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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
復活節第3主日
2023年4月23日 午前10時30分~
司 式 細井伝道師
奏 楽 奏楽奉仕者
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司式者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇11篇 一 同
聖 書 マルコによる福音書 第1章9~11節
(新) p.61
祈 祷 司式者
讃 美 歌 21-194番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-419番 一 同
説 教 「イエス様の洗礼」 牧 師
讃 美 歌 21-484番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-92番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷) 奏楽奉仕者
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説教要約 印刷用PDF
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復活節第3主日
説教「イエス様の洗礼」要約
聖書 マルコによる福音書第1章9節~11節
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① 福音書という手紙
聖書は難しいと言います。それなら難しいところはそのままにして、繰り返し読んでみてはどうでしょうか。何度も読んでいる内に必ず全体の流れと方向が見えてきます。1章1節から15節はマルコによる福音書全体の序文ですが、ここには繰り返し出て来る言葉があることに気づきます。「福音」という言葉です。1節に「神の子イエス・キリストの福音の初め」とありますし、最後の14~15節は「福音を信じなさい」という主イエスの呼びかけで結ばれています。ここだけでなくマルコ福音書の全体は「福音」を伝えようとしているのです。新約聖書の目次を見ると分かるのですが、そのほとんどが手紙です。だから「新約聖書はたくさんの手紙と福音書とから成り立っている」と言えます。でも、福音書も実は手紙であると気づきます。人から人に伝えたいことがあるからこそ、心をつくして書く、それが手紙です。福音書はイエスの伝記というよりは、むしろ私たちへのイエス・キリストという良い知らせ、手紙であるのだと言えるでしょう。
② バプテスマのヨハネ と イエス様
「福音」という言葉に挟まれた2節からは何が書かれているでしょうか。まず旧約聖書の預言の言葉に証しされて、バプテスマ(洗礼者)のヨハネ が登場します(2節)。バプテスマのヨハネは人々に、主の道を備えるようにと悔い改めの洗礼を述べ伝えます(4節)。ヨハネは救い主ではなく、自分よりも優れた方を指し示す者でした(7~8節)。何かが新しく始まる時には、合図があります。野球の試合が始まるときにはサイレンが鳴ることがあります。大きなホールでコンサートが始まるときにブザーが鳴ります。礼拝が始まるときにチャイムや鐘が鳴る教会があります。「もうすぐ始まるよ」「さぁ、始まるよ」って、チャイムや鐘の音を聞くと、それだけで一緒に心もおどります。イエス様が神様の良い知らせを伝え始めるそのとき、チャイムのようにそれを知らせる人がいました。それがバプテスマのヨハネです。新しいことが始まる、ワクワクしている多くの人たちが、ヨハネのところにやって来て洗礼を受けました。イエス様もその中の一人でした。
③ イエス様の洗礼
イエス様が洗礼をお受けになると、天が裂けて“霊”が鳩のように降ってきます。「鳩のよう」という表現は、ノアの洪水物語に登場する平和の象徴として、神様の知恵や優しさの象徴として、優雅に飛ぶ姿の象徴として「鳩」が用いられた。「天が裂けて」は、神様の心が明らかにされたことを意味します。イエス様が十字架で息を引き取り、その直後、神殿の至聖所の垂れ幕が「裂け」(15:38)に出てきます。神様の心とは、イエス様こそが神様の愛する子であり、神様の心に適う者であるということでした。神様の子でありながら、イエス様は罪人と同じ場所に身をおいてくださいました。それが、イエス様の洗礼です。これによって私たちの救いの道がひらかれたのです。イエス様が洗礼をお受けになった出来事は、私たちに衝撃を与えます。罪がないイエス様が、罪人のようになってくださったのですから。私たちは、神様の子どもです。私たちが神様の子どもとされるためには、イエス様の犠牲が必要だったのです。イエス様が、人となり、罪人のように洗礼を受け、罪人の身代わりとして十字架にかかる。その貴い犠牲があって、私たちも、「あなたは、わたしの愛する子」と神様から呼んで頂けるのです。それって凄いことだと思いませんか?
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■ 洗礼ー闇より光へ
ハンス・ルーエディ・ウェーバー
復活節の早朝に起こったできことであります。
夜の明けるよほど以前に、
人々の群れが地中海の島、ロードスの山頂に
集まってくるのでした。
……
大部分は奴隷の身分であったでしょう。
彼らは洗礼を受けるためにこの場所に集まって
きました。
その山頂の岩には、おおよそ長さ2m50cm、幅2m、
深さ1mの大きな十字架が水平に彫られていました。
その岩の西側には、洗礼のために水で満たされたこの
十字架に向かって降りる階段があり、
また東側には、日の出に向かって行く階段がありました。
……
各人が暗い西方に向かい、
闇の中に向かって叫ぶのです。
「サタンよ!
我、汝と汝の諸々の働きと業とから訣別する!」。
( 村山 盛忠 訳 )
の
■ スプリングコンサートへのお誘い
細井伝道師作詞「アレセイア」、最初の作曲者であられる
境田直美さん出演のスプリングコンサート
日時 4月30日(日) 15時開演。
会場 ひらしん平塚文化芸術ホール・多目的ホール
細井伝道師帰国歓迎会!?ご一緒しましょうね!
新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠
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2023年度 年間聖句
「見よ、新しいことをわたしは行う。
今や、それは芽生えている。」
(イザヤ書43章19節 a)
今週の祈り
・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・弦巻教会と白井園子牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・ 9:40~10:10 教会養育
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:30 主日礼拝
・11:30~11:45 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
・11:45~12:00 「お茶の会」 どなたでもどうぞ!
(自由参加です。)
今週の集会
・聖研祈祷会 4月27日(木) 10:30-11:30
列王記上12章1~15節 (旧約)p.551
・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の御
言葉に耳を傾けた後、この日”共に覚える教会”
として同欄に紹介されている「弦巻教会」の
お働きを覚えて祈りを合わせます。
次主日のご案内
■復活節第4主日 4月30日(日)
・CSの時間 : 午前 9:40~10:10
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:30
司 式 : 細井 伝道師
交 読 : 詩編 12編
聖 書 : マルコによる福音書1章12~13節
(旧)p.61
説 教 : 「荒れ野へ行ったイエス様」 三原 牧師
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-57 (ガリラヤの風かおる丘で)
21-471(勝利をのぞみ)
21-284(荒れ野の中で)
・礼拝後の集会
讃美歌練習 担当:奏楽奉仕者
・「スプリング・コンサート」と細井伝道師帰国祝い
その他の報告
■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」
今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。
■「新つつみ通信・第5号」発行
三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
伝道所に来会される方々にお配りしています。
また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
あわせてお読みください。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
ではないことを学ぶことができました。
この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。
引き続いて聖書通読を行なう予定ですが、都合により、
新約聖書の通読は、伝道師の帰国を待って、2023年春頃
より再開する予定です。どなたでも無理なく通読してい
ただけるよう、年間予定表(2023年新約版)を添付する
予定ですので、ご参加下さいますようご案内いたします。
聖書通読表(2023年版) 只今更新中です。
■ 先週の集会報告
・礼拝準備祈祷会 4月16日(日)男4、女7、 計12名
・主日礼拝 4月16日(日)男4、女7、 計12名
・聖研祈祷会 4月20日(木)男2、女3、 計 5名
※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
によって支えられています。心から感謝申し上げます。
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