2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          復活節第4主日礼拝

     2023年4月30日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇12篇            一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第1章12~13節 
                    (新) p. 61


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21-57番           一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21471番          一 同

説  教    「荒れ野へ行ったイエス様」    牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-284番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

復活節第4主日礼拝
説教
「荒れ野へ行ったイエス様」要約

聖書 マルコによる福音書 第1章12~13節


イスラエルの民のつぶやき

 昔、イスラエルの人たちはエジプトで奴隷にされていました。しかし神様がみんなを助けて下さいました。イスラエルの人たちはエジプトを脱出し、荒れ野へ行き、40年、荒れ野の旅を強いられました。荒れ野は砂と石ばかり、水もないし、食べ物もありません。イスラエルの人たちは、すぐに文句を言いました。「お腹が空いて死にそうだ。エジプトで死んだ方がましだった」。すると神様は、マナという不思議な食べ物を与えて下さいました。でも、しばらくすると、「喉が渇いて死にそうだ。神様は、なぜ私たちをエジプトから連れ出したのだ」と言いました。すると神様は、岩から湧き水を出して下さいました。でも、しばらくすると、また文句を言いました。「毎日、マナばかり。お肉が食べたい」。神様はお怒りになりましたが、うずらの群れを連れてきて下さり、イスラエルの人たちは、それを捕まえて食べました。このように、イスラエルの人たちは荒れ野で文句ばかり言い続けました。荒れ野は、人々の本性(罪深さ)が現れる場所でもあったのです。

② 荒れ野について思いを馳せる

 それから何百年も経ちました。イエス様は洗礼をお受けになったあと、荒れ野へ行かれました。それは、“霊”によるものでした(12節)。新共同訳聖書は、「(“霊”が)送り出した」と訳しましたが、この語は原文で、「追いやる、追い出す」という荒々しい言葉です。イエス様は、“霊”に強いられ、荒れ野へ行き、厳しい戦いをします。昔、奴隷であったイスラエルの民は、エジプトを脱したあと、40年荒れ野の旅を強いられましたね(出エジプ記~申命記)。また、預言者エリヤも、40日40夜、荒れ野を旅し、神の山ホレブに導かれました(列王記上19:8)。荒れ野は、水も食糧もなく、誘惑(試み)を経験する場として、たびたび聖書に登場するのです。そして実際、イスラエルの民は、荒れ野で多くの誘惑に遭いました。民は、誘惑に屈し、神様にして頂いたことを忘れて、何度も不平をつぶやきました(出エジプト記16:3、詩篇78:17~20など)。イエス様が荒れ野へ送り出されたのは、飢えと渇きの苦しみを知り、サタンの誘惑を知るためでした。

荒れ野へ行ったイエス様

 イエス様は、40日間も荒れ野にいました。マルコによる福音書は、イエス様が荒れ野にいる間、「野獣と一緒におられた」とも記します(13節)。この「野獣」をサタンと同じに考えることはできます。野獣のような凶暴なサタンの誘惑にイエス様は遭われたが、天使たちに守られた、と。しかしもう一つの読み方もできます。それは、イザヤ書の言葉を背景にした読み方です。「狼は小羊と共に宿り、豹は子山羊と共に伏す。子牛は若獅子と共に育ち、小さい子供がそれらを導く。牛も熊も共に草をはみ、その子らは共に伏し、獅子も牛もひとしく干し草を食らう。乳飲み子は毒蛇の穴に戯れ、幼子は蝮の巣に手を入れる。」(11:6~8)。救い主が来て下さった時に起こる平和の光景です。この光景が、イエス様が来て下さったことによって実現した。またその実現に向けて、イエス様は、ここから歩み始めて下さったとも読むことができるのです。イエス様はこのあと、人が住む場所へと戻って来られます。イエス様は、荒れ野へ行かれて、私たちが受けるサタンの誘惑を知って下さいました。辛くなると神様に文句ばかり言う私たちの弱さや心の醜さも、知って下さったのです。そして、御自身の使命(十字架への決意)をまた新たにされるのでした。


           
           ■ 荒れ野の試み
                    島崎 光正

    岩の寧(むしろ)の上で  40日40夜 食を断ち
       のち  イエスは  飢えられた
       小石の一つ一つは  視覚にパンとまぎれ
       胃の腑をかきみだす

    <もし神の子であるなら  これらの石がパンになる
     ように  命じてごらんなさい>

    声は  誘惑の駒(かぎ)となって
        首の高さに ぶらさがる
    否 !
    40日40夜 の  計量の果てを
    なおしばらく 汗は冷え  塩からいしずくは
    ひげのあきに白く  結晶する
    否 ! 愛のあさあけに向かって。
 






      ■ スプリングコンサートへのお誘い

    細井伝道師作詞「アレセイア」、最初の作曲者
    境田直美さん出演のスプリングコンサート 
     日時  4月30日(日) 15時開演。
     会場  ひらしん平塚文化芸術ホール・多目的ホール

      細井伝道師帰国歓迎会!?ご一緒しましょうね!


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・豊澤教会と原 牧人牧師のために。
                   
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~     細井先生の帰国祝いとして
              …スプリング・コンサートへ…
              (自由参加です。)


            今週の集会

    ・聖研祈祷会  5月4日(木) 10:30-11:30  
       列王記上 21章17~29節    p.571 
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の御
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に覚える教会”
     として同欄に紹介されている「豊澤教会」の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

     復活節第5主日   5月7日(日)

    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 細井 伝道師
      交 読 : 詩編 13編
      聖 書 : マルコによる福音書1章14~15節 
                     (新)p.61   

      説 教 : 「神の国の開会宣言」 三原 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-490(かみさまに感謝)
            21-471(勝利をのぞみ)
           21-431(喜ばしい声ひびかせ)

    ・礼拝後の集会
      「讃美歌練習」  担当:奏楽奉仕者
      「お茶の会」    楽しい交わりの時、
               どなたもどうぞ!





            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行

        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。
    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     引き続いて聖書通読を行なう予定ですが、都合により、
    新約聖書の通読は、伝道師の帰国を待って、2023年春よ
    り再開する予定です。どなたでも無理なく通読していた
    だけるよう、本年5月頃には年間予定表(2023年新約版)
    を添付する予定ですので、ご参加下さいますようご案内
    いたします。

                聖書通読表(2023年版) 只今更新中です。もうしばらくお待ちください。

   


           ■ 先週の集会報告
  ・教会養育     4月23日(日) 男4、女6、計10名
  ・礼拝準備祈祷会 4月23日(日) 男4、女6、計10名
  ・主日礼拝    4月23日(日) 男4、女6、計10名
  ・聖研祈祷会   4月27日(木) 男2、女3、計 5名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 4. 29  by km. mn


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