2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

週報印刷用PDF

     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
           受難節第4主日礼拝

     2024年3月10日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇57篇            一 同
  
聖  書    ヨハネによる福音書 12章1~8節 
                   (新) p. 191 


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21463番          一 同
   
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21493番          一 同

説  教    「心からの気持ち」         牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21567番          一 同


献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-91番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)            奏楽 


         受難節第4主日礼拝 説教要約
     
   聖書  ヨハネによる福音書 6章60~71節

 
1 過越祭の六日前に、イエスはベタニアに行かれた。
  そこには、イエスが死者の中からよみがえらせたラザロがいた。


イエスのためにそこで夕食が用意され、マルタは給仕をしていた。
  ラザロは、イエスと共に食事の席に着いた人々の中にいた。


3 そのとき、マリアが純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ
  持って来て、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。

  家は香油の香りでいっぱいになった。

弟子の一人で、後にイエスを裏切るイスカリオテのユダが言った。

5 「なぜ、この香油を三百デナリオンで売って、貧しい人々に
   施さなかったのか。」

6 彼がこう言ったのは、貧しい人々のことを心にかけていたから
  ではない。彼は盗人であって、金入れを預かっていながら、
  その中身をごまかしていたからである。

7 イエスは言われた。「この人のするままにさせておきなさい。
   わたしの葬りの日のために、それを取って置いたのだから。


8 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるが、わたしはいつも
  一緒にいるわけではない。」

 
 
 
                        説教要約 印刷用PDF
                         
         説教「心からの気持ち」要約



① マリアがイエス様にしたこと

 イエス様が十字架にかかる一週間ほど前に、とても驚くことがありました。べタニアに住むマリアという女の人が、イエス様の足に香油を塗り、自分の髪でぬぐったのです。このことをイエス様はとても喜び、そして十字架へと向かっていく力も与えられました。女の人がイエス様の足に香油を塗り、それを髪でぬぐったという出来事は、四つの福音書すべてに記されています。今朝、拝読していただいたヨハネによる福音書の記事では、イエス様が十字架にかかるための準備というところが強調されています。場所はイエス様の友人でもあるマルタ、マリア、ラザロの家です。そこでマリアは、高価な油をイエス様の足に塗り、自分の髪でそれをぬぐいます。使われたのは三百デナリオンもするという「ナルドの香油」です。一デナリオンは一日の賃金にあたる額ですから、とても高価なものだったことがわかります。周りの人はみんな驚いたことでしょう。これを見ていたユダは、「なぜ、この香油を三百デナリオンで売って、貧しい人々に施さなかったのか」と言いました。


② 「油を注ぐ」という言葉の意味


 「油を注ぐ」という言葉には幾つかの意味があります。先ず旧約聖書のヘブライ語では、油注がれた者は「メシア(救い主)」で、新約聖書のギリシャ語における「キリスト」と同じ意味です。又、王や預言者、大祭司など特別な人がその仕事に就く時にも油が注がれました。そして、死者を葬る時にも油を塗って布で巻いてからお墓に納めました。マリアがイエス様に油を塗ったという行為は、これら三つの意味をすべて含んでいると考えられます。イエス様は救い主であり、神様から特別な使命を与えられており、これから十字架上の死へと向かわれるのです。ユダは、こんな高いものを一瞬で使ってしまうなんて、もったいないと思ったのでしょう。同じように、そこにいた人たちも、マリアがどうしてこんなことをするのか、よくわかりませんでしたが、マリアはイエス様に対する感謝の気持ち、そして大切にする気持ちからイエス様に塗りました。イエス様だけはそれを理解しました。心からのマリアの気持ちを受け取って、イエス様は十字架に向かって進んでいくのです。


