2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          宗教改革記念日礼拝

     2021年10月31日  午前10時30分~
                
               司 会    出席役員
 
               奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 90篇           一 同
  
聖  書    ローマの信徒への手紙 第3章27~28節
                     (新)p. 277

                   
祈  祷                     司会者
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21377           一 同

説  教    「ルターの宗教改革」       牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21378           一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                               説教要約 印刷用PDF

宗教改革記念日礼拝
説教
「ルターの宗教改革」要約
ローマの信徒への手紙 第3章27節~28節


① 二つの「R」

 世界史を学んで、中世と近世とを分ける境目に二つの「R」があります。それは、ルネサンス(Renaissance)と宗教改革(Reformation)です。ルネサンスは古期フランス語で「再び生まれる」という意味ですがご存知のようにギリシャに帰れ、ローマに帰れという標語を掲げた、古代の文化を模範とし人間性を肯定することを主張した運動で、文芸復興・学術復興を求めました。この運動を通しヨーロッパに文化が開花したのです。宗教改革という訳語を見ると、何か「革命」でも行われたようですが、英語のReformationというのは、むしろ再建という意味で、これは「教会再建」と訳した方が適当な言葉です。勿論この運動を政治史や社会史の立場から見ればローマカトリック教会の権力や支配に対して、人民や諸侯たちが反抗した一種の改革と見られないことはありませんが、Reformは、崩れたものやデフォルメされたものを原型に復帰しようとすることです。1517年10月31日、ルターは「城教会」の扉に「95か条の提題」を張り出しました。

② マルチン・ルター(ルッテルともルーテルとも呼ばれている)
 
 当時、ヴィッテンベルク神学校の教授であり、修道士であったルターですが、かつて22歳のとき旅の途中で落雷にあい、恐怖のあまり地にひれ伏し「聖アンナよ、もし助けていただけるのなら一生修道士として過します」と誓いました。落雷を逃れた彼は誓い通り、アウグスチヌス派の修道院に入り、生涯を修道士として過ごすべく修行に励みます。が、それを完全に行うことができない自分に直面します。どんなに努力し励んでも、神の前には罪人でしかない自分の姿を知るのです。当時のカトリック教会では義なる神は罪人を裁き、地獄へと落とされると教える一方で、罪を赦すものとして「贖宥状(免罪符)」を発行し、それを買うことによって罪の裁きから逃れると教えました。免罪符は洗礼以上に罪を清める力があり、それを買うために献金箱にコインを入れると、その音がチャリンと鳴ると同時に死者の魂は煉獄から飛び上がると教えました。が、実際はローマのサン・ピエトロ大聖堂の改修のための資金作りに行われていたものだったのです。

ルターの宗教改革

 ルターはそうした教会と信仰のあり方に対して、ただイエス・キリストへの信仰によってのみ正しいものとされると説き続けました。この「信仰のみ」が宗教改革の原理とされているものです。「教会の真の宝は、神の栄光と恵みとの最も聖なる福音である」(第62条)。この恵みとしての福音をルターは聖書の証言から確信するようになります。「聖書のみ」、これが信仰の土台であり、権威であり、宗教改革のもう一つの原理とされているものです。ルターはその聖書を教会の手から、聖職者たちの手から、そして神学者たちの手から、すべての人々の手へと取り戻そうとしました。その当時の聖書はラテン語で書かれた「ヴルガタ」と呼ばれるもので、ラテン語を知らない一般の人々は読むことも、理解することもできないものでした。ルターはこのラテン語の聖書を一般の人々が理解できるドイツ語に訳します。それによって多くの人々が自分で聖書を読み、自分で信仰について考え、自分で信仰生活を築いていくことができるようになり、「聖書のみ」という宗教改革の原理が人々の間で実現します。更にグーテンベルクの印刷機発明によって、聖書が印刷されて、遂には、ルターの宗教改革は今もイエスはキリストであると告げているのです。


       
     ■  10月31日は 何の日?

