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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
受難節第1主日礼拝
2024年2月18日 午前10時30分~
司 式 細井伝道師
奏 楽 奏楽奉仕者
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司式者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇54篇 一 同
聖 書 マタイによる福音書 第4章1~11節
(新) p. 4
祈 祷 司式者
讃 美 歌 21-58番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-416番 一 同
説 教 「誘惑に勝つ」 牧 師
祈 祷 牧 師
讃 美 歌 21-284番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-91番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷) 奏楽者
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受難節第1主日礼拝
聖書 マタイによる福音書 第4章1~11節
1 さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、
“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。
2 そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。
3 すると、誘惑する者が来て、イエスに言った。
「神の子なら、これらの石がパンになるように
命じたらどうだ。」
4 イエスはお答えになった。
「『人はパンだけで生きるものではない。
神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』と書いてある。」
5 次に、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、
神殿の屋根の端に立たせて、
6 言った。「神の子なら、飛び降りたらどうだ。
『神があなたのために天使たちに命じると、
あなたの足が石に打ち当たることのないように、
天使たちは手であなたを支える』と書いてある。」
7 イエスは、「『あなたの神である主を試してはならない』
とも書いてある」と言われた。
8 更に、悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、
世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、
9 「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、
これをみんな与えよう」と言った。
10 すると、イエスは言われた。「退け、サタン。
『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』
と書いてある。」
11 そこで、悪魔は離れ去った。
すると、天使たちが来てイエスに仕えた。
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説教要約 印刷用PDF
説教「誘惑に勝つ」要約
① イエス様のご受難
レント(四旬節)に入りました。今週から、イエス様のご受難について聖書に聴きます。イエス様は、救い主として歩み始める第一歩が、既に「受難」でした。バプテスマのヨハネから洗礼を受けられて(3:13以下)すぐ、荒野に行って断食しました。40日間も飲まず、食べずにいて弱っている時、悪魔の誘惑に遭われます。イエス様を荒野へ導いて行った“霊”(1節)は、受洗の時イエス様に降った「神の霊」です。悪魔の誘惑に遭うのは神様の御心によることでした。これに打ち勝つ事により、イエス様が神の御子であることが明らかにされ、同時にイエス様に従う者をも襲う誘惑の正体を暴いて私たちも戦うことが出来るようにするためです。最初の誘惑は、石にパンになるように命じよというものです。パン(食べ物)が生きるのに不可欠なのを誰よりも神様がよくご存じです。神様の御心に従うことを第一にして与えられている使命を果たそうとして歩めば必要なものはお与え下さいます。その神様への信頼を捨て、使命よりパンを得ることを第一にせよというのです。
② 悪魔の誘惑
イエス様は、最初の誘惑に申命記8章3節(マタイ4:4)によって神様の言葉(御心)によってこそ人は生きるのだと退けました。すると悪魔はイエス様を神殿の屋根の端に立たせ、「ここから跳び降りよ」と。これは、神様が助けて下さるかどうかを試してみよ、という誘惑です。助けられればイエス様が神の御子である事の証明になり、今後の歩みの保証と安心になるというのです。これに対して、イエス様は、申命記6章16節(マタイ4:7)によって、試すのは信頼していない証拠であり、神様のお護りは、試す必要ない程、確かだ、と退けました。最後は悪魔を拝むなら世の全ての国々とその栄華を与えようというものです。悪魔の本当の目的は神様に背を向けさせ自分を拝ませる事でした。イエス様は申命記6章13節(マタイ6:13)によって、この世の全ては神様のものであり神様にのみ仕えなければならないと退け、誘惑に打ち勝ちました。パンより、高所から跳び降りる力より、沢山のものを持つ事より、「本当の神様を信じることの方が大切だ」とイエス様は教えています。
③ 誘惑に勝つ
始めの二つの悪魔の言葉は知らずに読めば誰も誘惑だとは思わないようなものです。生きる為には先ずパンを用意すべき、神様のお護りを信じる為には、先ず試してみなければ…。これは人間の普通の考えです。自分の力や考えこそ自分を生かすものだという大前提に立っていますが、それは違います。命を自力で得た人はいません。神様から与えられ、初めて生きる事が出来ています。しかも神様はその命を「独り子をお与えになった程」(ヨハネ3:16)愛しておられます。生きるに必要な事はすべて備えて下さらないはずがありません。それは試す必要などないほど明らかで、確かな事です。だから人は本来、神様から離れては生きる事が出来ないのです。生きているつもりで実は自分を正しく生かす事が出来てはいないのです。神様の護りを信じ、命の先行きを委ね、どう生きるべきか、先ず神様(聖書)から聞いて従おうとする時はじめて自分を正しく生きる事が出来るのです。悪魔は、その道から人を引き離す為に人の普通の考えを後押しし虜にしようとする見えない力です。イエス様は自ら悪魔の誘惑に遭って打ち勝つ事により、その正体を明らかにして下さいました。私たちも悪魔の誘惑を見抜き打ち勝つ為に先ず礼拝で神様の御心(聖書)を聴き従いましょう! |
