2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          降誕前第5主日礼拝

     2023年11月26日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇43篇            一 同
  
聖  書    ルカによる福音書 第1章39~40節  
                  (新) p. 100 


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21264番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21241番          一 同

説  教    「マリアの大急ぎ」        牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21261番          一 同


献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-91番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

降誕前第5主日礼拝
説教
「マリアの大急ぎ」要約

聖書  ルカによる福音書 第1章39~40節


『受胎告知』に対するマリアの応答(29~38節)

 マリアの最初の応答は、「マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ」とあります(29節)。人間として当然の反応と言えましょう。マリアの第二の応答は、直接『受胎告知』に対するもので「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに」でした(34節)。これも人間として、当然の反応と思われます。そこで天使はマリアに、親戚にあたる老女エリサベトの懐妊を告げます。これがイエスに先立つ洗礼者のヨハネでした。「不妊の女と言われていたのにもう6ヶ月になっている。神にはできないことは何一つない」(36,37節)と天使は告げました。これに納得したかのように、彼女の第三の応答、「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」(38節)の声が聞こえてきます。立派な答えです。それから聖書には「その頃マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。そしてザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した」(39-40節)と続けられています。

マリアの大急ぎ(39~40節)

 私たちはマリアを神聖化していないでしょうか。あるいは又、ユダの町とガリラヤの町との距離感や地理的事情を無視してはいないでしょうか。私たちが「急いで行って来る」という時は、ごく身近な範囲に限られている筈です。が、ユダの山里ザカリアの家はエルサレムの西5キロのアイン・カレムにありました。ガリラヤのナザレからは直線距離でも100キロ以上、アフラ、セバスチア、シカル、ラマラ、エルサレムと屈折した瓦礫の山の尾根の道、普通でも3~4日かかる道。そんな危険を伴う険しい山道を女一人で、なぜ急いだか?マリアの応答を、もう一度、(戸惑い→懐疑→信仰告白) 振り返ると、立派な信仰告白をした後、改めて不安と不信が戻ってきた。この不安と不信を拭い去るには神のしるしを見る事、即ち、マリアの懐疑的な第二の応答の後、天使が告げたエリサベトの受胎の確証を得る事、不妊の女が現在は6ヶ月、今はユダの山里にいる。そう考えると、いてもたってもいられなくなったマリアは「急いで」アイン・カレムに向かったのでした。

マリアの讃歌(42~55節)  

 目的地に着けば当然の挨拶です。その時、二つの事をマリアは体験します。一つは懐妊のエリサベトの身体を直視して、天使の言葉の確証を得た事、これがマリアの疑い迷いを即座に氷解させました。二つはエリサベトによる更なる証しです。マリアが主の母である事、胎内の洗礼者ヨハネが喜んで踊った事をマリアに告げました(42~45節)。確証に新しい確証が追い討ちをかけた形になりました。その時、マリアの口から、いわゆる「マリアの讃歌」が歌われます。あの格調高い讃美と告白。これを美しいオラトリオ「マグニフィカート」に作り上げたのがJ・S・バッハです。ルカ1章47~55節にある讃美の歌です。アイン・カレムの『訪問の教会』の庭の壁には、『マリアの讃歌』が46ヵ国語で(勿論日本語も)刻まれています。世界中で愛されている讃美歌です。一度した告白の後でなぜ疑い、と問うてはなりません。ペトロも、トマスも、洗礼者ヨハネも、そして私たちも、人生は繰り返し寄せてくる荒波の中で、神への問いかけの連続です。それにも拘らず、まず告白、まず洗礼、まずキリストに従うのです。弟子たちもマリアも、まず歩みを始めた人たちでした。神は常に確証を与えながら導いて下さいます。信じていきましょう!




         収穫感謝祭(Thanksgiving Day)

    世界中のキリスト教会で行われる収穫感謝祭は、特に北米
   において盛んです。それは、1620年9月にメイフラワー号に
   乗って、イギリスから信仰の自由を求めて航海に出た清教徒
   達に由来します。彼らは同年11月に新天地・アメリカに錨
   を降して新しい生活を始めました。しかし、彼らにとって、
   初めての北米の冬は非常に厳しく、多くの同胞達が餓えや
   寒さで死んでいきました。しかし、その地のインディアン達
   が生き残った人々を助け、翌年の秋には彼らは新天地で最初
   の収穫を手にできたと言われています。そのことを感謝して
   献げられた礼拝が感謝祭の始まりであり、このことに込めら
   れた信仰にアメリカ合衆国の基盤を見ることが出来ます。
    この収穫感謝祭は、現代の私達にとっても非常に重要です。
   なぜなら、感謝祭が生活の豊かさを自らの力のみで得たか
   の様な錯覚をせず、自分を助けてくれる隣人の存在、そして、
   神の存在を、謙虚に感謝して仰ぐ大切な行事であるからです。
    自分の生活だけを考えるのではなく、神が全ての生きる
   ものを創造され、それらを喜ばれたことをキリスト者として
   真に受け止めていくことが大切なことだと思わされます。
   神から与えられた恵みを目一杯にうけ、そして、神への応答
   として、感謝をもって、神と隣人達と共に歩む生き方をこそ
   私達は神様に献げていきたいものです。
                     
コラム・細井 宏一


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠





          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・小樽公園通り教会と白﨑智之牧師のために。
         
          
            


            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:20  教会養育(
クリスマスオーナメント作り
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝    
    ・11:30~11:45  讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~12:00  聖書通読 テモテⅡ1章 (新)p.391
    ・12:00~     収穫感謝のお茶の会
                     

  
       


            今週の集会

    ・聖研祈祷会  11月30日(木) 10:30-11:30  
       ローマ12章9~21節   (新)p292 
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
     御言葉に耳を傾けた後、”共に祈る教会”として
     この日、同欄に紹介されている小樽公園通り教会
     のお働きを覚えて祈りを合わせます。

 



            次主日のご案内

      ■降誕前第4主日  12月3日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:20
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 細井 宏一 伝道師
      配 餐 : 配餐奉仕者 
      交 読 : 詩編 44編
      聖 書 :
ヨハネによる福音書7章25~31節
                    (新)p.178  

      説 教 :「イエス様はどこから」 三原牧師 
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-264(きよしこの夜)
           21-509(光の子になるため)
      (聖餐式) 21-81(主の食卓を囲み)


    ・礼拝後の集会
         ・讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
         ・聖書通読
           テフィレモンへの手紙 p.399
         ・お茶の会




           
          その他のご案内とご報告
                   

     
             
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            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
    いただきました。感謝申し上げます。
    作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
    して毎主日礼拝にて讃美しています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
    のある主日を除く)には、伝道師が当日の聖書箇所の朗読
    と解説を行います。


                       

   


           ■ 先週の集会報告

  ・教会養育の時間 11月19日(日)男3、女5、計 8名
  ・主日礼拝    11月19日(日)男4、女6、計10名
  ・聖研祈祷会   11月23日(木)男3、女3、計 6名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、 伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 11. 25  by  mn


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