主日礼拝 説教抄録  2021年度
    
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    降誕節第4主日礼拝  説教「イエス様についていく」

                日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所
                        2022年1月16日

  ヨハネによる福音書 第10章27節~28節

「イエス様についていく」 要約
① イエス様は、良い羊飼い
 羊飼いは、飼っている羊を大切に養い育てます。イエス様は、ご自分を羊飼いにたとえて、ご自分のことを信じて従う人たちを大切に養われます。皆さんは、羊を見たことがありますか? 羊は、犬や猫のようにおうちでペットとして飼う動物ではありません。羊を飼うには広い野原が必要です。羊を飼うときには、一匹や二匹ではなく、群れで飼います。イエス様の近くには、羊飼いも羊もたくさんいました。羊飼いにとって羊は何より大切なものです。ですから、十匹、飼っていたとしても、五十匹、百匹、飼っていたとしても、自分が飼っている羊の一匹一匹を見分けることができました。もしかしたら名前をつけていたかもしれません。もし、ご自分の羊が狼から襲われたら、命がけで羊を守ります。良い羊飼いであるイエス様は、ご自分の声を聞き分けて、ご自分のもとに集まっている一人ひとりのことを知っておられ、従う人たちを命がけで愛し守って下さいます。実際、イエス様は私たちの罪の身代わりになって十字架上で死んで下さいました。 
イエス様と私たちは、「相互往還関係」
 ヨハネによる福音書(10:27)に、「わたしの羊(=イエス様の語る言葉や教えを聞き、信じ、イエス様の所に集まっている人々)は、わたしの声(=神様の独り子であるイエス様のお言葉)を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従います(相互往還関係)」とあります。羊飼いが自分の羊一匹一匹のことを知っているように、イエス様はご自分の声を聞き分けて、ご自分の所に集まっている一人一人のことを知っておられ、彼ら(イエス様に従ってついていく人はみんな)神様のお言葉に生きる人となるのです。「わたしは彼らに永遠の命を与える。彼らは決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことはできない」(10:28)。ご自分を信じて従う人々一人一人に「永遠の命」を与えると言われます。「永遠の命」は、いわゆる不老不死ではなく、十字架につけられ、復活されたイエス様の命に繋がっている事を指します。イエス様を信じて従う人は既に永遠の命を受け取っているのです。イエス様と私たちは「相互往還関係」にあるのです。
③ イエス様についていく
 イエス様は、神様の言葉を伝えるために、私たちの所に来てくださいました。だから、イエス様の言葉は神様の言葉と同じです。イエス様と一緒にいる人たちは、神様の言うことを聞いて、神様の後についていくことができます。羊飼いの声を聞いて、羊がついていくのと同じです。イエス様は、「あなたたちに永遠の命を与える」と約束されました。どんな時でもイエス様が私たちと一緒にいる、つながっているということです。私たちはイエス様を通して、神様とずっと一緒にいられます。嬉しいことです。どんな時でも安心です。羊飼いが羊を守るように、神様は私たちを守ってくださいます。イエス様から離れないで、イエス様の声をちゃんと聞いていれば、神様とずっと一緒にいられるのです。羊飼いがいなければ羊は生きられません。私たちも羊と同じです。イエス様がいなければ私たちは生きられません。イエス様は私たちがずっと神様の子どもとして生き続けられるように、いつも一緒にいてくださいます。神様がいつも一緒にいてくださることを忘れないために、私たちは一緒に礼拝をして、お祈りをします。イエス様は一人一人を呼んでくださいます。イエス様の声を聞いたら、みんなと一緒に、神様についていきましょう!

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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2022.1.15 by nk

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