心からの気持ち    

 以前「それって、あなたの感想ですよね?」という言葉が流行しました。この言葉の背景に「あなたの感想や気持ちじゃなく、もっとちゃんとした証拠を出して下さい。きちんとデータを知って、それに基づいて言って下さい」という意味があると思います。マリアがイエス様に油を注いだ事と、ユダが「そんなもったいないことをしないで、どうしてお金に困っている人にあげないの?」と言った事、どちらの方が私たちの心に響くでしょうか。ユダの言った事にも、考えれば一理あるような気がします。しかしユダの価値観の中心にあるのは、貧しい人ではなく、お金だったのでしょう。ユダの思いは「それって、あなたの感想ですよね?」という言葉の背景にあるものと似ています。マリアの行いは、決してお金だけが全てじゃなく、もっと大切な事があるんだよって事を私たちに教えています。数字に表せない、もっと大切なものがあります。損得ではなく、心からの気持ちでその人のためにしてあげる事。これが誰かを大切にする事です。その気持ちは受け取った人の心に届いて、励ましや勇気を与えます。イエス様もマリアの行いに、深く力づけられた事でしょう。イエス様はマリアの心からの気持ちを受け取り、自分が十字架につけられる不安や恐れを受け入れて、立ち向かう気持ちが生まれました。誰かを大切にすることは、その人を変えていく力があります。


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠







          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            
今週の祈り

    ・「能登半島地震」の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・新松戸幸谷教会と金ヨセフ、佐藤愛牧師のために。
         
          
            


            
本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:20  教会養育(
ジャガイモの袋栽培体験
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝  
    ・11:30~11:45  讃美歌練習 (担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~     お茶の会
              どなたでもどうぞ!
    ・12:00~     3月定例役員会
          

       


            
今週の集会

    ・聖研祈祷会  3月14日(木) 10:30-11:30  
      マルコによる福音書 13章1~13節 
                  (新)p.88
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
     御言葉に耳を傾けた後、”共に祈る教会”として
     この日、同欄に紹介されている新松戸幸谷教会の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。

 



            
次主日のご案内

    ■受難節第5主日    3月17日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:20
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 細井 宏一 伝道師
      交 読 : 詩編 58編
      聖 書 :
ヨハネによる福音書12章20~36節
                     (新)p.192   

      説 教 :「光の子になるために」 三原 牧師 
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-463(わが行くみち)
           21-493(いつくしみ深い)
           21ー502(光のある間に)
 
 


      礼拝後、 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
           「お茶の会」どなたでもどうぞ!




         ■ 中村匡克先生 召天のお知らせ

   聖書研究者・英文学者としてお働きの傍ら、当伝道所
  創設期より協力教師として長年に亘ってご尽力いただいた
  中村匡克先生が、去る2024年3月1日召天されました。
   そのお働きに心より感謝申し上げますとともに、謹んで
  お知らせいたします。





    ・教会養育のご案内
          「じゃがいもの袋栽培」
        3月3日・10(日)午前 9:40~10:20
                    チラシ印刷用PDF

       

      


      「能登半島地震緊急救援募金」のご報告

    2024年の歩みが始まると同時に、能登半島を中心に
   最大震度7の地震が発生いたしました。日本基督教団では
   能登半島地震による被災者の人道的支援・教会等の再建
   支援のため、ただちに緊急救援募金を開始いたしました。
    当伝道所では、1月第1主日~2月第1主日まで同募金
   の呼びかけを行いました。その結果、送料を差引かせてい
   ただいた31,337円を、送付先である日本基督教団
   社会委員会に献金いたしました。募金にご協力いただき
   ました方々に心より感謝申し上げます。
    能登半島地震で被災された皆様のお体が守られ、大切な
   存在とかけがえのないものを失った方々の悲しみが癒され
   ますようお祈りいたします。





          ■ 先週の集会報告

  ・教会養育の時間 3月3日(日)男5、女4、 計 9名
  ・主日礼拝    3月3日(日)男8、女7、 計15名
  ・聖研祈祷会   3月7日(木)男2、女3、 計 5名



          ■ 献 金 報 告
 【 礼拝 献金 】 3月3日(日)  6,315円
 
 

  ◎当伝道所は、教会内外の多くの方々からの尊い献金によって
   支えられています。心より感謝申し上げます。
   尚、個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   個人献金者の氏名は伏せさせていただきました。
   ご了承下さい。


                   
  

          その他のご案内とご報告
      




      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
    いただきました。感謝申し上げます。
    作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
    して毎主日礼拝にて讃美しています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読しています。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、 伝道師 細井 宏一
 更新: 2024. 3. 9  by  mn


Copyright 2010 Chigasaki Tutumi Dendosho  All Rights Reserved