2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
        聖霊降臨節第20主日礼拝

     2022年10月16日  午前10時30分~
                
               司 会    出席役員

               奏 楽    奏楽奉仕者


前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇 135篇          一 同
  
聖  書    コリントの信徒への手紙(一)第12章22~26節
                       (新) p. 316

                   
祈  祷                     司式者

讃 美 歌     21-482番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21515番          一 同

説  教    「補い合うために」        牧 師
 
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-490番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

聖霊降臨節第20主日礼拝
説教
 「補い合うために」 要約
コリントの信徒への手紙(一)第12章22~26節

① 人の視点から見た「マイナス部分」

 先週に続き、「体」を比喩として用いる言葉が続きます。パウロは、なぜ人々にはそれぞれ異なる賜物が与えられており、中には、「弱く見える部分」(22)もあれば、「恰好が悪いと思われる部分」(23)、「見苦しい部分」(24)などあるのかという問いに答えています。覚えておきたいことは、これら「マイナス部分」と受け取れる表現は、人の視点から見た評価にすぎないということです。創世記1:31にあるとおり、神様が造られた命はすべて、神様から見れば「極めて良かった」のです。が、人は、自分と他者を比べながら、その「極めて良かった」部分に優劣をつけ、「弱く見える部分」というレッテルを貼っていくことがあります。教会に集う人々を「体」と表現する時、その「体」を「組み立てられ」た(24)のは、神様であることを忘れてはなりません。そこには、神様の意志があるのです。もし一人で何でもできてしまうならば、誰かと共に生きる必要性を失います。誰かと助け合い、補いあって生きなければ、生きていくことができないということです。

② 助け合う喜びに出会う

 友人とキャンプに行った時の話です。とても楽しみにしていたキャンプで、前日の夜からシッカリと準備をして出かけました。順調にキャンプをしていたのですが、夜になって、ライトを忘れてきたことに気づきました。しかも、友人も同じようにライトを忘れてきていました。私たちは仕方なく、暗闇の中で火を焚きながら、その焚火の明るさだけを頼りに、夕食の準備をすることにしました。そこへ、隣でキャンプをしていた知らない人がやってきて、ライトを貸して下さると言うのです。私たちは「ありがとうございます」と伝え、一晩そのライトを借りることにしました。ライトを貸してくれた人は続けてこう言いました。「缶詰を開けたいのですが、缶切りをお持ちですか?」私はちょうど缶切りを持っていたので、「どうぞお使いください」と言って、缶切りを渡しました。その後は「せっかくですから」と、一緒に夕食を食べました。自分たちが持っているものだけで過ごしていたら、あの楽しい時間は、生まれなかったに違いないと思います。

補い合うために

 今朝の聖書には、人が完璧ではなく、できることも、できないことも、人それぞれにあるということの大切さが伝えられています。私たちは、誰かと自分を比べて、自分の欠けたところを恥ずかしく思ったりすることがあります。でも、その欠けたところがあるからこそ、人は出会うことができるし、助け合う喜びにも出会うことができるのです。教会は十字架を大切にしています。この十字架は英語で「クロス」と言います。そして、この「クロス」という言葉は「交差する」という意味があり、人と人が出会い、関わり合うことを表わしています。イエス様が背負われた十字架は、人が独りで生きるのではなく、「クロス」し、関わり合って共に生きることの大切さを示すのです。欠けたところがなければ出会うことがなかった人たちが、欠けたところを助け合うために出会い、共に生きるのです。欠けていることは、「マイナス」ではなく、「プラス」です。誰かと出会いのチャンスが、そこにあるということです。その「クロス」の中には、イエス様もおられます。人と出会い、関わる時、その真ん中にイエス様の十字架を見つけましょう。人は優劣を競い合うためにあるのではなく、組み合わされ、補い合い、助け合うためにあるのですから。



       ■アルベルト・シュヴァイツァーの秘密
      (『老いの豊かさ 人生の実りのとき』より)

     少年時代の思い出のなかで、シュヴァイツァーは、
   「老けこまずに一生を過ごすには秘訣があるにちがい
    ない。」と書いているが、彼はこの秘訣を発見した
    のだろう。八十を過ぎた今日も、彼はまだ老けこん
    でいない。いまだに熱帯地方の医者として、病院長
    としての仕事の重荷を負っている。 原子力開発の
    危険性に関する彼の講演が証明するように、彼は、
    いまだに人類の痛みと苦しみを共に担っていこうと
    している。彼の生涯は一つの先例となった。
     この先例に倣うとは、生命の尊厳、真実の精神、
    そして善の摂理への信頼を、心に深く刻みこむこと
    である。この道へ向かうために遅すぎるということ
    は決してない。

   
 ヴァルデマール・アウグスティーニ著 新教出版社1981年



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2022年度 年間聖句

    「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
    神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
    になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
    走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・番町教会と柳下明子牧師のために。
                   
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  聖書通読:イザヤ書62章  
                   (旧)p.1163
    ・11:50~     讃美歌練習指導:奏楽奉仕者
    ・12:00~      お茶の会(自由参加です)



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  10月20日(木)10:30-11:30  
        使徒言行録 27章1~12節 (新)p.267

    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に祈る教会”
     として同欄に紹介されている番町教会の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。
 


            次主日のご案内

     ■ 降誕前第9主日    10月23日(日)

    ・礼拝準備祈祷会      午前10:20-10:30
    ・主日礼拝         午前10:30-11:30
      司 会 : 出席役員
      交 読 : 詩篇 136篇
      聖 書 : コリントの信徒への手紙一 12章27~28節
                      (新)p.316
      説 教 : 「みんなで示そうイエスさま」牧 師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-482(わが主イエスいと…)
            21-515(きみのたまものと)
           21-390(主は教会の基となり)

    ・礼拝後、
      「聖書通読」エレミヤ書11章 (旧)p.1197
      讃美歌練習 指導:奏楽奉仕者
     
           



            その他の報告



       ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した伝道師が、神学校在学
    時、讃美歌学の課題で提出したした詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月から毎週、主日礼拝で賛美しています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
    牧師の巻頭言をはじめ、「鈴木一郎先生を偲ぶ会」
    で語られた言葉を特集して、3月27日発行いたしま
    した。御多忙の中をご出席いただき、貴重なご証言
    を語っていただいた方々に心より御礼申し上げます。
    伝道所に連なる皆さまや、来会される方々にお配り
    しています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、早くも3年
    目に突入しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝できることが、決して当たり前のことではな
    いことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引き続き、
    2022年1月2日(日)より「聖書通読」を再開しま
    した。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、おたがいが
    通っている試練を覚えながら、共に祈り合い、支え合い
    ながら新たな一年の歩みを始めたいと願っています。
    どなたでも無理なく通読できるように、年間通読予定表
    (2022年版)を以下に添付しましたので、ご参考の
    うえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

  ・礼拝準備祈祷会 10月 9日(日) 男3、女5、 計8名
  ・主日礼拝    10月 9日(日) 男3、女5、 計8名
  ・聖研祈祷会   10月13日(木) 男2、女3、 計5名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2022. 10. 15  by km.mn


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