2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         降誕節第10主日礼拝

     2022年2月27日  午前10時30分~
                
               司 会    出席役員
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 107篇          一 同
  
聖  書    ヨハネの手紙(一) 第2章9~10節
                   (新)p. 442

                   
祈  祷                     司会者

讃 美 歌     21-390           一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21511           一 同

説  教    「闇の中に愛が生まれる」     牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     2160            一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

降誕節第10主日礼拝
説教
「闇の中に愛が生まれる」要約
ヨハネの手紙(一) 第2章9節~10節


① ヨハネの手紙(一)

 手紙(一)は差出人の名前も受取人の名前もなく、ただ「愛する者たち」と呼びかけています。表現や文体がヨハネ福音書と似ているので、ゼベダイの子使徒ヨハネが書いたとされていました。使徒ヨハネについては、紀元40年頃に殉教したという伝承と、90年頃まで生きたとがあって、前者を採るむきは使徒ヨハネでなく、長老ヨハネと言う人が書いた手紙とします。内容からすると、異端が緊急の問題となっていて、手紙の成立は紀元100年頃『反キリスト』と呼ばれている異端は、その頃アジアの教会をおびやかしたグノーシス主義でした。グノーシス主義は、霊が善、肉が悪という二元論で、キリストは悪の肉体をとりえないといってキリストの『受肉』を否定しました。霊のキリストは十字架以前にイエスをはなれ、人間イエスのみが十字架につけられたと考えました。霊のキリストと肉のイエスとを区別して考えていたのです。手紙(一)はこれらの異端に対する警告で、正しいキリスト理解と、異端に対する正しい信仰告白を勧めるものです。

② 神様の下で一つの家族
 
 今から11年前の3月11日、「東日本大震災」が襲いました。大きな揺れに続いて海から巨大な津波が何度も押し寄せました。更にその後、原子力発電所が爆発事故を起こし、放射性物質が遠くまで、人の住む町と自然界を汚しました。その地震からしばらくは、本当に沢山の町が、人が住めない場所となりました。明かりがなく、夜は真っ暗。生き物も少ないので音が何も聞こえません。人の住めない町が真っ暗になっただけではなく、皆の心まで暗い気持ちで覆われる出来事でした。そのような恐ろしい状況の中でも、世界中からお祈りと助けが届き、その後何年も支援活動は絶えませんでした。ある国の教会の人たちは、「私たちの兄弟姉妹たちが傷ついている!」と言って駆けつけてくれました。教会では本当の家族でない人同士も「兄弟姉妹」と呼び合いますが、それは神様の下では肌の色や考え方の違いを超えて一つにして頂けるからです。震災などで深く傷ついている人たちの事を聞くと、遥か遠くの人でもパッ!と愛が呼び覚まされるのです。

闇の中に愛が生まれる 

 東日本大震災の後にはこんなこともありました。普段から仲の悪い二つの国があります。政治の考え方が違い、歴史的にも喧嘩が絶えない国同士で、残念なことにクリスチャン同士もお互いの国の教会のことを良く思っていませんでした。「神さまの下で一つの家族」と受け入れることが難しかったのです。ところが、そんな人たちが東北の被災地で一緒になりました。それぞれの国からボランティアとして駆けつけたからです。当然かもしれませんが、どちらの国の人も神様の愛に生きる人でした。他人を憎む心は全くありません。被災者のために働き、心の底からお祈りするクリスチャンでした。私たちの世界にはいろいろな闇があります。国の違いや誤解で、人間の間には溝が生まれることがあります。でも本当に愛が必要なところには、神様が働きかけて下さいます。神様の愛は闇に輝く希望の光です。イエス様の光に照らされると、「私さえ良ければ」病や、「見えているつもり」症候群にかかりやすい自分に気付きます。イエス様を信じるということは、「私とあなた・あの人」の間に築き上げた垣根をイエス様と一緒に取り消していく作業でもあります。イエス様がご自分を犠牲にして示して下さった愛は隣人とも分かち合うものなのです。


