2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         降誕節第一主日礼拝

     2021年12月26日  午前10時30分~
                
               司 会    出席役員
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 98篇           一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 第2章1節~11節
                    (新)p. 2

                   
祈  祷                     司会者

讃 美 歌     21-258           一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21266           一 同

説  教    「飼葉桶に至る二つの道」     牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21280           一 同

洗 礼 式                     牧 師

聖 餐 式                     牧 師

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

降誕節第一主日礼拝
説教
「飼葉桶に至る二つの道」要約
マタイによる福音書 第2章1節~11節


① 二つの道

 飼葉桶に行きつくには、二つの道がありました。一つは、天使の歌に感激して、<羊飼い>が駆けつけた道で、もう一つは、輝く星に導かれて、<博士たち>が遠く旅をした道です。しかしなぜ神様は、御子の降誕を告知するのに、<歌声>や<星の輝き>や、違った方法を用いられたのでしょうか。人はそれぞれに、教育・習慣・伝統・趣味・職業など、すべて異なった背景を持っています。ある人に効果的であった刺激が、必ずしも他の人に同じ成果をおさめるわけではありません。受ける人が違っていれば、救い主の降誕を告げる神様の告知の手段も違ってきます。だから、神様は野に羊を守る牧人には<天使の歌>を、研究室に学ぶ博士には<輝く星>を送られたのでした。大まかに言って二通りの型の人間がいます。感情型と理性型とでも言えましょう。単純・率直・素朴で、通常の力量・才能をもつ人と、人並み優れ、多くのタラントを授けられ、非凡の才幹をもった人です。前者を<羊飼い>が代表し、後者は<博士型>に属するでしょう。

② 占星術の学者たち
 
 「占星術の学者たち」と聞くと占い師と思いがちですが、天文学者をイメージするとよいでしょう。占星術の学者たちの務めは、星の動きを観測して、農耕作物の収穫を左右する天気や自然災害を予測することでした。これを聞いた王には、治めている国の人々に常に十分な食べ物が行き渡るよう工夫し、人々を守るために活かす王と、そうでない王がいたのです。学者たちは、どんな王なら人々が幸せに暮らせるかを考え、人々の命と生活を守り、誰もがいつも安心して笑顔で暮らせるようにしてくれる王がいたら、どんなに良いかと思いました。人々を救うためなら自分がすすんで犠牲になる覚悟を持つほど民を愛する王がいたら、どんなに嬉しく心安らぐことでしょう。そのような王に会えたら、その前にひれ伏したいと思いつつ天体観測に努めるうちに、思い描いていた真の王の誕生を知らせる星を学者たちは見つけました。その王に何としても会おうと、彼らは、黄金・乳香・没薬を携えて、東の国から旅立ったのでした。

飼葉桶に至る二つの道 

 羊飼いたちも、博士たちもクリスマスにはそれぞれ違った道を通ってキリストのもとにまいりました。ただ羊飼いは郊外近くいましたのに、博士たちは遥かな道を、幾山河を越えて旅を続けねばなりませんでした。人生の一公理は、理性型の人は単純素朴な人よりも、キリストに至るためにより遠い道を歩かなければならないことです。しかし大切なことは、その<道程>ではなくて<到達点>です。神様は各人の容積と基準に応じてご自分を啓示し、各人の最も歩きなれた道で、出会ってくださるのです。神様は、博士に「天使の歌」を、羊飼いに「輝く星」を送ることの無益さと徒労をよくご存じでした。だから、聴く耳をもつ者には<歌声>が、見る目をもつ者には<星の輝き>が与えられました。教育がなくても素直な愛に生きる者には、<天使>が遣わされ、人生に懐疑的で客観的認識と証拠を求めて進む者には、<星>が空にまたたきました。けれどもそこに止まってはいません。降誕節のキリストは、万人に関りがあります。単純素朴な羊飼いの群れにあるか、学識豊かな博士の型に属するかを問わず、聖歌を好むか星を求めるか無関係に、天使が告げ星の導く所、飼葉桶にいます主イエスにまみえることこそ最も大切なことです。


