2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          収穫感謝の特別礼拝

     2022年11月20日  午前10時30分~
                
               司 会    出席役員

               奏 楽    奏楽奉仕者


前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇 140篇          一 同
  
聖  書    ルカによる福音書 第16章19~31節
                   (新) p. 141

                   
祈  祷                     司式者

讃 美 歌     21-11番           一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21493番          一 同

説  教    「お金持ちと貧しいラザロ」    牧 師
 
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-566番          一 同

献  金    ー福島県会津放射能情報センターのためにー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

収穫感謝の特別礼拝
説教
 「お金持ちと貧しいラザロ」 要約
ルカによる福音書 第16章19~31節


貧しい「ラザロ」と「イエス」

 イエスが、たとえ話の中で、登場人物に名前を付けているのは、ルカ福音書のここだけです。イエスは「ラザロ」と個人名で呼んでいます。だからこれはたとえ話ではないという人もいます。ラザロという名前の意味は、「神は助ける」です。つまり、「神の助けなくして、生きられない者」、「神の助けによってのみ生きている」という意味です。「金持ちの門前に横たわっていた」(20)と記されていますが、金持ちが捨てたパンを食べていても、金持ちの憐憫によって生きていたのではない。「神の憐れみによって生きていた」という意味です。偶然にも「ラザロ」と「イエス」は、名前の意味が似ています。イエスとは「神の助け」という意味です。たとえの中のラザロこそイエスに他なりません。イエスは、私たち人間世界のただ中にあって、貧しい者として馬小屋で生まれました。イエスは、生まれたその時から、金持ちの門前にいた。そして、当時の権力者、金持ちの門前で、十字架の死で、命を捨てるという仕方で、戸の外にいたのではないでしょうか。

お金持ちも死んで…、陰府(よみ)でさいなまれ…

 お金持ちは守銭奴のように利益を追求したとか、人のお金を盗んだわけではありません。残飯をラザロにやる優しい気持ちもありました。なのに、なぜ陰府(よみ)でさいなまれなければならなかったのでしょう?それは自分に与えられた財産を、自分のものと思っていたからです。彼は、紫の衣(優美なおしゃれ着)や柔らかい麻布(贅沢品)を着て、贅沢三昧に遊び暮らしていたと記してあります。これが「陰府でさいなまれた」理由です。神から預けられたものは、神のために返していくべきです。自分を楽しませるためだけに用いることは、不正です。金持ちが「ラザロを生き返らせて…、『自分と同じように全然気がつかないで栄華に暮らし続けていれば、このように陰府でさいなまれなければならないから、分け与えることの必要』を教えて下されば、きっと家族やお友だちも気がついてくれると思う」と言いましたが、アブラハムは「たといラザロが復活して警告しても、彼らは悔い改めないでしょう」と言った。事実、その通りだと思います。

お金持ちと貧しいラザロ

 「わたしの兄弟であるこれらの最も小さな者のひとりにしたのは、すなわちわたしにしたのである。」(マタイ25:40)と、イエスは語られました。イエスのたとえには、厳しいものがあります。(『イエスのたとえ話講解』ヴェルナー・フェンザック著参照。)イエスは、必ずしも金持ちを富の故に非難してはおられません。正当な手段で富を得たならば、決して非難されないのです。むしろ、勤勉は良いことです。このたとえの中の金持ちは、神のことを全く忘れ、無視していたことにあると考えられます。生活に満足しきっていたのです。たとえの最後に「もしモーセと預言者に耳を傾けないなら、たとい死者の中から生き返る者であっても、その言うことを聞き入れはしないでしょう」とある。満腹している人にいくら御馳走を出しても食べません。私たちが神の恵みによって守られ、養われ、生かされていることに気づき、本来の居場所である神のもとに帰ることが悔い改めるということです。自分の力で生きていけるように錯覚して、神のもとに帰ることを拒むならば、結果、炎の中で悶え苦しむことになるのです。一方、ラザロは神に頼るしかなかったのです。私たちは、救いを必要としている者であることに、いち早く気づきましょう!



