2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          復活節第5主日礼拝

     2023年5月7日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇13篇            一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第1章14~15節 
                    (新) p. 61


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21-490番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21471番          一 同

説  教    「神の国の開会宣言」       牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-431番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

復活節第5主日礼拝
説教
「神の国の開会宣言」要約

聖書 マルコによる福音書 第1章14~15節


開会宣言

 2021年に、東京でオリンピックが行われました。テレビで観戦した人も多いと思います。あのオリンピックって、いつから始まるか知っていますか。実は、開会式の「ここに開会を宣言します」という言葉から始まるのです。あの頃は新型コロナウイルスが広がっていたので、観客もいませんでした。でも、たとえあれ以上ウイルスが広まったとしても、一度、開会宣言されたからには、そう簡単に「やっぱりやめます」とはなりません。開会宣言というのは、それぐらい重みがあるのです。今日の聖書のイエス様の言葉はもっと大事な開会宣言です。「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われました。いったい何が始まったのかというと、「神の国」の時代です。これは、オリンピックのように数週間で終わってしまうのとは違い、一度、宣言されたからには、永遠に続きます。「神の国」というのは、私たち人間ではなく、愛に満ちあふれる神様が王として支配してくださる国です。神様の愛にあふれた素晴らしい世界です。

② 喜びへの回心

 「神の国が到来した」という宣言は喜びへの招きです。「悔い改めよ」という命令は喜びへの回心を呼びかけです。「悔い改めなさい。福音を信じなさい」と言われていますが、悔い改めることと、福音、即ち、喜びの知らせを信じて受け入れることとは、一つのことです。悔い改めは、私たち人間の業ではない。私たちは悔い改めねばならないのではない。悔い改めは、私たちに負わされている重荷ではない。そうではなく、イエス様が私たちの所にまで来て下さって、恵み深く私たちに御顔を向け、両手を広げて私たちを招いていて下さる。私たちは何の功もないままに、このお方のもとに立ち帰ることが許されている。心の向きを変えて(=悔い改めて)このお方のもとに帰って行くことは、喜びなのです。悔い改めるとは「美しくなかった古い時から、神様が私たちのために切り開かれる新しい時への喜ばしい移り行きである」(バルト)。「悔い改めとは、子どもが父親のもとによって生きるように、神の豊かさによって生きることである」(ボーレン)。
神の国の開会宣言

 「神の国」は愛に満ちあふれる神様が王として支配して下さる国。神様の愛にあふれた素晴らしい世界って、何だかワクワクしますね。世界の色々な国を見ても、そのような国は見当たらないように思えるかもしれませんが、もう始まっているのです。それまで、イエス様がお生まれになる前から、神様の言葉を預かってみんなに伝える預言者や洗礼者ヨハネという人たちによって、神の国は準備がされてきました。が、イエス様が地上に来られて、「時は満ち」と最初に開会宣言をされたことによって、神の国の時代が始まります。もう後戻りすることは、決してありません。実は「近づいた」というのは、「来た」と言ってもよい言葉です。例えば、学校で教室にいる時に、先生の姿が廊下から見えると、「先生が来た」って言うでしょう。実際には先生はまだ教室の中にいないのに「来た」って言われると、皆、休み時間から勉強の時間へと、気持ちが変わると思います。それと同じように、「神の国が近づいた」と聞いたならば、もう神様のことを知らん顔はできません。なぜなら神の国は「神の福音」と言われるように嬉しい知らせだからです。しかも、イエス様ご自身が神の国を知らせ、福音となって下さいました。私たちも安心して信じましょう。

           
           ■ 徒労の さかずき
                    粕谷 甲一

  神様! 私はそれでも生きています。
      それは、希望に支えられているからではありません。
      これでは 死んでも死にきれないからです。
      やはり 私は生きたいのです。 生き生きとした魂を
      吹き込んで欲しいのです。

  神様! その生き生きとした命は愛だとおっしゃるのですね。
      そして その愛さえあれば、何をしても 生き生きと
      してくるのですね。その愛を下さい。その愛で愛せる
      ように、その愛で私もよくなり、生き返れますように。

  神様! その愛を頂くために、一体、何を献げよとおっしゃる
      のですか。もうお献げするものはありません。

  我が子よ 一つある。尊い献げが一つある。
      そのお前の 徒労のさかずき を献げなさい。
      十字架上に力尽きて くずおれた王の前に。
      これだけは いつも 残っているのだ。
      これだけは消えることのない希望の献げなのだ。
       



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・中渋谷教会と本城仰太、高橋幸牧師の為に。
                   
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:10  教会養育の時間
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~     「お茶の会」どなたでもどうぞ!
              (自由参加です。)


            今週の集会

    ・聖研祈祷会  5月11日(木) 10:30-11:30  
       列王記下5章1~19a節   (旧)p.583 
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の御
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に覚える教会”
     として同欄に紹介されている「中渋谷教会」の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

      復活節第6主日   5月14日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:10
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 細井 伝道師
      交 読 : 詩編 14編
      聖 書 : マルコによる福音書1章16~20節 
                     (新)p.61   

      説 教 : 「イエス様について行こう」 三原 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-490(かみさまに感謝)
            21-532(やすかれ、わが心よ)
           21-507(主に従うことは)

    ・礼拝後の集会
      「讃美歌練習」   担当:奏楽奉仕者
      「お茶の会」    楽しい交わりの時、
               どなたもどうぞ!





            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行

        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。
    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     引き続いて聖書通読を行なう予定ですが、都合により、
    新約聖書の通読は、伝道師の帰国を待って、2023年春頃
    より再開する予定です。どなたでも無理なく通読してい
    ただけるよう、年間予定表(2023年新約版)を添付する
    予定ですので、ご参加下さいますようご案内いたします。

                             聖書通読表(2023年版) 只今更新中です。

   


           ■ 先週の集会報告
  ・教会養育     4月30日(日) 男4、女6、計10名
  ・礼拝準備祈祷会 4月30日(日) 男4、女6、計10名
  ・主日礼拝    4月30日(日) 男4、女7、計11名
  ・聖研祈祷会   5月 4日(木) 男2、女2、計 4名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 5. 6  by km. mn


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