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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
降誕前第6主日礼拝
2023年11月19日 午前10時30分~
司 式 細井伝道師
奏 楽 奏楽奉仕者
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司式者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇42篇 一 同
聖 書 マラキ書 第3章19~20節 (旧) p. 1501
祈 祷 司式者
讃 美 歌 21-264番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-252番 一 同
説 教 「クリスマスの起源」 牧 師
祈 祷 牧 師
讃 美 歌 21-261番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-91番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷) 奏楽奉仕者
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説教要約 印刷用PDF
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降誕前第6主日礼拝
説教「クリスマスの起源」要約
聖書 マラキ書 第3章19~20節
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① キリスト降誕祭
12月25日、クリスマス! この日程多くの人に覚えられ親しまれ、全世界の人々がこぞって祝う日はないでしょう。実は紀元3世紀迄は、クリスマスは守られなかったのです。なぜ? それは、原始教会はイエス・キリストの死と復活に一番重きを置いていたからです。彼らは次のように考えていました。「全ての主の日、即ち、日曜日というものは、イエス・キリストの復活されたことを祝う日であり、従って、“復活祭(イースター)”こそ、ただ一つの、教会の祝祭日である」と。しかし、もしも主イエスがこの世に来られていなかったとすれば、勿論キリストの死も復活も起こるわけがありません。新約聖書のマタイ・ルカ・ヨハネ福音書には主イエスの誕生について超自然的な背景と事件とが、荘重に記されているではありませんか。この事からすれば、原始教会は、イエスの誕生を全く無視していたわけではないでしょう。12月25日がクリスマスとして祝われるためにはキリスト教徒たちは様々の異教異端と戦わなければなりませんでした。
② 異教異端と戦う信仰の先輩たち
2世紀のエジプトではバシリデスと弟子が「イエスは一介の人間にすぎない。洗礼を受けた時、神の霊が降って神の養子とされた。従って1月6日を顕現節として守るように」と主張。教会は、「いや違う。イエスは生まれた時から神であられた。誕生日こそ祝うべきだ」と反論。やがて325年のニカヤ会議で「主は私達の人類のため、私達の救いのために降り、肉体を受けて人となった」と告白され、イエスの誕生が神ご自身の受肉である事に軍配があげられ、それを否定する全ての教えが異端として退けられ、クリスマスの日が要求されました。ローマでは、皇帝が全ての人に太陽神を拝むように命令し、宮を建て12月25日に大祝祭競技をする習慣でした。教会はマラキ書の「義の太陽が昇るのを見る」という言葉を“キリスト預言”と見るようになり、ミラノの監督アンブロシウスは「キリストこそ私たちの太陽だ」と説教。アウグスティヌスは12月25日に説教し「キリストは太陽ではなく太陽を創造された方。この方を礼拝すべきだ」と述べました。
③ クリスマスの起源
「日曜日」は英語でSunday直訳すれば「太陽の日」になりますが、2世紀中には“主の日”として守られていたものでした。コンスタンティヌス皇帝が日曜日を公認された公休日と指定したことから太陽神の大祝祭日である12月25日を「クリスマス」と決定したそうです。これが、クリスマスの起源です。このようにして、ローマで祝われだしたクリスマスは、東方に於いても偉大な説教者クリソストムによって導入されました。そして今日、イエス・キリストの誕生を全世界の人々が祝うように至っています。けれどもそれはいつの間にか、いわゆる「誕生日」のお祝いとあまり変わらないものになってはいないでしょうか。キリストの誕生は御馳走をし、歌って喜ぶような種類のものとは違うはずです。クリスマスは、キリスト+ミサ、キリスト礼拝です。天の御座を降り、神の姿にあることを堅く保とうとはしないで、僕の形をとってこの世に来て下さったキリスト。本当に大きくいまし、しかも私たちの為に最も小さくなって下さったキリスト。私たちの貧しさ、弱さ、悩み、苦しみ、全てを負うて下さった方。このキリストが己の栄えを捨てて、人間となられた日ではありませんか。自分の栄えを私たちも感謝を持って捨てましょう!
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新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠
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2023年度 年間聖句
「見よ、新しいことをわたしは行う。
今や、それは芽生えている。」
(イザヤ書43章19節 a)
今週の祈り
・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・真駒内教会と杉本和道牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・9:40~10:20 教会養育(クリスマスオーナメント作り)
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:30 主日礼拝
・11:30~11:45 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
・11:45~ 聖書通読 テサロニケⅡ3章p.282
・14:30~ 地区信徒研修会(於:藤沢教会)
今週の集会
・聖研祈祷会 11月23日(木) 10:30-11:30
ローマ10章5~13節 (新)p282
・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
御言葉に耳を傾けた後、”共に覚える教会”とし
て、この日、同欄に紹介されている真駒内教会の
お働きを覚えて祈りを合わせます。
次主日のご案内
■降誕前第5主日 11月26日(日)
・教会養育の時間 午前 9:40~10:20
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:30
司 式 : 細井 宏一 伝道師
交 読 : 詩編 43編
聖 書 : ルカによる福音書1章39~40節
(新)p.100
説 教 :「マリアの大急ぎ」 三原牧師
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-264(きよしこの夜)
21-241(来たり給えわれらの主よ)
21-261(もろびとこぞりて)
・礼拝後の集会
・讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
・聖書通読
テモテへの手紙(二)1章 p.391
・お茶の会
箴言12:27「勤勉な人は人類の貴い財産だ」に思う
日本では自虐的に「失われた30年」とよく言われる。でも、
ここ30年の暮らしの変化を見れば、社会は大きく前進した。
外出すれば街中で外国人に出会い、外国語の案内やアナウン
スは、既に日常の風景になっている。かように、日本の至る
所で国際化が進み、社会には人種・国籍などを問わない様々
な価値観や知識が交錯するダイバーシティーが溢れている。
一方、最近の脳科学研究により、人間は個体を守るために、
変化を恐れる防衛本能を備え、挑戦や新しい一歩を踏み出す
ことを阻む特性がある、ということが明らかにされている。
こうした変化を恐れる人間の限界を勤勉さで突破し、新潮
流を創り出す人間像が、現代という時代から希求されている。
キリスト者は、時代を超えて変わらぬキリストが共にいて下
さるからこそ、変化を起こし未来を穿つことが出来るのだ。
コラム:細井 宏一
その他の報告
■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」
今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
いただきました。感謝申し上げます。
作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
して毎主日礼拝にて讃美しています。
■「新つつみ通信・第5号」発行
三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
伝道所に来会される方々にお配りしています。
また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
あわせてお読みください。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
ではないことを学ぶことができました。
この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。
しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
のある主日を除く)には、伝道師が当日の聖書箇所の朗読
と解説を行います。
■ 先週の集会報告
・教会養育の時間 11月12日(日)男3、女5、計 8名
・主日礼拝 11月12日(日)男4、女7、計11名
・聖研祈祷会 11月16日(木)男3、女3、計 6名
※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
によって支えられています。心から感謝申し上げます。
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