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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
聖霊降臨節第17主日礼拝
2023年9月17日 午前10時30分~
司 会 出 席 役 員
奏 楽 奏楽奉仕者
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司会者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇33篇 一 同
聖 書 マルコによる福音書 第9章1~8節
(新) p.78
祈 祷 司会者
讃 美 歌 21-280番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-493番 一 同
説 教 「イエスさまっぽさ」 牧 師
祈 祷 牧 師
讃 美 歌 21-194番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-92番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷) 奏楽奉仕者
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説教要約 印刷用PDF
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聖霊降臨節第17主日礼拝
説教「イエスさまっぽさ」要約
聖書 マルコによる福音書 9章1~8節
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① 神さまっぽい服
「はだかの王さま」というお話があります。「はだかの王さま」ってタイトル、面白いですね。 王さまはだいたい王冠やマントをつけていたり、とても立派で高そうな服を着ていたりします。はだかの王さまなんて見たことがありません。王さまがはだかなんて、ありえないこと。だから、「はだかの王さま」というタイトルだけでもおもしろく思うのでしょうね。もしも、王さまが、はだか…とまでいかなくても、王さまらしくない服、たとえば、Tシャツにジーパン姿だったら、誰も王さまだと思わないでしょう。王さまは王さまらしい服を来て、自分が王さまであることを伝えているのだと思います。今朝の箇所で、イエスさまは素敵な服を来ます。どんな服かというと、どんな職人さんも作ることができないくらい真っ白に輝いている服だそうです。イエスさまは神さまのひとり子だから、やはり人間に作れないような真っ白の、神さまっぽい服が良さそうですね。しかも既に天にのぼられたエリヤやモーセともお話ししています。神さまっぽいですね。
② これはわたしの愛する子、これに聞け。(マルコ9:7)
エリヤは旧約聖書に登場する預言者です。「人々は好きなようにあしらった」(13節)とあるように、彼は人々から勝手にあしらわれ翻弄された悲劇的な人でした。モーセは昔イスラエルの人々をエジプトから導き出した指導者で、エジプト脱出後40年間も荒れ野を旅し、その間、人々から何度も裏切られました。約束の地を前にして生涯を終えたと伝えられています。この二人と語るイエスさまもまた、人々からあしらわれ、十字架にかけられて殺されます。その三人が語り合っている姿を見たペトロ、ヤコブ、ヨハネには、イエスさまが高い山という天に近い場所で人間離れした白さに包まれ、輝いている姿が神の栄光そのものと映ったのでしょう。ペトロはエリヤ、モーセ、イエスさまの三人のために「仮小屋を三つ建てましょう」(5節)と言いました。三人とずっと一緒にいたかったからです。すると雲の中から声が聞こえました。「これはわたしの愛する子、これに聞け」。小屋はなくても大丈夫。イエス様に従いなさい。そうすれば、一緒にいられますよ。
③ イエスさまっぽさ
イエスさまたちは何を話していたのでしょう。今朝の箇所の直後に記されている「人の子が死者の中から復活する」(9節)や「人の子は苦しみを重ね、辱めを受ける」(12節)というイエスさまの言葉から推測するとイエスさまたちは十字架の死に関わることを話していたと考えられます。今朝の箇所は明るく光り輝くような情景が示されていますが、そこで語られていたのは暗く悲しい内容です。ペトロは光り輝く方を賞賛し、暗く悲しい方を諌めるのです。私たちも同じことをしてはいないでしょうか。神さまはいかにも栄光に満ちていて、私たちの人生を明るく変えて下さると考えてしまいます。暗く悲しい出来事が起こると「どうして神さまは、こんなことを…」と、神さまを諫めるのです。イエスさまはこの後山を下りて病気で苦しむ子どもに向き合います。高い山の上の「仮小屋」で、人々を見下ろしながら暮らすのではなく、平らな所、人々の日常が行われる場所こそ、イエスさまに相応しい場所だからです。イエスさまが偉大なのは高い山にいて、人間離れした輝きをまとっているからではありません。人間の苦しみや悲しみに語りかけ、寄り添い、支え、生かそうと働きかけて下さる、そういうイエスさまだからこそ救い主なのです。
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■「わからない」に、キリスト者としてどう向かい合うか?
様々な学問領域の最先端では、研究者が世界の「わからない」
を探究し、過去から未来に向けて新しい発見や発明を積み重ね、
私達の世界の認識をより豊かなものにしている。音楽や美術など
の芸術も、アーティストが私達人間の固定観念を創造的に乗り
越えていくという点で、「わからない」を追求する真摯な取り
組みだ。 ひるがえって、キリスト教の世界はどうであろうか?
聖書の中に秘められた「わからない」ことを、1つ1つ丁寧に
探究し続けるような取り組みをしているだろうか?
聖書の御言葉と格闘することをせず、自ら考えることもやめて
しまい怠慢に思考停止して、ただ闇雲に信じ込むことになって
いないか? もし、そうだとしたらそれは妄信であって、信仰
とは言えない。
秋の夜長、読書の秋。聖書を深く読み込み、神の前に自らの
信仰の姿をもう一度、問うてみることも大切かと・・・・・・。
コラム:細井 宏一
新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠
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2023年度 年間聖句
「見よ、新しいことをわたしは行う。
今や、それは芽生えている。」
(イザヤ書43章19節 a)
今週の祈り
・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・遠野教会と森美由紀牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・9:40~10:20 教会養育(担当:細井伝道師)
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:30 主日礼拝
・11:30~11:45 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
・11:45~12:00 聖書通読: ローマ書10章
(新)p.288
・12:00~ お茶の会
どなたでもどうぞ!
今週の集会
・聖研祈祷会 9月21日(木) 10:30-11:30
箴言11章1~12節 (旧)p.1004
・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
御言葉に耳を傾けた後、”共に覚える教会”とし
て、この日、同欄に紹介されている「遠野教会」
のお働きを覚えて祈りを合わせます。
次主日のご案内
■聖霊降臨節第18主日 9月24日(日)
・教会養育の時間 午前 9:40~10:10
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:30
司 式 : 細井 宏一 伝道師
交 読 : 詩編 34編
聖 書 : マルコ福音書9章33~37節
(新)p.79
説 教 :「あなたの番です」 三原牧師
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-280(馬ぶねの中に)
21-493(いつくしみ深い)
21-60 (どんなに小さい小鳥でも)
・礼拝後の集会
讃美歌練習 : 教会オルガニストが担当
聖書通読 : コリントの信徒への手紙(一)1章
(新)p,299
お茶の会 : 楽しい交わりの時です。
どなたもどうぞ!
その他の報告
■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」
今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
いただきました。感謝申し上げます。
作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
して毎主日礼拝にて讃美しています。
■「新つつみ通信・第5号」発行
三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
伝道所に来会される方々にお配りしています。
また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
あわせてお読みください。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
ではないことを学ぶことができました。
この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。
しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
のある主日を除く)には、細井伝道師が当日の聖書箇所の
朗読と解説を行います。
■ 先週の集会報告
・教会養育の時間 9月10日(日)男3、女5、計 8名
・準備祈祷会 9月10日(日)男5、女6、計11名
・主日礼拝 9月10日(日)男5、女6、計11名
・聖研祈祷会 9月14日(木)男2、女2、計 4名
※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
によって支えられています。心から感謝申し上げます。
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