2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第11主日礼拝

     2023年8月6日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇27篇            一 同
  
聖  書    イザヤ書 第2章 1~5節   (旧) p.1063 

祈  祷                    

讃 美 歌     21371番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21441番          一 同

説  教    「平和を実現する真の力」     牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-499番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

聖霊降臨節第11主日礼拝
説教
「平和を実現する真の力」要約

聖書  イザヤ書  第2章1~5節


預言者イザヤ

 8月6日は原爆記念日。78年前、広島に原爆が落とされ、一瞬のうちに十数万人の命が失われました。また原爆のために怪我をし、病気になった沢山の人たち、その子や孫が今も苦しんでいます。日本は原爆を受けた世界で唯一の国です。そこに生きる私たちは恐ろしい爆弾や武器をなくし、世界中の人たちが仲良く暮らすことのできる平和を実現するために祈り、行動したいです。聖書には、戦争のない平和な世界の実現のために働いた人がいます。預言者イザヤです。イザヤは「主は救い」を意味し、紀元前8世紀後半ユダ王国のウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの治世に預言者として神様から選ばれ、40年間、活動し、神様の言葉を伝えました。そのころアッシリアという大国が強い力を持って世界全体を支配していた暗い時代の中で、彼は武力ではなく、世界を治める神の力を信じていました。神はイスラエルの人々を奴隷の国エジプトから救い出し、ダビデを王に選び、エルサレムを神の都とするイスラエル王国を建て平和な暮らしに導きました。

イザヤが見た幻

 イザヤが見た幻は見るだけでなく、聞くものでもありました。逆に、言葉は聞くだけでなく、見るものでもあります。2~4節は、主の神殿の山の姿を描写的に示しています。幻は人間の直観や思想の産物ではなくて、主から受けた言葉と言えます。ヘブライ語の「言葉(ダーバール)」には出来事という意味があります。そこにはイザヤの見た幻の言葉は夢幻の言葉ではなく、必ず実現する出来事であることが示されています。「終わりの日」(2節)の「終わり」は、文字通りには後を意味します。聖書(ヘブライ語)において過去は前を、未来は後を意味します。ところが、現代人は未来を前に見て、過去を後ろのものとして忘れ去ろうとします。聖書は正反対と言えます。つまり、過去において啓示された神の救いのみ業を自分の前でしっかりと受け止めることにより、未来の進むべき道が主によって後に備えられていくのです。イザヤの預言した終末の平和は、イスラエルの歴史を通して現わされた神様の救いの力によって究極的に実現されます(詩編46編)。

平和を実現する真の力

 アッシリアの武力による支配の中で、イザヤは神様によって実現される真の平和を、見えるように語りました。神様の都であるエルサレムの、神様を礼拝する神殿のある山が、世界の中心として高くそびえる。そこから語られる神様の教えを求めて、世界中の人たちが続々と集まって来て礼拝をささげる、と。イザヤは、世界を始め、真の平和を実現する神様の力を伝え、神様の実現する平和を信じて、希望をもって歩もうと呼びかけています。イエス様は、「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイ5:9)と教えました。イエス様の宣べ伝えた神の国の福音は、イザヤの預言した真の平和を実現するものです。アメリカのニューヨークにある国際連合の本部の建物の壁には、イザヤ書2章4節の言葉が刻まれています。「彼らは、剣(つるぎ)を打ち直して鋤(すき)とし、槍(やり)を打ち直して鎌(かま)とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない(武器を取り壊して農具とします)」。国連は世界の平和を実現するためにつくられたものです。今も世界には戦争が絶えませんが、真の平和は武力ではなく、神様の御言葉の力によって実現されることを信じ、希望を持って歩みましょう。



             

         -栄光を現す-
 
           

    本日の聖書朗読の個所は、ヨハネ17章。冒頭1節には、
   「神の栄光を現す」という主イエスの目的が記されています。
   そして、17節には、
    
「真理によって、彼らを聖なる者として下さい。」
   という主イエスの祈りがあります。

    私達の教会では、頌栄として「真理は主イエス・キリスト」
   を讃美しています。つまり、真理=主イエス・キリストです。
   また、聖なる=主イエス・キリストなる、ということです。
   そして、言うまでもなく17節の「彼ら」というのは、
   イエスに従った信じる者達です。ですから、17節は、
    
「主イエス・キリストによって、信じる者達を
     主イエス・キリストなる者として下さい。」
   
となります。

   そして、主イエスの目的が、神の栄光を現すということです
   から、とどのつまり、17節は、
    
「主イエス・キリストによって、信じる者達を
     神の栄光を現す者として下さい。」

   と表現することが出来るのです。

   私達クリスチャンが現すべき神の栄光とは、3章16節に
   著されている神の愛に他なりません。
   ですから、神は、私達に神の愛を指し示すことを目的として
   生きることを、求めていらっしゃるのですね。




    

 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・自由が丘教会と北畠友武牧師のために。
         
          
            


            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:10  教会養育(担当:三原牧師)  
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝    
    ・11:30~11:45  讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~12:00  聖書通読:ヨハネ福音書17章
                      (新)p.202
 



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  8月10日(木) 10:30-11:30  
       エズラ記8章15~23節 (旧)p.733 
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課
     の御言葉に耳を傾けた後、”共に覚える教会”
     として、同欄に紹介されている「自由が丘教会」
     のお働きを覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

      ■聖霊降臨節第12主日  8月13日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:10
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 細井 宏一 伝道師
      配 餐 : 配餐奉仕者
      交 読 : 詩編 28編
      聖 書 :
出エジプト記16章12~15節
                  (旧)p.120  

      説 教 :「命を支えるマナ」 三原 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-371(この子供たちが未来を信じ)
           21-499(平和の道具と)
      (聖餐式) 21-81 (主の食卓を囲み)

    ・礼拝後の集会
      「讃美歌練習」   担当:奏楽奉仕者 
      「お茶の会」   楽しい交わりの時です。
               どなたもどうぞ!
      「聖書通読」   使徒言行録3章 (新)p.217 
 




  





            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
    のある主日を除く)には、細井伝道師が当日の聖書箇所の
    朗読と解説を行います。


                       

   


           ■ 先週の集会報告

  ・教会養育の時間 7月30日(日)男3、女7、計10名
  ・主日礼拝    7月30日(日)男3、女7、計10名
  ・聖研祈祷会   8月 3日(木)男2、女3、計 5名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 8. 5  by  mn


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