       
         ■ 「 灰の水曜日 」
                      

    皆さんのお家には、カレンダーがありますか。きっと、
   いろんなところに貼ってありますよね。そのカレンダーに
   は、特別な日や忘れてはいけない日に、必ずしるしがつい
   ているのではないでしょうか。実は、同じように教会にも、
   教会のためのカレンダー(教会暦)があります。もちろん
   曜日の並び方は同じです。けれど、特別に覚えておく日が
   あるのです。

    今年は、3月2日(水)から4月16日(土)までの
   40日間(ただし、日曜日はこの40日間には入れません)
   が特別な日です。何が特別かと言えば、イエス様の十字架
   を想って過ごす40日間だからです。この40日間を受難
   節(レント)と呼び、レントは3月2日(水)「灰の水曜日」
   から始まります。レントの期間中は、ざんげと悔い改めを
   表わす紫色の布を教会では用います。
   牧師が用いるストールも、祭壇のおおいも、説教台(プル
   ピット)や聖書台(レクターン)の飾り(パラメント)も、
   全部紫色を用います。


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句

     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            
             今週の祈り

     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・山梨八代教会と田邊優子、良三牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)

     ・10:20~     礼拝準備祈祷会
     ・10:30~11:30  主日礼拝 
     ・11:30~     聖書通読:民数記14章
                    (旧)p.235
     ・11:45~     お茶の会(自由参加です)


             今週の集会

     ・聖研祈祷会   3月3日(木)10:30-11:30  
       コリントの信徒への手紙(二)11章16~33節
                   (新)p.338 

       ( 信徒の友「日毎の糧」欄に記載の聖書の
       み言葉に耳を傾けたのち、山梨八代教会の
       お働きを覚えて祈りを合わせます。)      



             次主日の案内

     ・受難節第1主日礼拝 3月6日(日)
      礼拝準備祈祷会     午前10:20-10:30
       主日礼拝        午前10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇108篇
       聖 書 : マルコによる福音書1章12~15節 
                     (新)p.61 
       説 教 :「良い知らせ」  三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-57 (ガリラヤの風かおる丘で)
           21-125(いかに幸いな事だろう)
            21-430(とびらの外に)


       礼拝後、「聖書通読」民数記 28章 
                  (旧)p.262
            お茶の会 (自由参加です)




            その他の報告

     
       ■「新つつみ通信」第3号を発行しました。 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、伝道所の歩みを覚えて教会員
    有志の方々にメッセージ記していただいて、9月12日
    発行することができました。お忙しい中、御寄稿下さい
    ました方々に心よりお礼申し上げます。伝道所に連なる
    方々や来会される方々にお配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     新しい年を迎え、われわれの社会がコロナ禍に直面し、
    早くも3年目に突入しました。
    これまで経験したことのない大きな災いによって、一日
    一日を生きること、そして教会に集って礼拝できること
    が、決して当たり前のことではないことを学ぶことがで
    きました。この与えられた時を大切に、意味あるものと
    して過ごすために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引
    き続き2022年1月2日(日)より「聖書通読リレー」
    を再開しました。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、
    お互いが通っている試練を覚えながら、ともに祈り合い、
    支え合いながら新たな一年の歩みを始めたいと願ってい
    ます。どなたでも無理なく通読できるように、年間通読
    予定表(2022年版)を以下に添付しましたので、ご
    参考のうえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


   ■ 先週の集会報告
   ・礼拝準備祈祷会 2月20日(日) 男3、女5、計 8名
   ・主日礼拝    2月20日(日) 男4、女5、計 9名
   ・聖研祈祷会   2月24日(木) 男2、女1、計 3名



   ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
    献金者の個人名は伏せさせていただきました。当伝道所は、
    教会内外からの多くの方々の尊い献金によって支えられて
    いることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2022.2.26 by nk


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