2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          復活節第7主日礼拝

      2022年5月29日  午前10時30分~
                
               司 会    出 席 役 員
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    真理は主イエス・キリスト     一 同
  
交  読    詩篇119篇(ヘ- ~ ヘト)       一 同
  
聖  書    ガラテヤの信徒への手紙 第4章6節
                   (新) p. 347

                   
祈  祷                     司会者

讃 美 歌     21-493           一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     2162            一 同

説  教    「父と呼べる幸せ」        牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     こどもさんびか1-58       一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                               説教要約 印刷用PDF

復活節第7主日礼拝
説教
「父と呼べる幸せ」要約
 ガラテヤの信徒への手紙 第4章6節


① ナイヤガラの滝を渡る綱渡り師

 カナダとアメリカの間にナイヤガラの滝があります。ドイツから来た綱渡り師が鋼鉄のロープを張って、その上を歩いてみせました。見物人はハラハラしながら見守りますが、彼は途中でジャンプまでして戻ってきました。「皆さんいかがでしたか?」拍手喝采が起こります。「ではこれから人をおんぶして渡りたいと思います。できると思いますか?」みんな喜んで拍手をしました。「では、あなた どうぞ!」。途端に彼の周りの人の波が引きました。だって落ちるかもしれません。怖くて乗る人などいません。「どなたか、いませんか?」。呼びかけに応えたのは一人の男の子でした。綱渡り師は軽々と男の子をおんぶし、さっきと同じように悠々と網を渡って戻ってきました。「坊や怖くなかったの?」大人たちが聞くと「ぜんぜん。なぜだと思う?」と男の子。大人たちは誰もわかりません。すると男の子、ニッコリ笑って言いました「だって、あの人、僕のお父さん」。心から信頼するお父さんが一緒にいてくれたら誰だって安心、怖くありませんよね。

② イエス様に出会う前の私たちと、出会ってからの私たち
 
 今朝の御言葉を4章1~7節の文脈で読み進めます。結論は「あなたはもはや奴隷ではなく、子です」(7)。そのため、子と奴隷の違いが論じられます。「子」とはイエス様と出会ってからの私たち。「奴隷」とはイエス様に出会う前の私たちだと言えます。イエス様に出会う前の私たちは「世を支配する諸霊に奴隷として仕えていました」(3)。現代でも多くの人が占いに頼り、日や方角などのこだわりも根強く残っています。それらに惑わされていた私たちを解放するために神は御子を遣わされました。御子は「女から…生まれた者」(4)です。それはこの方が私たちと同じ人間になられた事を意味します。罪以外のすべての弱さや痛みもご存じだという事です。御子が遣わされたのは「わたしたちを神の子となさるため」(5)です。奴隷の対極にあるのが子ども。奴隷にとって主人は監督者です。ルール(律法)を守らなければ罰せられます。が、親と子は主従関係ではありません。親は子を訓練しますが、その存在を丸ごと受け入れる無条件の愛が存在します。

父と呼べる幸せ

 親のその愛に対して、応答として子に求められるのは、失敗しない事ではなく、信頼する事、その絶対の信頼をひと言で表したのが「アッバ、父よ」です。それにしてもなぜ叫ぶのでしょう。これはゲッセマネでのイエス様の祈りなのです。御子が遣わされたのは、「律法の支配下にある者を贖い出すため」です。「贖う」とは代価を払って買い戻す事。イエス様はご自分の命を代価として支払って下さいました。この主の受難があって初めて私たちも「神」を「アッバ」と呼べることを忘れてはなりません。そして聖霊が、二千年前に完成して下さったこの事実を、今日の私の事実として下さるのです。綱渡り師の男の子が安心してお父さんの背中に乗ったように、私たちも安心して天のお父様に頼ることができます。私たちが今日あった事、嬉しい事、悲しい事、どんな事も聞きたい、頼ってほしいと神様は思っています。父親に話すように神様にお話しする事、それがお祈りです。親と子の絶対的な信頼、それが神様と私たちの関係です。イエス様の十字架がそれを実現して下さり、聖霊がその交わりに私たちを入れて下さいます。聖霊が天の父と私たちを直接つないで下さるのです。だから、安心して「父」と呼べます。「父と呼べる幸せ」です。