     10月31日のハロウィーンはキリスト教‥?違います。
    これは古代ケルト人が起源の祭りです。この日に悪霊や
    幽霊、よみがえった死者が現れると信じられていたのだ
    とか。では教会の10月31日は?プロテスタント教会では
    「宗教改革記念日」です。中世の教会は「これを買えば
    罪がゆるされる」というお札を販売し資金源にしていま
    した。1517年10月31日、マルティン・ルターが「そんな
    こと聖書に書かれていない」とヴィッテンブルク城教会
    の扉に95か条の提題を貼り付け、宗教改革を始めます。
    罪をゆるしていただくために必要なのは、神さまの前に
    反省することだからです。
     こんな話があります。10月31日、ある村に医学生を名
    乗る2人の男が現れ、墓場にじっと立っていました。村の
    人々が何をしているのか問うと、「死んだ人をよみがえ
    らせる実験をしている」と言うのです。それを聞いて皆、
    ばかにしました。さて11月1日の朝、2人の男はたくさん
    のお金を懐に入れて姿を消しました。村人がこっそり、
    次々とやってきては「この人だけはよみがえらさないで」
    と2人にお金を渡していたのです。死んだ人によみがえら
    れると困る人が、どれほど多いかというお話です。
    10月31日は宗教改革の日。それは生き方改革の日です。
    いつも神さまが一緒だから大丈夫。そんな生き方をしたい
    ですね。
                     『こころの友』 2021.11より

 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句

     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            
             今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・敦賀教会と有岡史季(ありおか ふみき)牧師のために。
               
            
             本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~     礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~      コーヒーブレイク (自由参加)

            
             今週の集会

    ・聖研祈祷会   10月28日  10:30-11:30  
        ローマの信徒への手紙5章12~21節 
                    (新)p.280
        (信徒の友"日毎の糧”欄に記載の聖書の
       御言葉に耳を傾けた後、敦賀教会のお働き
       を覚えて祈りを合わせます。)

             
             次週の案内
     2021年11月7日 聖徒の日・永眠者記念日
    
     ・礼拝準備祈祷会     午前10:20-10:30
     ・降誕前第7主日 聖徒の日・永眠者記念礼拝 
                  午前10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       配 餐 : 配餐奉仕者
       交 読 : 詩篇 91篇
       聖 書 : マタイによる福音書
            第25章14~30節  (新)p.49 
       説 教 :「いのちある限り」  三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 :21-379(この世にあかし立てて)
           21-385(花彩る春を)  他


        
        
     ■「新つつみ通信」第3号を発行しました。 

        
   
     牧師の巻頭言をはじめ、伝道所の歩みを覚えて教会員
    有志の方々にメッセージ記していただいて9月12日に
    発行することができました。お忙しいなか、御寄稿下さ
    いました皆様方に心よりお礼申し上げます。伝道所に連
    なる方々や来会される方々にお配りしています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     コロナ禍の中、2021年1月3日から始めた「聖書
    通読リレー」も、10月11日をもって旧新約聖書全巻
    を読み終えました。通読に参加して下さった皆様の篤い
    志に感謝申し上げるとともに、わたしたちの内に働いて
    下さった聖霊の力とお導きを覚え、御名を賛美致します。
    伝道所の方々の賛同が得られれば、2022年1月2日
    (日)より「聖書通読リレー」を再開する予定です。
    どなたでもご参加いただけるようにように、年間の通読
    予定表(2022年版)を後日添付いたします。
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


   ■ 先週の集会報告
   ・準備祈祷会  10月24日(日) 男4、女6、計10名
   ・主日礼拝   10月24日(日) 男4、女6、計10名
   ・聖研祈祷会  10月21日(木) 男3、女2、計 4名

  
  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者、並びに
   献金を献げられた方の個人名は伏せさせていただきました。
   ご了承ください。

   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.10.30 by nk


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