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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
聖霊降臨節第21主日礼拝
2023年10月15日 午前10時30分~
司 式 細井伝道師
奏 楽 奏楽奉仕者
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司式者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇37篇 一 同
聖 書 マルコによる福音書 第10章23~25節
(新) p. 82
祈 祷 司式者
讃 美 歌 21-390番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-361番 一 同
説 教 「信じる者はだれでも」 牧 師
聖 餐 式 牧 師
讃 美 歌 21-507番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-91番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷) 奏楽奉仕者
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説教要約 印刷用PDF
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聖霊降臨節第21主日礼拝
説教「信じる者はだれでも」要約
聖書 マルコによる福音書 10章23~25節
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① 神の国に入る者とは どういう人なのか
今朝は金持ちの青年が出てきます。若くて、お金持ちで、心配ごとなど無さそうに見える青年ですが、不安なことがありました。それは「何をすれば」、永遠の命、神の国に入ることができるのか、という問いでした。青年はこれ迄たくさん努力して、お金持ちなったのでしょう。神の国に入ることも、自分の力で何かをしたら入れると考えた彼は、イエス様に「何をすれば永遠の命を受け継ぐことができるのか」尋ねました。するとイエス様は、十戒の掟を守っているかと聞き返します。イエス様は、「何かをすれば」永遠の命を手にすることができる、と間違った考えを持った青年の自信満々な心を崩そうとされました。本当は、青年は十戒を全部守ることなどできていませんでした。彼はお金が大好きで、第一の戒めから守れていませんでした。彼にとっての神様はイエス様ではなく、お金でした。だからイエス様は彼に、神の国に入るために執着しているものを捨てて、「わたしに従いなさい」と言います。青年はイエス様の前から立ち去り去りました。
② 金持ちが神の国に入るよりも、
らくだが針の穴を通る方がまだ易しい(25節)
イエス様は「金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい」と言われましたが、らくだと針の穴では、あまりに違いがひどくてわからないかもしれません。らくだは原文では「カメーロン」ですが、他の写本には「カミロン(ロープ)」ともあります。この方が、わかりやすいかもしれません。ユダヤ教では、「像を針の穴に通す」という言葉もあるそうです。昔のエルサレムの城壁の一部といわれる発掘箇所があります。そこには大きな門と、傍らに小さな門があります。この小さな門が、昔は「針の穴」と呼ばれたそうです。夜は門限ともなれば、大門は閉められて、小さな門、「針の穴」と呼ばれる門が開かれます。イエス様が言われたのは、この小門のことだと考えられています。とにかく、「金持ちが神の国に入るのは至難の業だ、ということの譬えなのです。ここでイエス様は、一般に考えられているように、「富める者は殆ど神の国に入れない、富を捨てなければ神の国に入ることはできない」と言われたのではありません。
③ 信じる者はだれでも
青年にとって、イエス様に従うことを妨げるものが財産でした。財産が悪いのではありません。清貧であることが永遠の命を受け継ぐ鍵とはなりません。イエス様は、ご自身に従うことを妨げているものが何かを21節で明らかにしたのです。私たちも、イエス様に従うことを妨げるものがあるのではないか、と問われています。捨てるべきことは、一人一人さまざまです。しかし、私たち自身の心が何かに執着しているならば、それはイエス様に従っていないことを意味している、ということを覚えたいと思います。私たちが永遠の命を受けるためにイエス様は十字架の上で命を捨てられたのです(25節)。私たち、人にはできないことでも、神さまには可能です。永遠の命を受けるためにすべきことは、弱い自分を認めつつ、イエス様がしてくださったことをただ感謝して受け取ることなのです。私たちは自分の頑張りによって永遠の命を受け継ぐことはできません。イエス様を信じることによって、永遠の命を受け継ぐのです。だから「何をすれば」と心配しなくても良いのです。私たちは弱い自分を認めて、イエス様がしてくださったことをいつも受け取り、喜んで生きて生きましょう。大丈夫!信じる者はだれでも神の国に入れるのです。
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「今、季節は秋 」
「あなたたちの土地に、秋の雨と春の雨を降らせる。
あなたには穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油の収穫がある」
(申命記 11章14節)
実りの秋、収穫の秋を迎えました。田畑の豊かさに心弾む季節。
これはまさに、神の恵みに他なりません。そして、豊かな実り
を喜び、感謝して分かち合うこと通して、益々その収穫は大き
なものに昇華されていきます。ならば、神にもっと大胆に求め
ましょう。今よりも更に大きなことや多くさんのものを、神に
向かって、祈りを通して求め、働きを通して願い、学びを通し
て追求するのです。神の前で真剣に求め続けることを神は喜ん
で下さるからです。
「願いなさい。そうすれば与えられ、
あなたがたは喜びで満たされる」
(ヨハネ福音書 16章24節)
とあります。大胆に求めれば良いのです。神は懸命に頑張って
求めた人に、豊かに実りを与えて下さいます。遠慮してはいけ
ません。神は私達が求めることを遥かに超えて与えようとして
下さっているのですから遠慮せず求めれば良いのです。躊躇せ
ず大胆に信仰をもって。神はドーンと来い!と仰っています。
コラム:細井 宏一
新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠
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2023年度 年間聖句
「見よ、新しいことをわたしは行う。
今や、それは芽生えている。」
(イザヤ書43章19節 a)
今週の祈り
・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・台湾教会と、うすきみどり牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・9:40~10:20 教会養育(大根の袋栽培3回目)
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:30 主日礼拝
・11:30~11:45 「被災地訪問の旅」報告
・11:45~12:00 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
・12:00~ 「お茶の会」どなたでもどうぞ!
10月役員会(「お茶の会」の後)
今週の集会
・聖研祈祷会 10月19日(木) 10:30-11:30
エステル記4章4節~5章14節 (旧)p.767
・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
御言葉に耳を傾けた後、”共に覚える教会”とし
て、この日、同欄に紹介されている「台湾教会」
のお働きを覚えて祈りを合わせます。
次主日のご案内
■聖霊降臨節第22主日 10月22日(日)
・教会養育の時間 午前 9:40~10:20
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:30
司 式 : 細井 宏一 伝道師
交 読 : 詩編 38編
聖 書 : 民数記6章22~27節 (旧)p.221
説 教 :「祝福の宣言に守られて」 三原牧師
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-390(主は教会の基となり)
21-361(この世はみな)
21-90 (主よ来たり、祝したまえ)
・礼拝後の集会
讃美歌練習 : 教会オルガニストが担当
聖書通読 : コリントの信徒への手紙(二)13章
(新)p.341
お茶の会 : 楽しい交わりの時です。
どなたもどうぞ!
その他の報告
■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」
今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
いただきました。感謝申し上げます。
作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
して毎主日礼拝にて讃美しています。
■「新つつみ通信・第5号」発行
三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
伝道所に来会される方々にお配りしています。
また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
あわせてお読みください。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
ではないことを学ぶことができました。
この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。
しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
のある主日を除く)には、細井伝道師が当日の聖書箇所の
朗読と解説を行います。
■ 先週の集会報告
・教会養育の時間 10月 8日(日)男2、女7、計9名
・準備祈祷会 10月 8日(日)男2、女7、計9名
・主日礼拝 10月 8日(日)男2、女7、計9名
・聖研祈祷会 10月12日(木)男2、女2、計4名
※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
によって支えられています。心から感謝申し上げます。
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