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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
聖霊降臨節第19主日礼拝
2023年10月1日 午前10時30分~
司 会 出 席 役 員
配 餐 配餐奉仕者
奏 楽 奏楽奉仕者
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司会者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇35篇 一 同
聖 書 マルコによる福音書 第10章6~9節
(新) p.81
祈 祷 司会者
讃 美 歌 21-390番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-419番 一 同
説 教 「助け合って生きる」 牧 師
聖 餐 式 牧 師
讃 美 歌 21-81番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-91番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷) 奏楽奉仕者
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説教要約 印刷用PDF
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聖霊降臨節第19主日礼拝
説教「助け合って生きる」要約
聖書 マルコによる福音書 10章6~9節
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① どういう状況でイエス様は6~9節の言葉を語られたのか
1~12節迄で一つの話です。この話は北のガリラヤから「ユダヤ地方」(1節)へ、十字架の道へ向かっていた時に起こった話です。「ヨルダン川の向こう側」(1節)は、洗礼者ヨハネの活動地域。かつて洗礼者ヨハネは、ヘロデとへロディアの結婚を非難したために、殺されました(6:14~29)。だからファリサイ派の人々は、イエス様が洗礼者ヨハネと同じ場所に来た時に「試そうとした」(2節)のです。この議論でヘロデ批判をイエス様から引き出せれば、洗礼者ヨハネのように、イエス様を追い込むことができるという悪意がありました。ですから、2節のイエスさまへの質問は表面的な質問です。既に彼らは申命記24章1節を根拠に答えを持っていました。離縁状は、当時の社会にあって女性を守るためにあったと考えられていますが、ファリサイ派の人々は、離縁上さえ書けば、平気で離縁できるという悪意のある解釈をしたのです。それでもイエス様はご自身を傷つけてくる人々に向かって6~9節のように、創世記を引用しつつ人間の本質を語ります。
② 人間の本質
人間は、天地創造の最後に造られました。また、人間は「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう」(創世記2:18)ということで、男と女に創造されました。私たちは、いずれも違う人間として、神さまに創造されましたが、人間の本質は、「助け合う」ことにあります。「彼に合う」とは「向かい合う」という意味があります。男を助ける、ヘルパーのような存在として女が造られたのではありません。お互いが向かい合い、助け合うところに人間の本質があるのです。今朝の聖書箇所(6~9節)は、結婚式でもよく引用される御言葉です。結婚する男女が、お互いに支え合い、助け合って生きることの素晴らしさが語られています。けれども6~9節には、結婚する男女のことだけでなく、人間の本質、人と人が互いに向かい合い、助け合って生きることの素晴らしさが語られています。私たち人間は、傷つけ合い、離れ離れにあるために存在しているのではありません。お互いに、向かい合い、助け合うために、神さまに造られたのです。
③ 助け合って生きる
離婚は、一緒に生きていくことが難しい、人と人が傷つけ合ってしまう現実があるという、とても重い話です。ファリサイ派の人々も、イエス様を傷つけようとして質問しています。離婚の話を聞き、更にファリサイ派の人々の心を見て、イエス様は、「心が頑固だ」、つまり、人と一緒に生きられない私たち人間の頑固で固い心があることを教えられました。イエス様は、傷つけようとしてくる人に向かって、愛を持って答えました。「天地創造の初めから、神は人を男と女にお造りになった」(6節)。神さまは、私たち人間が生きられる場所を先に造って、私たち人間を造ってくださった、という祝福をイエス様は語られました。私たちは「男と女」という風に、それぞれが違う人間です。私たちの周りには、いろんなお友達がいます。でも、神さまは、お互いが傷つけ合うために人を造ったのでなく、お互いが助け合って生きることができるように、一緒に生きる者として私たち人間を造った、とイエス様は教えてくれました。何よりもイエス様は私たちと一緒に生きて下さいました。そして最後に十字架にかかって、傷つけ合ってしまう私たちの罪を赦してくれたのです。イエス様が一緒に生きて、私たちを赦して下さったからです。ハレルヤ!
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■「世界聖餐日(World Communion Sunday)」
10月第1主日は「世界聖餐日」。世界中のキリスト者
が、 主によって一つに結び合わされていることを覚えて
聖餐にあずかる記念日です。これは戦前に米国長老教会に
始まった習慣が、戦後、世界に広まったことに由来します。
「聖餐」とは、主の犠牲の死を記念し、それを記憶するた
めに、主御自身が定められた聖礼典なのです。極東に位置
する日本の私達は、この日、世界中のどの国民よりも早く、
主からパンと杯をいただくのです。何たる大きな恵みでし
ょう。その時、私達は、最後の晩餐において主が祈られた
言葉をも、世界で一番早く思い起こさなくてはなりません。
「父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなた
の内にいるように、すべての人を一つにしてください。
彼らもわたしたちの内にいるようにしてください」。
(ヨハネ17:21)
世界聖餐日とは、私達がパンと葡萄酒を主から受け取って
贖罪を感謝する記念日であり、同時に、主が世界中の人々
に、一つになることを願っておられることを確認する記念
日でもあるのです。この記念日の意義を深く味わいたいも
のです。
コラム:細井 宏一
新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠
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2023年度 年間聖句
「見よ、新しいことをわたしは行う。
今や、それは芽生えている。」
(イザヤ書43章19節 a)
今週の祈り
・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・秋田教会と村尾政治、村尾いずみ牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・9:40~10:20 教会養育(担当:三原牧師)
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:45 主日礼拝
・11:45~12:00 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
・12:00~ お茶の会
どなたでもどうぞ!
今週の集会
・聖研祈祷会 10月5日(木) 10:30-11:30
箴言25章11~28節 (旧)p.1024
・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
御言葉に耳を傾けた後、”共に覚える教会”とし
て、この日、同欄に紹介されている「秋田教会」
のお働きを覚えて祈りを合わせます。
次主日のご案内
■聖霊降臨節第20主日 10月8日(日)
・教会養育の時間 午前 9:40~10:20
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:30
司 式 : 細井 宏一 伝道師
交 読 : 詩編 36編
聖 書 : 箴言1章1~7節 (旧)p.990
説 教 :「知恵の初め」 細井 宏一 伝道師
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-390(主は教会の基となり)
21-361(この世はみな)
21-290(おどり出る姿で)
・礼拝後の集会
讃美歌練習 : 担当/教会オルガニスト
聖書通読 : コリントの信徒への手紙(一)15章
(新)p.320
お茶の会 : 楽しい交わりの時です。
どなたもどうぞ!
その他の報告
■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」
今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
いただきました。感謝申し上げます。
作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
して毎主日礼拝にて讃美しています。
■「新つつみ通信・第5号」発行
三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
伝道所に来会される方々にお配りしています。
また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
あわせてお読みください。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
ではないことを学ぶことができました。
この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。
しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
のある主日を除く)には、細井伝道師が当日の聖書箇所の
朗読と解説を行います。
■ 先週の集会報告
・教会養育の時間 9月24日(日)男2、女6、計 8名
・準備祈祷会 9月24日(日)男4、女7、計11名
・主日礼拝 9月24日(日)男4、女7、計11名
・聖研祈祷会 9月28日(木)男2、女3、計 5名
※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
によって支えられています。心から感謝申し上げます。
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