2020年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報

            受難節第3主日礼拝

     2021年3月7日  午前10時30分~
                
                司 会     出席役員
 
                奏 楽    ヒムプレーヤー

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 56篇           一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 第16章13~28節
                     (新)p. 31
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-533番          一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-451番          一 同

説  教    「本当に大切なこと」       牧 師
  
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-315番          一 同

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-92番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

 受難節第3主日礼拝
説教
「本当に大切なこと」要約
マタイによる福音書 第16章13節~28節


① 天主(ゼウス)の御大切(ごたいせつ)

 今から約五百年前キリスト教が初めて日本に宣教師たちによって入ってきました。宣教師たちは言葉の厚い壁にぶつかりました。日本語は宣教師たちにとって大層難しいものでした。彼らが一番伝えたかったのは何かというと、「神は愛である」という事でしたが、その「神」という言葉は、当時“八百万の神々”を表す恐れがあった為、神というラテン語をそのまま使ってゼウス。それに“天のあるじ”と書いて「天主」という言葉を当てはめて使いました。「天のお父様」です。そして「愛」という言葉がやはり当時の日本になかったので、代わりに“大切にする”の大切に、丁寧語の御をつけて「御大切」という言葉を使ったという事が辞書に載っています。身分階級の厳しかった時代、男尊女卑という風潮が強かった時に、それらに関わりなく「人間一人一人は神のご大切ですよ」、封建制度の中で、若い人が軽んじられ、また弱い者が蔑まれていた時に、年齢や体の弱い強いに関係なく、人間一人一人は皆、ゼウスの御大切ですよ、と伝えたかったのです。

大切なことは、目に見えない
 
 宣教師が一番伝えたかった神の愛は、「その独り子を愛するほど」であり、主イエスは私たちのために十字架にかかって命を捨てて下さいました。そのことによって、私たちは愛を知りました。財産や健康や…そういうものに関わりなく皆、神の愛を受けています。「心を受ける」と書いて「愛」ですね。どうぞ自分自身を大切にして下さい。一人一人は神が愛しておられる尊くかけがえない存在です。愛するという事は、週刊誌やマンガやTVで使っているような、そういう軽く甘い、はかないものでなく、愛するという事は相手に価値を見出していく事です。サンテクジュペリという人が『星の王子さま』の中で語っています。「大切なものは目に見えない。肝心な事は心の目で見ないと見えないよ」と。幼い子供たちに神様の話をしますと、今の子供たちは「在るものは見える。見えるものはTVに出る」という感覚をもっていますから、こう言うのです「神様がいらっしゃるなら、どうしてTVに出ないの?」。難しい質問です。あなたなら、どう答えますか?

本当に大切なこと

 主イエスは弟子たちに「人々は私のことを何と言っているか」と問い、弟子たちは「洗礼者ヨハネ」「エリヤ」「エレミヤ」など多くの預言者の名を挙げました。がペトロは「あなたはメシア(救い主)、生ける神の子です」と答えて主イエスにほめられました。ところが主イエスが続けて「私は私を憎む人から苦しみを受けて殺され、三日目に復活するのだよ」と話されたので、驚いたペトロは、「イエス様、何という事をおっしゃるのですか。そんな事があってはなりません」と強く言い返しました。でも主イエスは、ペトロをお叱りになり、苦しみを受けても、主イエスは神の愛に包まれて、天使たちと共に私たちを救うために再び来られると約束したのです。サタンと言われた時、驚いた事でしょう。ペトロは少し前に模範解答をしてほめられたばかりなのに…。でも、それはペトロが周りの人たちの事ばかりを気にしていたからです。神の愛は人間の罪を代わりに負って罰せられる事によって人々の罪を赦すためです。でも、それで終わりではありません。三日目に主イエスを復活させて下さるのです。主イエスが救い主だと示すためです。主が私たちの罪を代わりに負って下さった救い主だということを信じる事が本当に大切なことなのです。

   
   ■ 3月のリタニー 「 希望の光 」
 
   司会者   クリスマス、静かな夜に

   みんな   イエスさまはお生まれになりました。

  (一緒に)  私たちの心に希望の光がともりました。

   司会者   希望の光であるイエスさまは

   みんな   弱い人と共に生きられました。

   司会者   神さまの み心のとおりに生きられました。

   みんな   小さくされた人と一緒に生きられました。

   司会者   今、イエスさまは十字架の道を歩まれます。

   みんな   私たちを神さまの子どもとするために。

  (一緒に)  神さまを悲しませてしまう私たちなのに、
         
         イエスさまは苦しい十字架へと
         
         歩んでくださいます。

         神さまの大きな愛に感謝します。 アーメン



   リタニー(英語:Litany(-ies))は、日本語では連祷と
   訳され、聖公会やカトリック教会で見られる礼拝儀式の一
   つで、 司会者と会衆が交互に交わす連続の祈りです。



