2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          降誕前第2主日礼拝

     2023年12月17日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇46篇            一 同
  
聖  書    ヨハネによる福音書 第1章19~28節  
                      (新) p. 163 


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21231番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21242番(3節のみ)     一 同

説  教    「私はメシアではない」      牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21267番          一 同


献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-91番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

降誕前第2主日礼拝
説教
「私はメシアではない」要約

聖書  ヨハネによる福音書 第1章19~28節


「あなたは、どなたですか」(19節)

 ヨルダン川で洗礼を授けていたヨハネのところに、大勢の人が来ていました。「もしかしたら、あの人が救い主かもしれない」。そこで、調べに来た人たちが、洗礼者ヨハネに聞きました。「あなたは、どなたですか」。普通、こう聞かれたら名前や、何歳とか、どこから来た、どんな仕事をしているとか答えます。ところがヨハネは「わたしは救い主ではない」と答えました。不思議な答えです。周りの人たちも「えっ、救い主ではないのですか」とびっくりしています。「私は救い主だ!」と偉そうに言う人が、これまで大勢、現れては消えていきましたからね。ヨハネが何か偉そうなことを言うのではないかと思って、色々聞いてみましたが、「違います」「そうではありません」の一点張りです。調べに来た人たちは困ってしまいました。「あなたが救い主でないことはわかりました。それでは、「あなたは何なのですか」。すると洗礼者ヨハネは、聖書の言葉で答えました。「わたしは『主の道をまっすぐにせよ』と荒れ野で神様の言葉を伝える『声』です」と。

「わたしは荒れ野で叫ぶ声である」(23節)

 『声』は何かを告げたら消えていきます。それでいいのです。ヨハネの声を通して神様の言葉が届きます。皆が神様のおっしゃることに耳を傾けることができればそれでいいのです。証しする人自身が目立ったり、皆からほめられたりはしません。イエス様が本当に救い主であると指さすだけです。「主の道をまっすぐにせよ」「あなたのために主は来られる」「あなたは主に向かって歩き出しなさい」「ついていきなさい」。「私じゃない、あの方が主だ」。イエス様が私たちの所までおいでになる道は、天の父である神様から私たちまでつながる道です。イエス様はその同じ道を通って、今度は天の父である神様のところまで私たちを導いていきます。新しい大きな旅が始まります。この道でイエス様と出会います。交わりが生まれます。道が右や左に曲がっていたら向こうが見えなくなりますが、まっすぐになれば、はるか彼方まで見えるようになります。まっすぐにするのが、ヨハネです。み言葉も洗礼も聖霊も、私たちのためにまっすぐにしてくれます。

「わたしはメシアではない」(20節)   

 今までになかったような新しいものが現れると、それが正しいかどうかを取り調べるのが、エルサレムから来た祭司とレビ人たちの仕事です。彼らによるヨハネの取り調べが始まりました。「あなたがメシア(救い主)と呼ばれているといううわさがエルサレムまで届いていますが…」というような言葉が省略されているのでしょう。ヨハネは深い秘密を打ち明けるかのように、「わたしはメシアではない」と答えます。わたしはメシアではない、という人は、本当のメシアに道を開いて場所を空ける人です。自分が中心にはならない人です。「救い主はあなたがたの真ん中にいらっしゃいます。誰も見ようとしないし、信じようとしませんが、救い主にお仕えするために、わたしはいるのです」。ヨハネはそう言っているのです。ヨハネは重ねて言いました。「あなたがたはわたしがしている水の洗礼だけを見ているからわからないのです。もっと素晴らしいことをしてくださるお方が、もうあなたがたの中に来ておられます。わたしがいなくなった後に、あなたがたはそのお方を見ることでしょう。わたしは、その方をみんなより先に見て、お知らせしているのです。イエス様のほかに救いはありません。うれしい気持ちでクリスマスを待ちましょう。




        コペルニクスの信仰と地動説(太陽中心説)  

    12月に入って気温が下がり空気が澄んで夜空が美しい。
  星を見上げて宇宙を想う。そして、私達の地球が猛スピード
  で太陽を中心に周っているんだとも。人間がそのことに気づ
  いたのは16世紀。それまでの天動説による常識を覆すような
  コペルニクスの地動説の登場である。だから「コペルニクス
  的転換」とは、ものの考え方がガラッと変わる例えだ。でも、
  彼はそんな大発見しながらも、なぜか公表を控え続けた。
   ポーランドに生まれた彼は、37歳で天動説の矛盾点を見つけ、
  研究を重ねて62歳になって、大著「天球回転論」を記したが、
  公表しようとはしなかった。大発見をしたのに、なぜ?。
   私はこう思う。聖職者コペルニクスは、太陽も地球も神の
  創造物であり、宇宙の中心は神なのだから、地動説や天動説を
  超越した神中心ということこそが大切だと考えたに違いないと。
   ルネサンス以降の欧州では科学が急速に発達した。その中で、
  クリスチャンの科学者や哲学者に共通するのは、自然を探求
  することは、すなわち、神を理解することであると考えて、
  信仰と科学的探究に矛盾は無いと信じている点である。
   きっと、コペルニクスはとてつもない大研究をしながらも、
  それはただ神を知る業として、信仰生活の1コマにしか過ぎず、
  大騒ぎする必要などはない、と考えていたのだろう。イイネ!

                     
コラム・細井 宏一



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠





          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・四谷新生教会と滝澤貢牧師のために。
         
          
            


            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:20  教会養育(
クリスマス準備
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝    
    ・11:30~12:00  讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
    ・12:00~     お茶の会 どなたでもどうぞ!

    ・クリスマス・ページェント練習

                     

  
       


            今週の集会

    ・聖研祈祷会  12月21日(木) 10:30-11:30  
       ルカ福音書1章57~66節  (新)p.101 
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
     御言葉に耳を傾けた後、”共に祈る教会”として
     この日、同欄に紹介されている 四谷新生教会の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。

 



            次主日のご案内

    ■クリスマス・ページェント礼拝 12月24日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:20
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:45
      司 式 : 細井 宏一 伝道師 
      聖 書 :
ルカによる福音書2章14節
                    (新)p.103  

      説 教 :「天に栄光、地に平和」 三原牧師
      配 餐 : 配餐奉仕者 
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-231(久しく待ちにし)
           21-242(主を待ち望むアドベント)
           21-267(ああ、ベツレヘムよ)


    ・礼拝後の集会
        ・クリスマス祝会 礼拝後12:00~
         インマヌエルの主を寿ぎ、共に祝いましょう!
      






           
          その他のご案内とご報告
                   

     
             
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            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
    いただきました。感謝申し上げます。
    作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
    して毎主日礼拝にて讃美しています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読しています。
 



           ■ 先週の集会報告

  ・教会養育の時間 12月10日(日)男4、女6、計10名
  ・主日礼拝    12月10日(日)男4、女6、計10名
  ・聖研祈祷会   12月14日(木)男2、女5、計 7名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、 伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 12. 16  by  mn


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