2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         受難節第1主日礼拝

     2022年3月6日  午前10時30分~
                
               司 会    出席役員
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 108篇          一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第1章12節~15節
                     (新)p. 61

                   
祈  祷                     司会者

讃 美 歌     21-57            一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21125           一 同

説  教    「良い知らせ」          牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21430           一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

受難節第1主日礼拝
説教
「良い知らせ」要約
マルコによる福音書 第1章12節~15節


① 「愛する子」への霊の導き

 マルコ福音書はマタイ、ルカとは違い、イエス様の姿をバプテスマのヨハネの洗礼を受けるところから描き始めています。イエス様の受洗の出来事は、鳩のようにくだる“霊”と天からの「あなたはわたしの愛する子」という声によって表現されています。それは「父、子、聖霊なる三位一体の神」の出来事として、それぞれが見えるような仕方で、聞こえるような仕方で働かれることを示します。それは同時に私たちの受洗の出来事をも暗示しています。「それから(すぐに)」イエス様は聖霊によって荒れ野へと追放させられます。「荒れ野」はさびしい荒れ果てた地、人の住まない所であり、人が生きることを保証するもののない、「死の陰の谷」(詩篇23)を思わせる命と死が隣接している所です。他方、荒れ野は、メシアが来る(イザヤ40:3)という終末論的な場所でもあります。イエス様は40日(40は苦難と試練の時を表す象徴的な数字)間、荒れ野で試練の時を経験します。この40日は主の復活までの歩み全体に関わる40日となったのです。

② サタンからの「誘惑」
 
 「誘惑」(ベイラゾー)とは、試み、むしろ、葛藤や苦悩を負うことです。欲望や罪に誘うという意味での「誘惑」とは違います。神は「愛する子」を十字架へと向かわせる、御子はその使命を受諾し、その盃を受け入れて飲むのです。この試練の場は、回復への道筋を示します。「野獣と天使が、一緒にいた」というのはマルコ特有の記事です。「野獣」は悪魔やサタンのシンボルかもしれませんが、野獣がイエス様に敵対的な行動をしたり、誘惑したとは書いていません。ただ「野獣と一緒におられた」と書いてあるだけです。更に、「天使が仕えていた」とあるのも野獣と天使が敵対していたとは書いてありません。イエス様が霊によって荒れ野へと送られ、そこでサタンから誘惑を受けるのですが、そこに野獣と天使がいたという事は、「野獣(試す者)」は荒れ野だけにいるのでなく、いつもイエス様と一緒に居続けられた事を意味します。私たちの信仰生活も、「野獣と共に」の苦しみと「天使たちが仕える」喜びがあり、人はその間で生きているのです。

良い知らせ 

 すでに私たちは、一年のうち、特にイエス様の苦しみと十字架を思うレントの時を歩んでいます。一体どうしてイエス様が十字架にかからなければならなかったのかを、思う時です。ここでマルコ福音書はイエス様がそのご生涯を通して何を語られたのかを、短い言葉で言い表しました。それが「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」です。一見これは命令のように聞こえますが、実はイエス様からの招きの言葉です。イエス様から私たちに贈られる福音(良い知らせ=グッドニュース)です。「時は満ちた」「神の国は近づいた」だから「悔い改めて福音を信じなさい」というイエス様からの招きの言葉なのです。私たちはその「良い知らせ」がイエス様において、すでに実現しているのだ、ということを知ります。その意味では、イエス様ご自身が福音(グッドニュース)そのものだと言えます。「悔い改める」とは、向きを変えることです。神様に背中を向け、そっぽを向いていた私たちに、神様の方を見て、神様の方に耳を向けて神様の言葉を聞こえるようにしてごらんなさい、と言われます。イエス様からの、神様からの招待状とも言うべき言葉なのです。私たちがそれを喜んで受け取ることができるといいですね。

       
         ■ 「受難節(レント)」
                      

    皆さんのお家には、カレンダーがありますか。きっと、
   いろんなところに貼ってありますよね。そのカレンダーに
   は、特別な日や忘れてはいけない日に、必ずしるしがつい
   ているのではないでしょうか。実は、同じように教会にも、
   教会のためのカレンダー(教会暦)があります。もちろん
   曜日の並び方は同じです。けれど、特別に覚えておく日が
   あるのです。

