2021年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報

          復活節第6主日礼拝

     2021年5月9日  午前10時30分~
                
                司 会     出席役員
 
                奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 65篇           一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 第4章18~22節
                      (新)p. 5
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-57番           一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-484番          一 同

説  教    「喜びを伝えよう」        牧 師
  
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-290番          一 同

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

 復活節第6主日礼拝
説教
「イエス様と一緒に」要約
マタイによる福音書 第4章18~22節


① 人間をとる漁師

 漁師というのを知っているでしょう。色々の方法で魚をとる人ですね。イエス様の最初の弟子になったのはガリラヤ湖の漁師でした。ガリラヤ湖は、パレスチナ北部にあり、南北20キロ、東西は最大の所で12キロ、霞ケ浦ぐらいです。この湖は淡水で漁業資源が豊富にあり、漁師たちは、とった魚を塩漬けにして、エルサレムやローマへ輸出して生計を立てていました。ペトロと兄弟アンデレもそこで魚をとっていました。イエス様が通りかかりお呼びになりました。「私の弟子になりなさい。そうすれば人間をとる漁師にしてあげる」。人間をとる漁師というのは、たとえ話で、網を投げかけて人間を捕まえるわけではなく、イエス様の教えを人に伝えて、人がイエス様を信じる事ができるように沢山の人をイエス様の所に連れてくる人、という事なのです。そう呼ばれて、ペトロとアンデレはすぐに舟も網もそこに置いたままイエス様について来ました。漁師ヤコブと兄弟ヨハネを呼びますと、彼らも舟と父親とを残してイエス様について来ました。

② ついて来なさい(19節)
 
 「ついて来なさい」という言葉は、弟子になって従う者、属する者になるという事を意味しています。つまり、単について行くというのではなく、全人的に従う事であり、イエス様に身を任せるという事です。イエス様の言葉に従う事は、漁師たちが、<魚をとる漁師>という日常から、<人間をとる漁師>という非日常の存在になるという事です。常識的な社会の枠組みから外れ、アウトサイダーになるのです。これは弟子たちの「悔い改め」です。「悔い改め」は、反省や謝罪とは異なります。罪の赦しという神様の救いを得て生きる事を表しています。これは弟子たちの生の全体的な方向転換です。網を捨てる、更に舟と父親を残して(22)という事は、一切を捨ててイエス様に従うという事を表しており、既存の社会的な人間関係、生活を手放すという事でもあります。社会という制約の中のかかわりで生きてきた者たちが、社会の外を生きるようになるのです。それはこの世的な拠り所の放棄であり、ひたすらイエス様により頼み、従う事を示します。

イエス様と一緒に

 イエス様は弟子たちを招かれる時、テストをしませんでした。「仕事ができるから弟子にします」とは言いませんでした。「私の役に立ちそうだから、私について来なさい」とも言いませんでした。ただ、「わたしについて来なさい」と言われました。そんなイエス様と出会ったのがうれしくて、ペトロもアンデレも、ヤコブもヨハネも、イエス様に従って行ったのだと思います。何も持たずにすぐにイエス様について行く事を決めました。断れなくて嫌々ついて行ったのではありません。イエス様と出会って、「自分たちもイエス様と一緒にいたい」「イエス様と一緒に、喜びをみんなに伝えたい」と思ったのだと思います。それで漁師をやめてイエス様についていきました。仕事をやめるという事はとても大変な事です。けれども、それ以上にイエス様と一緒にいて、とても嬉しかったのだと思います。誰も、嫌々ながら洗礼を受けた人はいないと思います。私たちは喜びをもって洗礼を受けたはずです。私たちはみんなイエス様が大好きな人同士です。「あら、あなたもイエス様が好きなの?」「私も好きなのよ」って、イエス様の事が大好きになって、イエス様と一緒にいる事がうれしくて、イエス様が色々の人を助けたお話を沢山の人々に伝えたいですね。



