主日礼拝 説教抄録  2022年度
    
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      ペンテコステ礼拝  説教「教会が生まれる」

                日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所
                        2022年6月5日

  使徒言行録 第2章1節~11節

「教会が生まれる」 要約
① ペンテコステ(聖霊降臨祭)礼拝にようこそ!
 教会(伝道所)は、何によって存在しているのでしょうか? 教会(伝道所)は、イエス様を信じた弟子たちが「ここらで一つ、皆で力を合わせてイエス様のことを宣べ伝えましょう!」と相談し、決意し、一念発起し、総決起大会を開いて、誕生したものではありません。教会(伝道所)は「「聖霊(原語でプネウマ)が降ったことによって、弟子たちが聖霊の力を受けたことによって、即ち神様の力によって出来たのです。人間の決意や努力によってではなく、神様の力、働きかけによって、この世に誕生したのです。茅ヶ崎堤伝道所が今ここに存在するのも、同じ聖霊の働きによるのです。私たちが今、イエス様を信じる信仰者の群れとしてここに集められている、礼拝している、まさにここに教会があります。教会(伝道所)というのは教会堂という建物のことではなく、信仰者の群れ、礼拝の群れのことです。神様の力、聖霊の働きなしには私たちは一日たりとも信仰者として生きることは出来ないし、教会(伝道所)が存在することもないのです。
② 聖霊の力、聖霊の働き
 私たちが聖書を読み、聖書の話を聞いている時ハッと気づいて爽やかな気持ちになる、それが聖霊の力です。大勢の人が狭い部屋に集まって、すっかり部屋の空気が悪くなった時、窓を開けるとサッと爽やかな風が入ってきて急に生き返ったような気持になる、それが聖霊の働きです。私たちの人生の中で様々な困難、うっとうしい事が続いたりすると、すっかり落ち込んでしまう。そんな時、礼拝に出席し、聖書の話を聞くと、御言葉が突然、新鮮に飛び込んできて心が洗われたような気にさせられる事があります。それが聖霊の働きです。聖霊は神様の息であり、私たちを生き返らせる爽やかな風です。ギリシャ語では、息も風も聖霊も、同じ「プネウマ」です。「息」も「風」も「聖霊」も、私たちの目には見えないけれど感じる事はできるし、結果で分かります。私たちが教会(伝道所)に来て、共に礼拝し、声を合わせて歌い、共に祈る内にハッと気づいて、よし、やろう!と希望が湧いたなら、最初のペンテコステと同じ聖霊を受けたという事なのです。
③ 教会が生まれる
 復活したイエス様は弟子たちに「神様はあなたたちに聖霊を下さるから待っていなさい」と言って昇天しました。弟子たちは皆、エルサレムの大きな家に集まって一生懸命お祈りしていました。イースターから五十日経った「五旬祭(ペンテコステ礼拝)」の日。ゴォーという風が吹くような音がして「大風かな」「地震かな」そう言っていると、弟子たちの心の中が熱くなって神様の力が一人一人の上に来たの。すると弟子たちは今迄「あぁ、これから私たちはどうなるのかな。イエス様と同じように磔になるのかな」と思っていたけど、今は心の中に神様のパワーが来たから元気になって、「そうだ。私たちはイエス様の事を皆に伝えよう。イエス様は神の子で私たちと一緒にいて下さる。そうお話しよう」。そう言って、弟子たちは皆、元気になって讃美歌を歌って、お話をしました。五旬祭、エルサレムにユダヤ人だけでなく、ローマ人、ギリシャ人など大勢の人々が集まってきて「あっ、私の国の言葉で話してくれたからよく分かります」。皆がそういう言ったの。不思議だね。その日、イエス様を信じる人が三千人もいて、衣食住みんな一緒に暮らして、一緒にお祈りをして、一緒にイエス様のお話をしたそうよ。こうして教会が生まれました。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠、伝道師 細井宏一
 更新:2022.6.4 by km.mn

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