2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          降誕節第7主日礼拝

     2023年2月5日   午前10時30分~
                
               司 会    出席役員

               奏 楽    奏楽奉仕者


前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇 150篇          一 同
  
聖  書    ヨハネによる福音書 第16章33節 
                   (新) p.201


祈  祷                     司会

讃 美 歌     21-210番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21474番          一 同

説  教    「平和を得るために」       牧 師
 
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-471番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

降誕節第7主日礼拝
説教
「平和を得るために」要約
ヨハネによる福音書 第16章33節


マルチン・ルーサー・キング牧師(1929~1968)

 キング牧師は黒人としては世界で3番目、アメリカでは最年少(35歳)のノーベル平和賞受賞者。自らの運動の哲学としてきた<非暴力主義抵抗>と<イエスの愛>の精神に立って、徹底的に自由と平等、愛と平和のために身を捧げました。白人の差別主義者に暴力をふるわれても、暴力で返すことをしませんでした。キング牧師はバス、レストラン、学校等あらゆる場所でこのような抵抗を実践しました。そのため何度も暴行や脅迫を受けました。その一つは、彼がハーレムという黒人街で、同じ黒人の婦人にナイフで刺され瀕死の重傷を負いましたが、奇跡的に癒される中、加害者の婦人を責めないように人々に頼んだ事です。十字架上のイエス様に似ています。もう一つは、公民権運動を展開する中で、幾度か逮捕され投獄されましたが、キング牧師は自分達の究極の目的は、愛の協同体を造り出すことであると叫び続けた事です。讃美歌21―471番はその時の叫び声です。彼は1968年4月4日メンフィス市で何者かに暗殺されました。まだ39歳でした。

しかし、勇気を出しなさい

 今朝は、主イエスが十字架にかかられる直前、弟子達に語られた最後の言葉です。誰の言葉でも最後の言葉は重大に受け止められます。「勇気を出しなさい」と言って下さるのは主です。その時、主は「しかし」と言われます。「しかし」と言わねばならない現実を主はご存じです。「あなたがたには世で苦難がある」事、私たちはその苦難に対して強くない事を主は知っておられるので、「しかし、勇気を出しなさい」と言われます。「世に会って苦難」を経験する事を避けよとは言われません。苦難を受ける事は避けられない事です。世にある苦難に、信仰者も教会も与からねばなりません。病があり、争いがあり、試練があります。家族や友人が苦難を受ければ、私達もそれを避けるわけにはいきません。問題は「世にある苦難」の時、それだけでなく、同時に「主の勝利」に与っているかという事です。主イエスの十字架に示された愛と力の勝利に与っているかです。苦難がありながらも、同時に主の勝利に与っているなら、そこに、勇気が湧くのです。

平和を得るために

 今日の聖書の御言葉では、イエス様は、困っている人にこう言って下さっています。「しかし、勇気を出しなさい」「わたしは既に世に勝っている」、つまり、この世界中どこを探しても、私より強いものはいませんよと言って励ましていらっしゃいました。イエス様は、そうやっていつも私たちに声をかけて、励まして下さいます。だから、私たちに恐いものはありません。「勇気百倍」「元気百倍」です。悲しい事があったり、自分の力だけではどうすることもできないと思う時にも、イエス様の愛が何よりも強いと思い出しましょう。イエス様が「きみが好きだよ」「きみはだいじ」「勇気を出しなさい」と励まして下さっていると思えば、勇気が湧いてきます。平和を得るために大切な事は、神様の愛を受けた私たち一人一人が、今度は、勇気を持って周りの人たちを大切にする事だと思います。人は、誰一人、同じではありません。みんないろいろな考え方や思いを持っています。それを認め合って、お互いに「あなたはどう思う?」って、相手に聞く事ができるといいですね。自分の思いを伝えたり、相手の思いを尋ねたりする事って大切だと思います。私たち一人一人がみんなを大切にし、一人一人が自分の周りに平和を作っていきたいですね。