       
       ■  「ベツレヘム」

   ・ 主イエスがお生まれになったベツレヘムという地名は、
   「パンの家」という意味を持ちます。何とも象徴的ですよ
   ね。パンなしには人は生きることができません。主ご自身
   「わたしが命のパンである」と言われましたが(ヨハネ6:35)
   命を支えるパンのごとく、主イエスの誕生により私たちは
   永遠の命を与えられることになりました。ゆえに「メリー
   クリスマス」とお互いに祝うことができるのです。

   パンは熱によって発酵します。同じように、その独り子を
   を与えるほどに世を愛された神の熱き愛により、私たちの
   命は膨らむのです。クリスマスにパンを人々に施す習慣が
   イギリスにはあるそうです。私たちも互いに養い合うパン
   種となっていける豊かさを与えられたいですね。


       ■  クリスマス・バザー
    12月25日(土)午前10:30-午後2:00
       会場:茅ヶ崎堤伝道所 礼拝堂

  昨日クリスマスバザーを開催いたしました。私たち堤伝道所
  では、東日本大震災の記憶を忘れないように、5年前から毎
  月第一日曜日を「追憶日」と定め、被災者・被災教会を覚え
  て祈りを献げてきました。また、復興支援を目的にチャリテ
  ィーコンサートを続けてきました
  コロナという思いもよらない禍に巻き込まれ、様々な活動が
  中止となる中でも、昨年、近隣の方々からの心温まるお申し
  出をいただき、復興支援クリスマスバザーを開催できました。
  皆様から捧げていただいたバザーの収益は全額、福島県会津
  放射能情報センターに献金いたしました。皆様のご協力に心
  から感謝申し上げます。
   昨年に引き続き、今年も皆様のご理解をいただき、被災
  地や被災者のことを忘れないように、ささやかな形ですが、
  復興支援クリスマスバザーを開催する運びとなりました。
  「忘れないでいるよ」との温かな心のバトンを被災地に、
  被災者お一人おひとりにお届けできれば幸いに思います。
                               
      


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句

     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            
             今週の祈り

     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・付知教会と若林治郎牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)

     ・10:20~     礼拝準備祈祷会
     ・10:30~11:30  主日礼拝 
     ・♪礼拝後、チェロコンサートへ出発。
            

             今週の集会

     ・聖研祈祷会   12月30日 10:30-11:30  
      マタイによる福音書2章13~23節 (新)p.2 

        ( 信徒の友"日毎の糧”欄に記載の聖書の
        御言葉に耳を傾けた後、付知教会のお働
        きを覚えて祈りを合わせます。)      



             次主日の案内

     ・12月30日(日) 降誕節第2主日礼拝 
      礼拝準備祈祷会     午前10:20-10:30
       主日礼拝        午前10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 98篇
       聖 書 : ヨハネによる福音書1章35~41節 
                  (新)p.164 
       説 教 :「イエス様の弟子になろう!」三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-504(主よ、み手もて)
           21-508(救い主イェスこそは) 
           21-507(主に従うことは)

       礼拝後、・聖書通読 創世記1章~ 




            その他の報告
     
     ■「新つつみ通信」第3号を発行しました。 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、伝道所の歩みを覚えて教会員
    有志の方々にメッセージ記していただいて9月12日に
    発行することができました。お忙しいなか、御寄稿下さ
    いました皆様方に心よりお礼申し上げます。伝道所に連
    なる方々や来会される方々にお配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     コロナ禍の中、2021年1月3日から始めた「聖書
    通読リレー」も、10月11日をもって旧新約聖書全巻
    を読み終えました。通読に参加して下さった皆様の篤い
    志に感謝申し上げるとともに、わたしたちの内に働いて
    下さった聖霊の力とお導きを覚え、御名を賛美致します。
    伝道所の方々の賛同が得られれば、2022年1月2日
    (日)より「聖書通読リレー」を再開いたします。
    どなたでもご参加いただけるようにように、年間の通読
    予定表(2022年版)を後日添付いたします。
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


   ■ 先週の集会報告
   ・準備祈祷会  12月19日(日) 男4、女6、計10名
   ・主日礼拝   12月19日(日) 男4、女6、計10名
   ・聖研祈祷会  12月23日(木) 男2、女2、計 4名

   ■ 献花・献品・献金報告
  (地区問安献金)  辻堂 教会 様 (クリスマス献金)
            藤沢 教会 様 (クリスマス献金)
  
  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに、
    献金を捧げられた方々のお名前は伏せさせていただきまし
    たが、当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
    によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.12.26 by nk


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