「灰の水曜日」と「レント」、そして「バレンタインデー」
「灰の水曜日」から「レント」は始まる。今年は2月14日だ。
このレントとは、キリストが苦難を受けたことを記念し、感
謝をもってそのことを思い起こす期間である。しかし、これ
まで教会では、レントにはキリストの受難ばかりが強調され
て、沈痛で重々しく、かつては断食までもが課せられてきた。
一方、2月14日は「バレンタインデー」。聖ウァレンティヌ
スに由来する記念日だ。キリスト教圏では、人々は大切な人
にチョコレートなどの贈り物をする喜ばしい日として過ごす。
今年は、「灰の水曜日」=「バレンタインデー」。実に面白い
コントラストがここにある。主イエスが苦しみを受け、十字
架上で死んで、その直後に罪の死を打ち破って勝利し、復活
して天に還られたということを、見事に表出しているからだ。
そんな主イエスの故に、私達は大いに喜び、豊かに愉しみ、
遠慮や忖度なく、力いっぱいに生きればよい。だって、私達
を重い罪から開放して、軽々と生きることが出来るようにす
るためにこそ、主イエスはレントを歩まれたのだから・・・。
さぁ、自らの人生を前へ前へと進めよう。やがて来たる
べき大いなる希望に向けて。Bon voyage (良い人生の旅を)!
コラム:細井 宏一
新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠
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2023年度 年間聖句
「見よ、新しいことをわたしは行う。
今や、それは芽生えている。」
(イザヤ書43章19節 a)
今週の祈り
・「能登半島地震」の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・三里塚教会と藤盛純子 牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・9:40~10:20 教会養育(大根の収穫)
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:30 主日礼拝
・11:30~11:45 讃美歌練習 (担当:奏楽奉仕者)
・11:45~ お茶の会。どなたでもどうぞ!
今週の集会
・聖研祈祷会 2月22日(木) 10:30-11:30
ガラテヤの信徒への手紙 2章11~21節
(新)p.344
・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
御言葉に耳を傾けた後、”共に祈る教会”として
この日、同欄に紹介されている”三里塚教会”の
お働きを覚えて祈りを合わせます。
次主日のご案内
■受難節第2主日 2月25日(日)
・教会養育の時間 午前 9:40~10:20
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:30
司 式 : 細井 宏一 伝道師
交 読 : 詩編 55編
聖 書 : ヨハネによる福音書9章32~33節
(新)p.185
説 教 :「イエス様こそ救い主」 三原 牧師
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-416(神の民は)
21-284(荒れ野の中で)
21-194(神様はそのひとり子を)
礼拝後、 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
「お茶の会」どなたでもどうぞ!
「能登半島地震緊急救援募金」のご報告
2024年の歩みが始まると同時に、能登半島を中心に
最大震度7の地震が発生いたしました。日本基督教団では
能登半島地震による被災者の人道的支援・教会等の再建
支援のため、ただちに緊急救援募金を開始いたしました。
当伝道所では、1月第1主日~2月第1主日まで同募金
の呼びかけを行いました。その結果、送料を差引かせてい
ただいた31,337円を、送付先である日本基督教団
社会委員会に献金いたしました。募金にご協力いただき
ました方々に心より感謝申し上げます。
能登半島地震で被災された皆様のお体が守られ、大切な
存在とかけがえのないものを失った方々の悲しみが癒され
ますようお祈りいたします。
■ 先週の集会報告
・教会養育の時間 2月11日(日)男2、女4、計 6名
・主日礼拝 2月11日(日)男4、女7、計11名
・聖研祈祷会 2月15日(木)男2、女3、計 5名
■ 献 金 報 告
【 礼拝 献金 】 2月11日(日) 8,200円
【ワンコイン献金】 2月11日(日) 2,000円
◎当伝道所は、教会内外の多くの方々からの尊い献金によって
支えられています。心より感謝申し上げます。
尚、個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
個人献金者の氏名は伏せさせていただきました。
ご了承下さい。
その他のご案内とご報告
■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」
今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
いただきました。感謝申し上げます。
作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
して毎主日礼拝にて讃美しています。
■「新つつみ通信・第5号」発行
三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
伝道所に来会される方々にお配りしています。
また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
あわせてお読みください。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
ではないことを学ぶことができました。
この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。
しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
から一日一章づつ通読しています。
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