2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第3主日礼拝

     2022年6月19日  午前10時30分~
                
               司 式    伝 道 師
 
               奏 楽    奏楽奉仕者


前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    真理は主イエス・キリスト     一 同
  
交  読    詩篇119篇(ペー~ レシュ)     一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 第26章75~27章5節 
                       (新) p. 55

                   
祈  祷                     司式者

讃 美 歌     21-18           一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     2183番           一 同

説  教    「ペトロとユダ」         牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21351番          一 同

献  金    ーウクライナ救援のために献げますー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                               説教要約 印刷用PDF

聖霊降臨節第3主日礼拝
説教
「ペトロとユダ」要約
 マタイによる福音書 26章75節~27章5節


① イエスとペトロ

 1954年版「讃美歌」365番の替え歌によって、イエスの12弟子の名前を全部言える方もいますが、12弟子の名前を全部言えない人でも、シモン・ペトロとイスカリオテのユダをご存じの方は多いようです。シモン・ペトロは、ガリラヤ湖畔のペトサイダの漁師。イエスの招きに応えて、すぐに網を捨ててイエスに従い、イエスが12人の弟子を選ばれると、弟子たちの先頭を歩み、やがて後にキリスト教会が生まれると、イエスの代表的・中心的指導者として華々しい活躍をした人物として有名です。ペトロは兄弟アンデレと二人組で(4:18)、カファルナウムでは、しゅうとめと共に(8:14)、イエスが高い山へ連れて行った時には、ヤコブとヨハネと一緒に(17;1)、「シモン・ペトロともう一人の(大祭司の知り合いの)弟子」が大祭司の屋敷の中庭へ入ったとあります(ヨハネ18:15以下)。複数の登場です。単独で「舟から降りて水の上を歩き」イエスに近づこうとして(14:22以下)「主よ助けて下さい」。主が彼との対話を絶つ事はないのです。

② イスカリオテのユダ
 
 「ユダ」という名は聖書全体では16人。イエスの12弟子の中にも2人いて、「イスカリオテのユダ」「ガリラヤのユダ」と区別されています。新約には「ユダの手紙」という文書もあります。が、「ユダ」と言えば直ぐ「イスカリオテのユダ」を連想し、主を裏切った者と私たちは考えます。彼は確かに自分の先生であったイエスを裏切り、銀貨30枚で敵の手にイエスを渡す手引きをしました。その為イエスは十字架に架けられたのです。が、彼は極悪非道な人物で、生まれつき貪欲で、不正直で、盗人や悪魔のような性格を持っていたのでしょうか。彼がどういう仕方でイエスの弟子になったのか福音書は何も語っていません。が、彼も他の弟子と同じように家族や財産を捨てて主に従った人です。イスカリオテとはケリオテの人という意味。11人が北方ガリラヤ出身者だった中に、ただ一人、南方ユダヤのケリオテから弟子集団にいて、よそ者として常に孤独感に悩んでいたのでしょう。それでも彼は「金入れを預かっていた」(ヨハネ13:39)とあります。

ペトロとユダ

 ペトロとユダは、イエスからの召命、任命、派遣に与り、約3年間、寝食を共にした同士です。ペトロはイエスに「たとい、皆の者がつまずいても、私はつまずきません」「私は獄にでも、死に至る迄も、あなたと一緒に行く覚悟です」と大言壮語した通り、他の弟子たちが逃げた後も大祭司の庭に留まっていました。その時、三度の否認をし、主の信頼を裏切ったのです。ペトロとユダは裏切りについても同じです。裏切りの罪を犯した後、後悔した点でも同じです。違うのは、ユダは他の11人と違って一人、南方ユダヤ人であった事。無学な、ただの人だったペトロに対し、会計の要職を委ねられる程の能力ある人だった事。決定的な違いは、自らの罪に気づいた時、主に赦しを乞い、主に委ねたのか否かにあります。その時ユダは祭司・長老に相談しました。「我々の知ったことか。自分のことは自分で始末するがよい」と言われ、自死します。主は、たとえ裏切られても否認されても、決して見捨てない方である事を知っていたペトロは、主に赦しを乞い、主に委ね、再出発したのでした。ユダの悲劇は、主の愛に凡てを委ね切れなかったゆえの事でした。主イエスは私たち一人一人にも、愛の眼差しを贈っておられます。主の愛に委ねて生きましょう!




