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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
永眠者記念日礼拝
2023年11月5日 午前10時30分~
司 式 細井伝道師
配 餐 配餐奉仕者
奏 楽 奏楽奉仕者
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司式者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇40篇 一 同
聖 書 ヨハネの黙示録 第2章10節b
(新) p. 454
祈 祷 司式者
讃 美 歌 21-385番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-493番 一 同
説 教 「終わりのある人生を」 牧 師
聖 餐 式 (讃美歌21-81) 牧 師
讃 美 歌 21-484番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-91番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷) 奏楽奉仕者
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説教要約 印刷用PDF
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永眠者記念日礼拝
説教「終わりのある人生を」要約
聖書 ヨハネの黙示録 第2章10節 b
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① 永眠者記念日の意味
私たちの日本キリスト教団では、毎年11月の第一主日を「聖徒の日」として、永眠者記念日礼拝を行っております。私たちが行う「永眠者記念会」とか「永眠者記念日礼拝」は、決して、故人の供養と言いますか、死者のために冥福を祈る、死者のためにとりなしをすることにあるのではありません。この永眠者記念日の意味は、遺族を励まし、故人とその信仰を想起しながら、故人を生かした、主の恵みを覚え、感謝・讃美する中で、私たち一人ひとりが、自分の死を覚え、その死の準備をすることにこそ、この礼拝の意味があるのです。ドイツ語は、動物の死を「フェアエンデ」と言い、人間の死は「シュテルンベン」と言って、人と動物の死を区別しています。動物の死の場合、エンデは「終わり」、フェアは「減じていく」「終わりがますます終わりになっていく」ということを意味し、肉体が衰弱したら終わる、そういう死です。しかし、人間の死は、生命の終焉を自覚しての死です。私たちの生と死は神のご計画によって与えられているのです。
② 人生の終わり
「終わり」という言葉を私たち日本人はあまり好みません。結婚式などのお祝いの席でどのような文脈であったとしても、この「終わり」という言葉が出てきますと忽ちひんしゅくをかってしまうような風潮があります。それは終わりという意味が最後・もう先がなく、これでおしまいという悲劇的な雰囲気があるからだと思います。ところが英語のENDという言葉も、漢字の「終わり」即ち「しゅう」という言葉も、このような悲劇的・虚無的意味を持っているだけの単語ではないのです。ENDには完成とか目的という意味がありますし、漢字では最後の一点を指すのではなく蓄え充実してそこに至ることを、即ち、財産や食物が散逸しないで持続してあることを意味しているのです。中国最古の『詩経』に、次のような言葉があります。「初めのないものはない。しかし、終わりを勝ち得るものは少ない」。これが「有終の美」という意味だと思います。
③ 終わりのある人生を
それは優れて素晴らしい終わりとしての優秀の美ではなく、終わりの有る美、即ちオリンピックのマラソンランナーが走り通してゴールに入る素晴らしさを示しているのです。上位入賞者が有終の美を指しているのではなく、艱難辛苦の中で、途中で放り出さず、目的を達成し得ることを有終の美と表現しているのです。さて、それでは人生の終わりをあなたはいかに迎えようとされておられるのでしょうか。「子孫に美田を残さず」という言葉があります。それは今の私たちの関わりを見事に言い表していると言えますし、同時に今の時代の人生観をも示している言葉であるとも思います。『ヨハネの黙示録』の著者はスミルナの教会に向かって「死に至るまで忠実であれ」と呼びかけます。人生、苦しむことがありますが、主イエスに対する忠実を死に至るまで持続せよ」と言うのです。人生は、暦の2023年があと2月足らずで終わるように、確実に、何時の日にか、私たちはこの世からおさらばしなければなりません。どのように医学が進歩し、物質的豊かさが世界を覆い、戦争と自然破壊のない時代が仮に来ようと、私たちはいつの日にか、死なねばなりません。その時、あなたは「有終の美」を迎える生き方をしているでしょうか?あなたも死に至るまで持ち続ける価値あるもの主イエス・キリストを信じる信仰を持ってみませんか。
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新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠
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2023年度 年間聖句
「見よ、新しいことをわたしは行う。
今や、それは芽生えている。」
(イザヤ書43章19節 a)
今週の祈り
・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・新得教会と西間木公孝牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・9:40~10:20 教会養育(担当:三原 牧師)
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:45 永眠者記念礼拝
・11:45~12:00 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
・12:00~ 故人を偲ぶ会(自由参加です)
一足先に天に召された信仰の先達方の歩ま
れた道筋を想い起し、故人を偲びます。
今週の集会
・聖研祈祷会 11月9日(木) 10:30-11:30
ローマ5章12~21節 (新)p280
・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
御言葉に耳を傾けた後、”共に覚える教会”とし
て、この日、同欄に紹介されている”新得教会”
のお働きを覚えて祈りを合わせます。
次主日のご案内
■降誕前第7主日 11月12日(日)
・教会養育の時間 午前 9:40~10:20
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:30
司 式 : 細井伝道師
交 読 : 詩編 41編
聖 書 : マルコ 10章46~52節
(新)p.83
説 教 :「上着を脱ぎ捨て」 三原牧師
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-484(主われを愛す)
21-493(いつくしみ深い)
21-51 (愛するイェスよ)
・礼拝後の集会
・讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
・11月役員会:「お茶の会」の後
「小さな群れよ、恐れるな(ルカ12:32)」
この御言葉を見て、まさに堤伝道所は小さな群れだと思う。
でも、大きいとか小さいとか、そんなことは全く問題ではない。
なぜなら、単なる相対的な尺度に過ぎないのだから。
私が30年余り勤務してきたK製鋼は、売上高2兆5千億円
の巨大企業。同社に勤務していた頃、「N製鉄と比較してウチ
は小さいから、身の丈に合ったやり方で!」という、堅実そう
でいて、実は挑戦を放棄したかのような発言をよく耳にした。
そんな時いつも、K製鋼のどこが小さいのだ! そして、
なぜ、業界トップを目指さないのか!と、憤りを感じたものだ。
企業活動において、N製鉄は良い目標だと思っていたし、
自分達より前を走る相手を、早く追い越したいとも考えていた。
もちろん、企業経営として、十分な思慮なくリスクヘッジも
しない挑戦は、愚かであることは言うまでもない。しかし、
自らのサイズを自分で定めるようなことは、賢明である様に
見えるが、実は怠慢かつ傲慢な罪なのだ。なぜなら、神が創造
された被造物の在り方を、人間が決めつけているわけだから。
神は、私達に自らのサイズを勝手に定めたりせず、遠慮なく
求めるようにと促しておられる。ルカ12:32後半に続く御言葉
「あなたがたの父は喜んで神の国をくださる」が、その証左だ。
コラム:細井 宏一
その他の報告
■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」
今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
いただきました。感謝申し上げます。
作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
して毎主日礼拝にて讃美しています。
■「新つつみ通信・第5号」発行
三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
伝道所に来会される方々にお配りしています。
また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
あわせてお読みください。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
ではないことを学ぶことができました。
この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。
しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
のある主日を除く)には、伝道師が当日の聖書箇所の朗読
と解説を行います。
■ 先週の集会報告
・教会養育の時間 10月29日(日)男2、女8、計10名
・準備祈祷会 10月29日(日)男2、女8、計10名
・主日礼拝 10月29日(日)男2、女8、計10名
・聖研祈祷会 11月 2日(木)男2、女3、計 5名
※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
によって支えられています。心から感謝申し上げます。
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