主日礼拝 説教抄録  2022年度
    
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  母の日(復活節第4)主日礼拝  説教「イエスは良い羊飼い」

                日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所
                        2022年5月8日

  ヨハネによる福音書 第10章11節~16節

「イエスは良い羊飼い」 要約
① 「母の日」礼拝にようこそ!
 母親というのはわが子に何でも良くしたいと思う心(愛)でいっぱいです。子はそんな母を尊敬し母の愛をいっぱい受けて「良い人」に育つものです。私たちの母子関係(親子関係)は、あらゆる人間関係の基いとなるものです。私たちはそれぞれの場でリーダーシップをとりながら暮らしています。学校で、職場で、教会で、家庭で、父親であったり母親であったりその仕方は様々ですが、それぞれある役割を担って生活しています。母と子(親子)の本来あるべき姿(良い関係)を経てきた人は、たとえどんな難しい人間関係や新しい局面もスムーズに切り拓いて、それを大きく良いものに成長させることができるようです。それは愛が媒介になっているからです。たとえば、この教会に集うお一人ひとりが互いに、母の愛(何でも良くしたいと思う心)で接すれば、茅ヶ崎堤伝道所は神様に喜ばれる「良い教会」へと成長するでしょうし、間違いなく良く発展するのです。本来あるべき姿(良い関係)を聖書の「羊飼い」のたとえから学びましょう。
② 「羊」と私たち
 羊は弱い動物です。弱い動物だからみんなと一緒にいようとしますし、自分たちの羊飼いを心から信頼し、様々な危険から身を守ってもらおうとします。私たちは強がっていても心の奥底に弱さを秘めています。皆さんの中に眼鏡をかけている人がいますね。羊は近眼で約30センチしかハッキリ見えないそうです。羊がいつも群がっているのは、30センチ四方に他の羊が見えないと「ああ、わたしは一人(一匹)ぼっち」と気弱になるからだそうです。私たちも気弱で、独りでいるのはとても寂しいです。みんなと一緒にいたいですし、誰かに命を守って貰いたいのではないでしょうか。イエス様はご自分のことを「わたしは良い羊飼いである」とおっしゃいました。良い羊飼いは命がけで羊を守ります。私たちは毎日の生活の中で、イエス様の慰め励ましが与えられていることに、気づいているでしょうか。イエス様は私たちを命がけで愛し守って下さる方です。実際、イエス様は私たちの罪の身代わりになって、十字架の上で死んで下さいました。
③ イエスは良い羊飼い
 眼の近い羊も、耳は良いそうです。牧場に複数の羊と羊飼いがいても、羊はそれぞれ自分の羊飼いの声を正しく聞きわけ、自分たちの羊飼いに間違いなく従っていくそうです。私たちも「良い羊飼い」であるイエス様の声を聞いていくことが大切です。イエス様に聞き従うことなしに、私たちがイエス様の羊であり、イエス様が「良い羊飼い」であることを知ることはできません。私たちはイエス様に心から信頼し、神様と人々に喜ばれる良い親子関係、仲間関係、人間関係を築いて参りましょう!この教会堂にはブロックホルストの「良い羊飼い」の絵が掲げてあります。良い羊飼いであるイエス様が羊の群れの先頭に立って歩まれています。片手に杖を持ち、もう片手には子羊を抱いておられます。よく見ますと、真っ先に来た一匹のお母さん羊が、イエス様の手に抱かれた子羊を見上げています。そして子羊を見上げているお母さん羊の目は、イエス様の御顔をも見上げることになっています。お母さん羊は、群れの羊と同じく、羊飼いのあとについて歩いていたけれど、自分の子をイエス様の手に召されたので、走って行ってイエス様の手にあるわが子を見上げているのです。そしてその子に導かれて、イエス様の御顔を拝しているのです。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2022.5.7 by km.mn

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