      ■平和を求める祈り
―ウクライナとロシアを覚えて―
 
  主なる神よ

  私たちは罪の中に住む者、そして罪人である私たちの
  共同体もまた、罪を犯します。
  あなたの聖なる火で私たちを清めてください。

  あなたを畏れることを忘れ、自分を大きくし、傲慢になる時、
  私たちは他者を脅かし、傷つけ、あなたにも背を向けます。
  主よ、人間の傲慢さを打ち砕いてください。

  万軍の主よ、あなたの赦しの力は私たちの罪より偉大です。
  私たちを、この世界を、罪から救ってください。
  あなたの赦しに触れ、私たちにも赦す力を与えてください。

  多くの人々の生死に関わる力を持つ人々がいます。
  その者たちのために祈ります。
  彼らが命を選ぶことができますように。

  争い合う道を選び取った人々のために祈ります。
  平和の神であるあなたの教えを
  彼らが思い出すことができますように。
  神よ、あなたは剣を鋤に変え、
  私たちに戦いを止め、平和を求めるよう、
  その御心を示されます。

  世界の指導者たちが、日本の指導者たちが、
  世界の教会が、日本の教会が、
  キリストの知恵と愛によって導かれ、
  勇気をもってこの局面と向き合うことができますように。
  武力ではなく、対話と相互理解、
  異なる立場にある者たちを互いに思いやる心をもって
  平和の道を模索していくことができますように。

  ウクライナとロシアの人々のために祈ります。
  命を脅かされている人々のために、
  恐れと不安に襲われている人々のために、
  平和を求める人々のために祈ります。
  彼らの嘆きに耳を傾け、
  あなたが共にいて御手をもって彼らを守り、
  滅びの道から救い出してくださいますように。
  慰めと希望を与えてくださいますように。
  あなたの平和をもたらしてくださいますように。

  命と平和の主よ、
  私たちに、それぞれに置かれている場所から声を挙げ、
  あなたの御心を宣べ伝えることができますように。
  あなたの御心を求め、それに従いつつ、
  世界のキリストに従う者たちと共に、
  私たちを、平和を造り出す者としてくださいますように。

  私たちの祈りをとりなし、
  私たちの嘆きに耳を傾けてくださる
  神の独り子イエス・キリストの御名によって祈ります。
                      アーメン。
               (日本基督教団HPより抜粋)



◎ 本日の礼拝献金について…
  去る2月24日に始まったロシアの軍事侵攻により、ウク
  ライナ国内に多数の死傷者、被災者、国外への難民が出て
  います。本日の礼拝献金は、日本基督教団社会委員会を通
  して、「ウクライナ人道的支援」のために献げます。


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2022年度 年間聖句

     「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
     神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
     になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
     走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            
            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・野比教会と山田和人牧師のために。
               
            
            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~     礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  聖書通読:歴代誌下4章
                    (旧)p.674
    ・11:45~12:00  讃美歌練習
    ・12:00~     お茶の会(自由参加です)


            今週の集会

    ・聖研祈祷会   6月23日(木)10:30-11:30  
       テモテへの手紙一 5章17~25節
                  (新)p.388

     信徒の友「日毎の糧」欄に記載の聖書のみ言葉に
     耳を傾けたのち、この日”共に祈る教会”として
     同欄に紹介されている野比教会のお働きを覚えて
     祈りを合わせます。      



             次主日の案内

    ・聖霊降臨節第4主日      6月26日(日)
     準備祈祷会        午前10:20-10:30
     主日礼拝         午前10:30-11:30
      司 会 : 伝 道 師
      交 読 : 詩篇119篇(シン ~ タウ 迄)
      聖 書 : コリントの信徒への手紙Ⅱ
                 1章21~22節 
                   (新)p.326
      説 教 :「イエス様に結ばれて」  牧 師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-57 (ガリラヤの風かおる丘で)
           21-355(主をほめよ わが心)
           21-196(主のうちにこそ)


     ・礼拝後、「聖書通読」歴代誌下 21章  
                 (旧)p.697
           讃美歌練習
           お茶の会  自由参加です





            その他の報告


       ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した伝道師が神学校在学時、
    課題で提出したした詞に、讃美歌学を教えて下さった
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念してオリジナル
    に曲をつけていただいて生まれた讃美歌です。4月か
    ら主日礼拝で賛美しています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
      牧師の巻頭言をはじめ、当伝道所の初代牧師
     鈴木一郎先生を偲んで語られた言葉を特集して、
     3月27日発行いたしました。メッセージを語って
     いただいた方々に心より御礼申し上げます。
      伝道所に連なる皆さまや、来会される皆様に
     お配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     新しい年を迎え、われわれの社会がコロナ禍に直面し、
    早くも3年目に突入しました。
    これまで経験したことのない大きな災いによって、一日
    一日を生きること、そして教会に集って礼拝できること
    が、決して当たり前のことではないことを学ぶことがで
    きました。この与えられた時を大切に、意味あるものと
    して過ごすために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引
    き続き2022年1月2日(日)より「聖書通読リレー」
    を再開しました。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、
    お互いが通っている試練を覚えながら、ともに祈り合い、
    支え合いながら新たな一年の歩みを始めたいと願ってい
    ます。どなたでも無理なく通読できるように、年間通読
    予定表(2022年版)を以下に添付しましたので、ご
    参考のうえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

 ・子供の日・花の日礼拝 6月12日(日) 男4、女9、計13名
 ・聖研祈祷会      6月16日(木) 男2、女2、計 4名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2022.6.25  by km.mn


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