2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第8主日礼拝

     2021年7月11日  午前10時30分~
                
                司 会    出席役員

                配 餐    配餐奉仕者
 
                奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 74篇           一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第1章40節~44節
                       (新)p. 63
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-58番           一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-504番          一 同

説  教    「わたしは望む」         牧 師
  
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-446番          一 同

聖 餐 式                     牧 師

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

聖霊降臨節第8主日礼拝
説教
「わたしは望む」要約
マルコによる福音書 第1章40節 ~44節


① 重い皮膚病の人 と イエス様

 病気にはいろいろな種類があります。中でも皮膚の病気というものは、とてもこわがられていました。また、その病気になった人は差別されてもいました。日本でもそうした病気の一つである「ハンセン病」にかかった人が、社会から仲間はずれにされ、ひどい目にあわされてきたという悲しい歴史があります。さて今朝は、重い皮膚病にかかった人が登場します。この人はイエス様のところに来て「御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と言いました。「清くする」とは、病気を治すということです。が、それだけではありません。イエス様の時代、重い皮膚病にかかった人は家族や友人から離れて生きていかねばなりませんでした。この人は「その苦しみからも救って下さい」とお願いしているのです。イエス様はその人を見て深く憐れみました。この「憐れむ」というのは相手のことをかわいそうに思うという意味ではありません。その人が苦しんでいる様子を見て、心を激しく揺さぶられる意味です。

② 「よろしい。清くなれ」41節
 
 イエス様は、そういう苦しむ人、悲しむ人をご覧になって、同じ思いになり、とても心を痛められ、憐れまれました。同時に、この人を助けず、顧みようともしない社会全体に「怒り」を覚えられました。その上で、イエス様はこの人に言われました。「よろしい。清くなれ」。実は、この「よろしい」には「わたしもそう願う」とか「わたしは望む」という意味もあります。イエス様はその人が苦しんでいるのを、シッカリ受け止めて下さいました。そして、病人を深く憐れんで下さるイエス様は、そうして苦しんでいる人たちをご覧になって、同じ思いになって下さいました。「辛かったね。苦しかったね。でも、もう大丈夫。わたしはあなたがこれ以上苦しまないことを心から望んでいる。清くなれ」とおっしゃって、病気をきれいに治して下さいました。この言葉は患者だけのものではなく、不当な扱いを受け、虐げられるような境遇に置かれて喜びや希望を奪われたすべての人の声を代弁しているのではないでしょうか。

わたしは望む

 私たちは誰でも医者のいらない健康体でありたいと願います。が、どんなに自分で健康体であろうと望んでも、人生には種々の病気がやってきます。現在健康な人も、突然のように病気やけが、故障とつき合わなければならなくなるかも知れません。老化や老衰はすべての人に例外なくやってきます。マルコ福音書は、いやしの記事がとても多いです。そこで描かれるイエス様のいやしは、解放、ときはなし、許しです。イエス様は実に信頼できる医者です。そして自分の病気の恐ろしさを知り、それを見つめ、それに耐え、いやしを求める病人を招いておられます。イエス様が「よろしい」と言われる時、「神様も、人がそのような苦しみの中にとどまることを認めるわけにはいかない、あなたが一人の人間として重荷を背負わずに生きることをわたしは望んでいる」という思いが込められています。「重い皮膚病の人」とイエス様の出会いは、二千年前、ただ一度、起こった出来事ではありません。イエス様は私たちに先駆けて、一人ひとりの苦難から解放される道を示し、私たちにいやしを与えて下さいました。主の望まれることを更に広げていくことが今、求められているのではないでしょうか。


       
         ■ 災害被災者への祈り
    
     父なる神さま、
     全ての人に限りない慈しみを注いでくださるあなたに、
     希望と信頼をこめて祈ります。
     
     大きな災害によって
     今もなお苦しい生活を送り
     不安な日々を過ごす人々の心を照らし、
     希望を失うことがないよう支えてください。
     また、亡くなられた人々には、
     永遠の安らぎをお与えください。
     全ての人の苦しみを担われたキリストが
     いつも共にいてくださることを、
     私たち一人ひとりが証しできますように。

     私たちの主イエスキリストによって。 アーメン。

          (日本カトリック中央協議会の祈りから)
               
     (大雨によって、各地で冠水や土砂崩れが相次ぎ、
      大きな災害が出ています。被害に遭われた方々を
      を覚えて祈りを合わせていただけたら幸いです。)


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に
   より、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、すでに
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されてい
   る指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しな
   がら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便とご迷惑
   をおかけしますが、ご留意いただきますようお願いいた
   します。特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱
   えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせて
   ホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に
   聴き、祈りの内にお過ごしくださるようお願い致します。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈りいたします。
               2021.2.7 牧師・三原信惠


          2021年度 年間聖句
     神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
     出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
     ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
            今週の祈り
    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・泉北栂(とが)教会と重岡奈津子牧師のために。
               
            本日の集会
      (感染予防対策を講じながら行います)
    ・10:30~11:45 主日礼拝
    ・11:45~    聖書通読 
             ダニエル書5章 (旧)p.1388
    ・12:00~     7・8月定例役員会

            今週の集会
    ・聖研祈祷会  7月15日(木)   10:30-11:30  
     ダニエル書2章25~46節 (旧)p.1381  (旧)p.1367
       (聖書のみ言葉に耳を傾けた後、祈祷会では、
        泉北栂(とが)教会を覚えて祈ります。)

             次週の案内
    ・聖霊降臨節第9主日礼拝 7月11日 10:30-11:45
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 75篇
       聖 書 : マルコによる福音書 
            第3章20~30節  (新)p.66
       説 教 :「三面楚歌?」      三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 : 21-484(主われをあいす)
            21-471(勝利をのぞみ)
            21-536(み恵みを受けた今は)
      礼拝後  
       ・聖書通読  アモス書 6章 (旧)p.1436 
  

        
        ■ 7月のお誕生者・受洗者の方々へ
     おめでとうございます。主の見守りのうちに、お体を
     充分にご留意なさって、身も心もすこやかにお過ごし
     なさいますように、更なる祝福をお祈り申し上げます。
        
        
        ■ 前向き・肯定的に!

    感染力の強い新型コロナウィルス変異株が蔓延し、首都
    圏の新規感染者も依然として増え続けている現状ですが、
    このコロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの形
    で御言葉に聴き、神を賛美し、共に覚えて 祈ることは
    可能です。わたしたち茅ヶ崎堤伝道所では、コロナ禍の
    大切な時を意味あるものとして過ごすために、2021年を
    「聖書通読の年」としたいと願い、2021年1月3日
    から「聖書のリレー通読」を始めました。信仰の原点に
    に帰って、新しい出発をしたいと願っています。添付の
    年間通読予定表をご参考のうえ、ぜひご参加下さいます
    ようご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝   7月 4日(日) 男4、女5、計 9名
   ・聖研祈祷会  7月 8日(木) 男2、女3、計 5名

  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
    献金者、7月のお誕生者・受洗者のお名前は伏せさせて
    いただきました。ご了承ください。
   
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.7.15 by nk


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