのものである私たちがキリストに従って生きる時、「キリストの光」を放つということです。ですから、その光を隠したり、升の下に置いたりしてはならないのです。光を「燭台の上に置く」とは、自分の光や栄誉を輝かすことではありません。イエス様に従って、キリストの光を輝かすことです。その時、その光によって周りが明るく照らされます。「塩」と「世」は、私たちが足をつけて生きる地べたと、宇宙をも示す世界全体を表しています。私たちの足下から始まって、被造世界全体を視野に入れる壮大な広がりの中、自分がどのような役割を負う存在なのかを見つめさせられます。そしてここでは「あなたは」ではなく「あなたがたは」と呼びかけられています。私たちは個々人としてだけではなく、むしろ教会やキリスト者たち全体として「地の塩」であり、「世の光」である、と呼びかけられているのです。

ぴりっとかがやいて   

 イエス様は私たちに「地の塩になりなさい」「世の光になりなさい」ではなく、「地の塩である」「世の光である」と宣言されました。私たちは、すでにそのような存在にして頂いているのです。夏期修養会に行った時のことです。夜の食事の後、夜の散歩に出かけました。道は真っ暗、懐中電灯の光が頼りです。「ねえ、懐中電灯を消して、一人ずつ歩いてみない?」「うん、こわいけど、やってみようか」。そこで一人ずつ暗い道を歩きました。怖くて「キャー」と叫んだ人がいました。宿に戻り、明るい部屋に入って、やっとみんな安心しました。暗いのはいやですね。私たちの心も、嫌なことがあったりすると暗くなります。でも、暗い夜でも懐中電灯のような小さな光があれば安心できるように、暗い心の人のそばに光があれば、その人の心が明るくなり、安心することができます。心を照らす光はイエス様です。イエス様の光を受けた私たちは、小さくても明るい光になります。その光で暗くなっている人の心を明るく照らすことが出来ます。でも、塩も光も、しょっぱ過ぎたり、まぶし過ぎてもみんな困ってしまいます。どうしたら≪ぴりっと≫いい味になるか、みんなが明るく≪かがやいて≫いけるか、イエス様によく聴き、考えながら、進むことが大切です。



          2024年度 年間聖句

    「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、
        成長させて下さったのは神です。」
          (Ⅰコリント3章6節)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・読谷教会と具志堅 篤牧師のために。
                   
            


            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・ 9:40~10:10   教会養育の時間
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~12:00  聖書通読:創世記28章 (旧)p.45
    ・12:00~     「お茶の会」どなたもどうぞ!
            



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  5月2日(木) 10:30-11:30  
      ヨハネの黙示録 5章1~14節 (新)p.458 
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の御
     言葉に耳を傾けた後、”祈りに覚える教会”と
     してこの日同欄に紹介されている”読谷教会”
     のお働きを覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

     復活節第6主日   5月5日(日)

    ・教会養育の時間     午前 9:40~10:10
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:45
      司 式 : 細井 伝道師
      交 読 : 詩編 65編
      聖 書 : マタイ5章17~20節  
                     (新)p.7   

      説 教 : 「神様との約束」三原 牧師
      配 餐 : 配餐奉仕者
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-125(いかに幸いなこと)
           21-552(若い日の道を)
           21-81 (主の食卓を囲み)

    ・礼拝後の集会
      讃美歌練習     担当:奏楽奉仕者
      聖書通読      創世記35章
     「お茶の会」    どなたもどうぞ!



  
            伝道師コラム

       信仰の寛容性 あなたはどう考える?

   宗教多元主義という考え方がある。ジョン・ヒック(John
  Hick,1922-2012)がその代表的立場にある。さまざまな宗教
  が同じ社会に存在することを認め、お互いの価値を共有して
  共存していこうとする宗教的態度のことを言う。諸宗教は対
  立的な関係ではなく、相互補完的なものであるとみなすもの
  だ。「○○教」という特定宗教に固定化された枠組みに当ては
  まらない融合的なシンクレティズムなども、宗教多元主義の
  1つの形だ。神の唯一性を信条とする点や、他者を受け入れ
  て寛容や慈愛を説くが、明らかにキリスト教とは異質である。
   宗教多元主義は、他宗教への偏見と差別を払拭して寛容で
  あり、世界平和のためには必須の論理であるという主張も多
  く見られる。八百万の神という宗教観を持つわが国において
  は、賛成する人も多く、馴染み易いとも言えるだろう。
    しかし、「三位一体」ではない「唯一の神」が、全ての宗教に
  おいて「本質的には同一」であると説く点には、注意が必要だ。
  なぜなら、どの宗教も「同じ神」を信仰の対象としているのな
  ら、キリスト教の「キリストによる救いのみ」という教理・教
  義は誤りとなってしまい、極論すれば、人間の能力を神格化
  することになる無神論さえ受容してしまうからだ。要注意!
                      (細井 宏一)


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。


               2021.2.7 牧師・三原信惠



            その他の報告 

         「新つつみ通信」第6号発行
      
       牧師の巻頭言ほか、被災地訪問の記、教団
      伝道交付金を用いた「教会養育」一年の歩み
      など、2023年度の茅ヶ崎堤伝道所の活動
      を特集して、3月31日(日)発行しました。
      来会される皆様にお配りしています。

        

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちの社会がコロナ禍に直面して、4年余りの
    月日が経過しました。これまで経験したことのない大き
    な災いによって、一日一日を生きること、そして、キリ
    スト者にとっては、教会に集って礼拝を献げることが、
    決して当たり前のことではないことを学ぶことができま
    した。この与えられた時を大切に、意味あるものとして
    過ごすために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日
    (日)より「聖書通読」を再開しました。
     信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、おたがいが担っ
    ている試練や痛みを覚えながら、共に祈り合い、支え合
    いながら歩みを進め、2022年12月31日をもって旧約聖書
    39巻すべての通読を終了いたしました。主の見守りと
    導きに感謝するとともに、教会に連なる皆様一人ひとり
    の祈りとご奉仕によって支えられたことを思い、心より
    感謝申し上げます。

     204年4月1日より、第3回目の聖書通読を始めま
    した。どなたでも無理なく通読できるように、一日一章
    づつ読んでいきます。一人で読むというよりも”誰かと
    一緒に”と思いながら通読していくと励まされます。
    通読を通して、目には見えないつながりを発見できたら
    いいですね。
 

                

 
           ■ 先週の集会報告

  ・教会養育    4月21日(日)男1、女2、 計 3名
  ・主日礼拝    4月21日(日)男3、女6、 計 9名
  ・聖研祈祷会   4月25日(木)男1、女3、 計 4名

           ■ 献金の報告
  【 礼拝 献金 】  4月21日(日)   7,150円


  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2024. 4. 27  by . mn


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