       ■ 『すべては聴くことに始まる』
            
  
     ミヒャエル・エンデの『モモ』のはじまりに、
    不思議な女の子モモのことが紹介されている。

     ふらっとその村に住み着いたモモは、やがて、
    人々にとってかけがえのない存在になる。困った
    ことがあると、「モモの所へ行ったら」と誰もが
    言うようになる。モモは黙って聴いているだけな
    のだが、モモに話を聞いてもらうと、何だか自信
    が湧いてきて、それほど大した問題でないかな…
    とか、自分で何とかやれるかなという気になって
    くるのだというのだ。

     話を聞いてあげるということなど、資格もいら
    ないし、学歴もいらない。ただ、話している人の
    身になって親身に聴くだけでよくて、誰でもでき
    ることだ。その誰でもができることで、人の悩み
    を解決してあげられるように神様は人間を造られ
    たとすれば、神様はなんて素敵なお方であろうか。

    「この霊こそは、私たちが神の子供であることを、
    私たちの霊と一緒になって証しして下さいます」
                  (ローマ書8章16節)




 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2022年度 年間聖句

    「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
    神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
    になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
    走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・諸川(もろかわ)伝道所と
          井上 理(おさむ)牧師のために。
                   
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  讃美歌練習 担当:奏楽奉仕者
    ・11:45~     お茶の会
  

            今週の集会

    ・聖研祈祷会  2月9日(木) 10:30-11:30  
      サムエル記上 4章1b~18節 (旧)p.433

    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に祈る教会”
     として同欄に紹介されている 諸川伝道所の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

     降誕節第8主日     2月12日(日)

    ・礼拝準備祈祷会      午前10:20-10:30
    ・主日礼拝         午前10:30-11:45
      司 会 : 出席役員
      配 餐 : 配餐奉仕者
      交 読 : 詩編 1編
      聖 書 : ヨハネの手紙一 5章20節 
                 (新)p.447

      説 教 : 「真実の愛」 三原 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-505(歩ませてください)
            21-444(気づかせてください)
     (聖餐式) 21-78 (わが主よ、ここに集い)

    ・礼拝後の集会
      讃美歌練習   担当:奏楽奉仕者
      お茶の会    自由参加です
      2月役員会   「お茶の会」後
      
           



            その他の報告


        ■ 伝道師の活動報告

   イギリス・ケンブリッジ大学に留学中の細井伝道師より
   毎週頂戴する活動報告です。礼拝堂うしろの専用掲示板
   でご覧いただけます。毎週楽しみですね!細井伝道師の
   ご健康とお働きを覚えてお祈りいただけたら幸いです。 



      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    2022年4月より毎週、主日礼拝で賛美しています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、「鈴木一郎先生を偲ぶ会」
    で語られた言葉を特集して、第4号を発行しました。
    御多忙の中をご出席いただき、貴重な証言を語って
    いただいた方々に心より御礼申し上げます。
     教会に連なる皆さまや、来会される方々にお配り
    しています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学びました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。
    信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、おたがいが通って
    いる試練を覚えながら、共に祈り合い、支え合いながら
    歩みを続け、2022年12月31日をもって、旧約聖書39巻
    全ての通読を無事終了いたしました。主の導きとともに
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りによって支えられ、
    続けることができました。心より感謝申し上げます。

     引き続いて聖書通読を行なう予定ですが、都合により、
    新約聖書の通読は、2023年4月より開始する予定です。
    どなたでも無理なく通読していただけるよう、本年3月
    末には年間通読予定表(2023年新約版)を添付する
    予定ですので、ご参加下さいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(2022年版) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

  ・礼拝準備祈祷会 1月29日(日)男3、女5、 計8名
  ・主日礼拝    1月29日(日)男3、女5、 計8名
  ・聖研祈祷会   2月 2日(木)男1、女3、 計4名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 2. 4  by km. mn


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