         ■ 収穫感謝の特別礼拝にようこそ!

  ・キリスト教会では、雨を降らし、日を照らし豊かな収穫の
   恵みを与えてくださる全能の神様に対して、毎年11月第3
   日曜日に「収穫感謝の特別礼拝」をおこなっています。

  ・私たちの教会では、毎週「東日本大震災で被災された方々
   や被災教会のために」祈り、また毎年「東日本大震災復興
   支援クリスマス・バザー」を行って、その収益の全額を、
   福島県「会津放射能情報センター」に献金させて頂いてい
   ますが、今年のクリスマス(12月25日)は、主日礼拝を優
   先して、コロナ感染拡大防止のためにも、バザーは中止さ
   せて頂くことが、役員会、会員一同の同意で決まりました。
  ・「会津放射能情報センター」への献金は、 これまで同様
   継続を旨としておりますので、 本日の「収穫感謝の特別
   礼拝」献金は「会津放射能情報センター」へ送金します。

  ◎ 聖書のことば
   ”受けるよりは 与える方が、 さいわいである”
           (使徒言行録 20章 35節)
 



    ■ 今年のクリスマス礼拝は12月25日(日)です。

     この良き日に洗礼や入会を希望される方は、牧師
    までお申し出ください。


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2022年度 年間聖句

    「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
    神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
    になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
    走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・江戸川松江教会と山下泰嗣(やすつぐ)牧師のために
                   
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  収穫感謝の特別礼拝 
    ・11:30~11:45  聖書通読:エゼキエル書16章  
                   (旧)p.1315
    ・11:45~12:00  讃美歌練習指導:奏楽奉仕者
    ・12:00~      お茶の会(自由参加です)
              


            今週の集会

    ・聖研祈祷会  11月24日(木)10:30-11:30  
     マルコによる福音書 7章31~37節  (新)p.75

    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に祈る教会”
     として同欄に紹介されている江戸川松江教会
     のお働きを覚えて祈りを合わせます。
 


            次主日のご案内

     アドベント第1主日礼拝 11月27日(日)

    ・礼拝準備祈祷会      午前10:20-10:30
    ・主日礼拝         午前10:30-11:30
      司 会 : 出席役員
      交 読 : 詩篇 141篇
      聖 書 : ルカによる福音書 21章25~36節
                    (新)p.152
      説 教 : 「お金持ちと貧しいラザロ」牧 師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-242(主を待ち望むアドヴェント)
            21-231(久しく待ちにし)
           21-241(来たりたまえ我らの主よ)

    ・礼拝後、
      「聖書通読」エゼキエル書 30章(旧)p.1344
      讃美歌練習 指導:奏楽奉仕者
      その後、お茶の会があります。(自由参加です)
     
           



            その他の報告


      ■ 細井宏一伝道師  【活動報告】

    第1週目~第7週目迄、礼拝堂うしろの専用掲示板で
    ご覧頂けます。毎週楽しみですね!
    



      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月から毎週、主日礼拝で賛美しています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
    牧師の巻頭言をはじめ、「鈴木一郎先生を偲ぶ会」
    で語られた言葉を特集して、3月27日発行いたしま
    した。御多忙の中をご出席いただき、貴重なご証言
    を語っていただいた方々に心より御礼申し上げます。
    伝道所に連なる皆さまや、来会される方々にお配り
    しています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、早くも3年
    目に突入しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学びました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引き続き、
    2022年1月2日(日)より「聖書通読」を再開しま
    した。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、おたがいが
    通っている試練を覚えながら、共に祈り合い、支え合い
    ながら新たな一年の歩みを始めたいと願っています。
    どなたでも無理なく通読できるように、年間通読予定表
    (2022年版)を以下に添付しましたので、ご参考の
    うえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

  ・礼拝準備祈祷会 11月13日(日)男3、女7、 計10名
  ・主日礼拝    11月13日(日)男3、女7、 計10名
  ・聖研祈祷会   11月17日(木)男2、女3、 計 5名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2022. 11. 19  by km. mn


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