          ■ 昇天日からペンテコステへ       
                          
    2022年の昇天日は、5月26日(木曜日)でした。
   ペンテコステは、6月5日(日曜日)です。昇天日とその
   あとの10日間は、ペンテコステに先立つ準備の時です。
    教会の暦で言えば、ある意味それはクリスマスに先立つ
   アドベントや、イースターに先立つレントのような日々に
   当たるでしょう。クリスマスやイースターの主役はイエス
   であり、わたしたちはその誕生や復活を祝うという受け身
   的な面が強いように思います。他方ペンテコステは、主役
   である聖霊の働きに応えて、わたしたち自身が語り、働き、
   行動するという能動的で積極的な側面が強く浮上してくる
   ように思うのです。
    イースターに生まれた復活の命が、聖霊を通してわたし
   たちのもとに満ちあふれます。わたしたちはこの復活の命
   に生かされて歩み、この聖霊に導かれて宣教の働きを担い
   ます。2千年前の弟子たちがそうであったように、この時
   この場にあってわたしたちに示される宣教の課題を見つめ、
   一人ひとりに与えられたキリスト者としての人生を歩みま
   しょう!



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2022年度 年間聖句

     「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
     神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
     になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
     走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            
             今週の祈り

     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・生田教会と池迫直人牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行っています)

     ・10:20~     礼拝準備祈祷会
     ・10:30~11:30  主日礼拝 
     ・11:30~     聖書通読:列王記上11章
                     (旧)p.596
     ・12:00~     讃美歌練習



             今週の集会

     ・聖研祈祷会   6月2日(木)10:30-11:30  
       ヨハネの黙示録21章22節~22章5節
                    (新)p.479

      信徒の友「日毎の糧」欄に記載の聖書のみ言葉
      に耳を傾けたのち、同欄に”共に祈る教会”と
      して紹介されている生田教会のお働きを覚えて
      祈りを合わせます。      



             次主日の案内

     ・聖霊降臨日(ペンテコステ) 6月5日(日)
      準備祈祷会        午前10:20-10:30
      主日礼拝         午前10:30-11:45
       司 会 : 伝 道 師
       交 読 : 詩篇119篇(テト~ラメド迄)
       聖 書 : 使徒言行録 2章1~11節 
                  (新)p.214
       説 教 :「教会が生まれる」  牧 師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-62 (天にいます私たちの父)
           21-350(来たれよ、聖霊)
      (聖餐式)21-78 (わが主よ、ここに集い)


      ・礼拝後、「聖書通読」歴代誌上1章  
                 (旧)p.625
           讃美歌練習
           お茶の会  自由参加です





            その他の報告


       ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した伝道師が神学校在学時、
    課題で提出したした詞に、讃美歌学を教えて下さった
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念してオリジナル
    に曲をつけていただいて生まれた讃美歌です。4月か
    ら主日礼拝で賛美しています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
      牧師の巻頭言をはじめ、当伝道所の初代牧師
     鈴木一郎先生を偲んで語られた言葉を特集して、
     3月27日発行いたしました。メッセージを語って
     いただいた方々に心より御礼申し上げます。
      伝道所に連なる皆さまや、来会される皆様に
     お配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     新しい年を迎え、われわれの社会がコロナ禍に直面し、
    早くも3年目に突入しました。
    これまで経験したことのない大きな災いによって、一日
    一日を生きること、そして教会に集って礼拝できること
    が、決して当たり前のことではないことを学ぶことがで
    きました。この与えられた時を大切に、意味あるものと
    して過ごすために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引
    き続き2022年1月2日(日)より「聖書通読リレー」
    を再開しました。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、
    お互いが通っている試練を覚えながら、ともに祈り合い、
    支え合いながら新たな一年の歩みを始めたいと願ってい
    ます。どなたでも無理なく通読できるように、年間通読
    予定表(2022年版)を以下に添付しましたので、ご
    参考のうえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

   ・主日礼拝   5月22日(日) 男5、女9、 計14名
   ・聖研祈祷会  5月26日(木) 男2、女3、 計 5名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新: 2022.5.28  by km.mn


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