        ■ 5月の第2日曜日は「母の日」

   母の日の起源には諸説ありますが、よく知られているのは
  「今から100年ほど前、アメリカ・ウェストヴァージニア州で
   アンナ・ジャービスという女性が亡き母を追悼するために
   1908年5月10日にフィラデルフィアの教会で白いカーネー
   ションを配ったのが始まり」という話です。
    この風習は1910年、ウェストヴァージニア州の知事が5月
   第2日曜日を母の日にすると宣言し、やがてアメリカ全土に
   広まっていき、1914年には5月の第2日曜日が「母の日」と
   制定されました。因みに、日本で初めて母の日のイベント
   が行われたのは明治末期頃です。1915年(大正4年)には
   教会でお祝いの行事が催されるようになり、徐々に民間に
   広まっていったと伝えられています。


        ■  「私の母」     神谷美恵子
                     
    私にとって母は聖書であった。といっても母は牧師でも
   牧師夫人でもない。ごく普通のただの母親であった。私の
   母は明治18年生まれ、今生きていれば86歳のはずである。

        ■「呼び合い、応え合い」  今橋 朗
    聖書の人間観によれば、ひとりぼっちの人間というのは、
   人間ではないのです。孤独は人間失格です。なぜならば、
   人間は本来、神との関係の中で造られたものだからです。


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

   新型コロナウイルスの感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、「新型コロナウィルス」感染症の感染拡大
   により、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、既に
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されている
   指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しながら
   主日礼拝を守っています。皆様にはご不便とご迷惑をおか
   けしますが、ご留意いただきますようお願いいたします。
   特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱えている方
   には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせホームページ上
   の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に聞き、祈りの内に
   お過ごしくださるようお願いいたします。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、Faxをお持
   ちの教会員の方にはFaxでお送りいたします。当日の週報、
   説教要旨は、主日礼拝の前日までにホームページ上で閲覧
   できるようにいたします。事態の早期収束を願うと共に、
   教会員の皆さまはじめ、悲しみと困難に直面する世界中の
   人々のことを覚え、主のみ守りと支えが豊かにありますよ
   うにお祈りします。
                 2021.2.7 牧師・三原信惠


            2021年度 年間聖句
      神がわたしたちを救い、聖なる招きによって呼び
      出してくださったのは、わたしたちの行いによるの
      ではなく、御自身の計画と恵みによるのです。
             (テモテへの手紙二 1章9節)
            
             今週の祈り
     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・大阪聖和教会と老田信、榛木(はりき)恵子牧師のため。
               
             本日の集会
           (三密を避けつつ…)
     ・10:30~11:30 主日礼拝
     ・11:30~    聖書通読 詩編119篇(旧)p.964
     ・11: 45~     5月役員会

             今週の集会
     ・聖研祈祷会  5月13日(木)10:30-11:30  
        エゼキエル書1章4~5,26~28(旧)p.1296
        (聖書のみ言葉に耳を傾けた後、祈祷会では、
        大阪聖和教会のことを覚えて祈ります。)

             次週の案内
     ・復活節第7主日礼拝 5月16日 10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 66篇
       聖 書 : マタイによる福音書 
            第4章 23~25節 (新)p.6
       説 教 :「助けられて」     三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 : 21-493(いつくしみ深い)
            21-120(主はわがかいぬし)
            21-533(どんなときでも)
     
      礼拝後  
     (聖書通読)「旧約聖書通読リレー」
           箴言 1章  (旧)p.990
     

        
         ■ 前向き・肯定的に!
    新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ふたたび
   「緊急事態宣言」が発令され、依然として予断を許さない
    状況にあります。
    しかし、コロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの
    形で御言葉を学び、神を賛美し、共に覚えて 祈ることは
    可能です。私たち茅ヶ崎堤伝道所では、コロナ禍の大切な
    時を意味あるものとして過ごすために、2021年を
    「聖書通読の年」としたいと願い、2021年1月3日
    から「旧約聖書のリレー通読」を始めました。信仰の原点
    に帰って、新しい出発をしたいと願っています。添付の
    年間通読予定表をご参考の上、ぜひご参加下さいますよう
    ご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝   5月2日(日) 男3、女4、計 7名
   ・聖研祈祷会  5月6日(木) 男3、女2、計 5名

  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
    献金を献げられた方のお名前は伏せさせていただきました。
    ご了承ください。
     
   当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
   支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.5.9 by nk


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