   ■ レント(受難節、四旬節)
  ・キリスト教の最大の祭りであるイースター(復活祭)の前
   の6つの主日を除く40日間を指します。
   聖書には、「荒布をまとい、灰をかぶる」罪を嘆く描写が
   多くあり、灰は悔い改めを象徴します。教会では、レント
   (受難節)をイエス・キリストの受難を思い、悔い改める
   期間として過ごします。
   このレントの期間中は、懺悔と悔い改めを表す紫色の布
   を教会では用います。牧師が用いるストールも、祭壇の
   おおいも、説教台(プルピット)や聖書台(レクターン)の
   飾り(パラメント)も全部紫色を用います。

   ■ 今年のイースターは4月4日です。
  ・この日に受洗、転入会を志願される方は、牧師まで、
   お申し出ください。

   ■ 3月のお誕生者・受洗者の方々へ
  ・おめでとうございます。主の見守りのうちに、お体を
   充分にご留意なさって、身も心も健やかにお過ごし
   なさいますように、更なる祝福をお祈り申し上げます。

         
 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

   新型コロナウイルスの感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、「新型コロナウィルス」感染症の感染拡大
   により、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、既に
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されている
   指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しながら
   主日礼拝を守っています。皆様にはご不便とご迷惑をおか
   けしますが、ご留意いただきますようお願いいたします。
   特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱えている方
   には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせホームページ上
   の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に聞き、祈りの内に
   お過ごしくださるようお願いいたします。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、Faxをお持
   ちの教会員の方にはFaxでお送りいたします。当日の週報、
   説教要旨は、主日礼拝の前日までにホームページ上で閲覧
   できるようにいたします。事態の早期収束を願うと共に、
   教会員の皆さまはじめ、悲しみと困難に直面する世界中の
   人々のことを覚え、主のみ守りと支えが豊かにありますよ
   うにお祈りします。
                 2021.2.7 牧師・三原信惠


           2020年度 年間聖句
    あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、
    神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生か
    して互いに仕えなさい。
                (ペトロの手紙 一 4章10節)
            
             今週の祈り
     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・福良キリスト教会と佃真人牧師のために。
         
             本日の集会
           (三密を避けつつ…)
     ・10:30-11:30  主日礼拝
     ・(追憶日)   讃美歌145詞、新生釜石の歌
             「旧約聖書通読」
              列王記下1章 (旧)p.576
             
             今週の集会
     ・聖研祈祷会   3月11日(木) 10:30-11:30  
        サムエル記下 12章15b~25節(旧) p.497 
       (祈祷会では福良キリスト教会を覚えて祈ります)

             次週の案内
     ・受難節第4主日礼拝 3月14日(日) 10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       配 餐 : 配餐奉仕者
       交 読 : 詩篇 57篇
       聖 書 : マタイ福音書17章1~13節 (新)p.32 
       説 教 :「本当の姿を見る」   三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : ヒム・プレーヤー
       讃美歌 : 21-361(この世はみな)
            21-390(主は教会の基となり)
            21-315(茨の冠かぶせられ)
     
     ・ 礼拝後  (聖書通読)「旧約聖書通読リレー」
           歴代誌上 5章 (旧)p.632
     ・ 3月役員会 役員の方はお残りください。

   
   ■ 前向き・肯定的に!

   新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、首都圏の1都3県
  は、3月21日まで「緊急事態宣言」が延長されました。コロナ
  感染は収束どころか、依然として拡大方向にあります。
  しかし、コロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの形
  で御言葉を学び、神を賛美し、共に覚えて 祈る事は可能です
  私たち堤伝道所では、コロナ禍の大切な時を意味あるものと
  して過ごすために、2021年を「聖書通読の年」としたい
  と願い、2021年1月3日から「旧約聖書のリレー通読」
  を始めました。
  信仰の原点に立ち帰って、新しい出発をしたいと願っています
  ぜひご参加下さいますよう、ご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   
   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝    2月28日(日) 男3、女4、計 7名
   ・聖研祈祷会   3月 4日(木) 男2、女3、計 5名

  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
    献金を献げられた方、3月のお誕生日・受洗記念日の方
    のお名前は伏せさせていただきました。ご了承ください。
     
    当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
    支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.3.6 by nk


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