    今年は、3月2日(水)から4月16日(土)までの
   40日間(ただし、日曜日はこの40日間には入れません)
   が特別な日です。何が特別かと言えば、イエス様の十字架
   を想って過ごす40日間だからです。この40日間を受難
   節(レント)と呼び、レントは3月2日(水)「灰の水曜日」
   から始まります。レントの期間中は、ざんげと悔い改めを
   表わす紫色の布を教会では用います。
   牧師が用いるストールも、祭壇のおおいも、説教台(プル
   ピット)や聖書台(レクターン)の飾り(パラメント)も、
   全部紫色を用います。


         ■ 受難節(レント)の祈り

   主よ あなたは神のみ子であられたにもかかわらず
     人となり 貧しい馬小屋でお生まれになり
     神さまの愛をあらわしてくださいました
     あなたは 病気で苦しんでいる人 人々から
     のけ者にされている人 いじめられている人
     悲しんでいる人の友だちになってくださいました
   主よ どんな時でも私たちの友だちになってくださることを
     感謝します
   主よ 私たちがあなたの道から離れないように 私たちの
     罪を負って 十字架の道を歩んでくださいました
     私たちの罪をお許しください
   主よ あなたは その苦しみと 十字架の死によって
     私たちに 神さまの深い愛を示してくださいました
     あなたの愛にこたえて歩む者としてください
   主よ あなたの十字架を いつも見上げ 
     死に勝たれた栄光の主を待ち望む者としてください‼

           (DCEマガジン『元気がでる教会暦』より)


   ◎ イースター(4月17日)に受洗ご希望の方は牧師まで!


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句

     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            
             今週の祈り

     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・宇佐美教会と畠澤かおり、美雄牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)

     ・10:20~     礼拝準備祈祷会
     ・10:30~11:30  主日礼拝 
     ・11:30~     聖書通読:民数記28章
                    (旧)p.262
     ・11:45~     お茶の会(自由参加です)


             今週の集会

     ・聖研祈祷会   3月10日(木)10:30-11:30  
       ガラテヤの信徒への手紙 2章11~21節
                      (新)p.344 

       ( 信徒の友「日毎の糧」欄に記載の聖書の
        み言葉に耳を傾けたのち、宇佐美教会の
        お働きを覚えて祈りを合わせます。)      



             次主日の案内

     ・受難節第2主日礼拝 3月13日(日)
      礼拝準備祈祷会     午前10:20-10:30
       主日礼拝        午前10:30-11:45
       司 会 : 出席役員
       配 餐 : 配餐奉仕者
       交 読 : 詩篇109篇
       聖 書 : マルコによる福音書3章20~27節 
                     (新)p.66 
       説 教 :「イエス様の本当の姿」 三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-280(まぶねの中に)
           21-287(ナザレの村里)
            21-78 (わが主よ、ここに集い)


       礼拝後、「聖書通読」申命記 7章 
                 (旧)p.292
            通読後、お茶の会(自由参加)
      ・3月役員会 役員の方はお残りください




            その他の報告

     
       ■「新つつみ通信」第3号を発行しました。 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、伝道所の歩みを覚えて教会員
    有志の方々にメッセージ記していただいて、9月12日
    発行することができました。お忙しい中、御寄稿下さい
    ました方々に心よりお礼申し上げます。伝道所に連なる
    方々や来会される方々にお配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     新しい年を迎え、われわれの社会がコロナ禍に直面し、
    早くも3年目に突入しました。
    これまで経験したことのない大きな災いによって、一日
    一日を生きること、そして教会に集って礼拝できること
    が、決して当たり前のことではないことを学ぶことがで
    きました。この与えられた時を大切に、意味あるものと
    して過ごすために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引
    き続き2022年1月2日(日)より「聖書通読リレー」
    を再開しました。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、
    お互いが通っている試練を覚えながら、ともに祈り合い、
    支え合いながら新たな一年の歩みを始めたいと願ってい
    ます。どなたでも無理なく通読できるように、年間通読
    予定表(2022年版)を以下に添付しましたので、ご
    参考のうえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


   ■ 先週の集会報告
   ・礼拝準備祈祷会 2月27日(日) 男4、女5、計 9名
   ・主日礼拝    2月27日(日) 男4、女5、計 9名
   ・聖研祈祷会   3月 3日(木) 男2、女3、計 5名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2022.3.5 by nk


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