2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
       復活前第5(受難節第2)主日礼拝

     2023年3月5日   午前10時30分~
                
               司 会    礼拝奉仕者

               奏 楽    奏楽奉仕者


前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇 4篇            一 同
  
聖  書    ルカによる福音書 第11章14~26節 
                  (新) p. 128


祈  祷                     司会

讃 美 歌     21-62番           一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21296番          一 同

説  教   「神の国はもう来ている」      牧 師
 
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-563番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

復活前第5(受難節第2)主日礼拝
説教
「神の国はもう来ている」要約

聖書 ルカによる福音書 第11章14~26節


ベルゼブル論争

 ここには、悪霊によって口の利けなくなっていた人を癒されたイエス様に文句を言ってきた人の姿が記されています。ここでイエス様が示されたのは力強い「救いの宣言」でした。イエス様の奇跡の業を見て、みんな驚きました。でも群衆の中には、「あの男は悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出している」(15)と言う者や「イエスを試そうとして、天からのしるしを求める者」(16)がいました。彼らをマルコは「律法学者」と記し、マタイは「ファリサイ派の人々」と記し、ルカは何も記していません。この時代のユダヤ教には、イエス様と同じように悪霊を追い出す者がいました。彼らは魔術の知識に長けたソロモン王の名によって聖霊を追い出しており、ユダヤ教の中で自分の地位のことで、いつも言い争っていたようです。つまり、イエス様が語られた「内輪で争えば」(17)とは、彼らの中で起こっていた権力争いのことだったのです。しかしイエス様は、単にその内輪もめに対する話だけでなく、その問いを通して、神の神秘を語られたのでした。

イエス様の奇跡の業

 たった今、悪霊を追い出してもらい病気が癒された人が目の前にいるのに、イエス様の奇跡を見て文句を言った人がいました。この人たちの関心は別のところにありました。それは、「私たちはイエス様より、もっとすごいことができる」という気持ちです。皆さんも、お友だちとケンカをしてしまったり、言い合いになってしまったということがあるのではないでしょうか。本当は心の中で、すごいなと思っていても、「私の方が、もっとすごいもん」と、意地をはって、お友だちとケンカをしてしまう経験です。イエス様は彼らに対して、そうやってケンカしていては、すべての関係が壊れてしまうよと教え、神様の救いの業を語られました。イエス様の奇跡の業は、「神の指」によってなされたものです。イエス様は彼らに「神の国はあなたたちのところに来ているのだ」と語られました。つまり、このイエス様の奇跡は、「神様と病気が癒された人」という個人的な事柄ではなく、「神様と私たち」という、この世界すべてを包み込む事柄だったのです。

神の国はもう来ている

 今朝の聖書にはイエス様に文句を言ってきた人に対して、「神の国はあなたたちのところに来ているからだ」(20)と救いを宣言されるイエス様の姿があります。私たちはイエス様によってなされた癒しの業をイエス様とその癒された人との間で起こった「個人的な出来事」として読みがちですが、イエス様は、この「神の指」によってなされたしるしによって、すでに「神の国」は私たちのもとに来ている、と語られました。つまり、イエス様の奇跡の業は、サタンの力でもなく、ベルゼブルの力によってなされたものでもありません。繰り返し言いますが、「神の指」によってなされたもの、「神様と病気が癒された人」という個人的な事柄ではなく、「神様と私たち」という、この世界すべてを包む事柄だったのです。私たちは今、イエス様と共にレント(四旬節)を歩んでいます。イエス様の十字架の苦しみを思い、自分の罪と向き合う時です。このイエス様の十字架は、先程の奇跡の出来事と同じように、「イエス様と私」との関係であるとともに、「イエス様と私たち」というこの世界すべてにつながる救いの出来事です。私たちの周りで起こる小さな奇跡を見つけながら、救いを宣言されるイエス様に続いて、イースターへの旅を続けましょう!





         今日も一つ
         悲しいことがあった
         今日もまた一つ
         うれしいことがあった

         笑ったり 泣いたり
         望んだり あきらめたり
         にくんだり 愛したり
         ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
         そして これらの一つ一つを
         柔らかく包んでくれた
         数えきれないほど沢山の
         平凡なことがあった

         


        ( 星野 富弘 花の詩画集より )





   ◎ イースター(4月9日)に受洗・転会ご希望の方は、
     牧師迄お申し出ください。


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2022年度 年間聖句

    「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
    神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
    になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
    走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・七里(ななさと)教会と佐々木佐余子牧師のために。
                   
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~     お茶の会
              自由参加です

  

            今週の集会

    ・聖研祈祷会  3月2日(木) 10:30-11:30  
      サムエル記下 7章1~13節  p.490

    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の御
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に覚える教会”
     として同欄に紹介されている七里教会のお働き
     を覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

     復活前第4主日礼拝   3月12日(日)

    ・礼拝準備祈祷会      午前10:20-10:30
    ・主日礼拝         午前10:30-11:45
      司 会 : 出席役員
      配 餐 : 配餐奉仕者
      交 読 : 詩編 5編
      聖 書 : ルカ福音書9章18~27節 
                (新)p.122

      説 教 : 「自分の十字架を背負う道」 
                  三原 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-465(神ともにいまして)
            21-315(茨の冠かぶせられ)
     (聖餐式) 21-78 (わが主よ、ここに集い)

    ・礼拝後の集会
      讃美歌練習   担当:奏楽奉仕者
      お茶の会    自由参加です。

      3月役員会  「お茶の会」のあと




            その他の報告


        ■ 伝道師の活動報告

   イギリス・ケンブリッジ大学に留学中の細井伝道師より
   毎週頂戴する活動報告です。礼拝堂うしろの専用掲示板
   でご覧いただけます。毎週楽しみですね!細井伝道師の
   ご健康とお働きを覚えてお祈りいただけたら幸いです。 



      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、「鈴木一郎先生を偲ぶ会」
    で語られた言葉を特集して、第4号を発行しました。
    御多忙の中をご出席いただき、貴重な証言を語って
    いただいた方々に心より御礼申し上げます。
     教会に連なる皆さまや、来会される方々にお配り
    しています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     引き続いて聖書通読を行なう予定ですが、都合により、
    新約聖書の通読は、伝道師の帰国を待って、2023年春よ
    り再開する予定です。どなたでも無理なく通読していた
    だけるよう、本年4月頃には年間予定表(2023年新約版)
    を添付する予定ですので、ご参加下さいますようご案内
    いたします。

                     聖書通読表(2022年版) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

  ・礼拝準備祈祷会 2月26日(日)男4、女12、 計16名
  ・主日礼拝    2月26日(日)男4、女12、 計16名
  ・聖研祈祷会   3月 2日(木)男2、女2、 計 4名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 3. 4  by km. mn


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