2020年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団茅ケ崎堤伝道所  週 報

            降誕節第8主日礼拝

     2021年2月14日  午前10時30分~
                
                司 会     出席役員

                配 餐    配餐奉仕者
 
                奏 楽    奏楽奉仕者

前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    21-85番           一 同
  
交  読    詩篇 53篇           一 同
  
聖  書    ヨハネの黙示録 第21章1節~4節   
                     (新)p.477
                   
祈  祷                     司会者
  
讃 美 歌     21-390番          一 同
  
使徒信条    21-93番 ( 4-A )        一 同

讃 美 歌     21-575番          一 同

説  教    「涙をぬぐい取って下さる」    牧 師
  
祈  祷                     牧 師

聖 餐 式   (GL188番、2181番)        牧 師

献  金   ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈    (21-93番 5-A)       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏    (黙  祷)

                                                                  説教要約 印刷用PDF

 降誕節第8主日礼拝
説教
「涙をぬぐい取って下さる」要約
ヨハネの黙示録 第21章1節~4節


① 聖書を知る

 黙示文学があらわれる時というのは、何でも自由に語ったり、自分の言おうとする事を直截に表現できない時であってそれは迫害の時です。当時(紀元1世紀の終わり頃)、教会はローマ皇帝ドミティアヌスによる激しい迫害に遭っていました。黙示録の著者ヨハネも迫害を受け、パトモス島に捕らわれています。そのヨハネが天使によって、「イエス・キリストの黙示」を示されます。「黙示」という言葉には、「示す」という意味を含んでいますが、神の側から一方的に示されるとか、隠されている神の救いの計画が主イエス・キリストによって明らかにされる、という事です。20章では「ゴグとマゴグ」の大群も、神によって滅亡させられたわけですが、21章では反対に、「聖なる都が…夫のために着飾った花嫁のように…天から下って来るのを見た」(2)とあります。キリスト教信仰が婚姻にたとえられる時、花婿はキリスト、花嫁は教会をあらわします。迫害の下で苦しめられている人々に、神の御心が完成する日は近い、と神の計画を告げているのです。

聖句を思いめぐらす
 
 争いと悪の絶えないこの世界が、いつまでも続くのではない、古い世界は「去って行く」。そして「海もなくなった」とあります。海は「混沌」の象徴です。天と地が新しくされるのです。新しい世界では「神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる」(3)のです。結婚によってその人を夫とし、その人を妻として一つになる世界、そこではもう一心同体であって離れることがない。そういう状態に神と人間がなると言っています。それが、キリスト教会が神からいただく最後の光栄である、と言っているのです。そして私たちクリスチャンの生かされる世界がそういうものであることが、ここで幻のうちに示されているのです。「彼らの目の涙をことごとくぬぐい取って下さる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである」(4)。人生は様々な涙の谷をくぐって行かなければなりません。誰も涙をぬぐってくれないと思う時、神が、人の目から涙をぬぐい取って下さると約束しておられます。

涙をぬぐい取って下さる

 ゴードン・ジェンソンの詩。<なぜ涙が出てくるのか / 物事は思うような結果にならなかったが神はそばにお立ちになり / うちひしがれた魂の涙をご覧になり共に泣いて下さる /  涙は神のおわかりになる言葉 / 悲しみでいっぱいの時、重荷に耐えきれない時、涙を流せるのだ / 神はあなたを忘れない / 神の約束は変わらない / 涙は神がおわかりになる言葉>。 
 こんな話を聞きました。Aさんは美人で、聡明で、同志社大学工学部の宗教主任。皆の憧れの的でした。が夫を早く亡くし、たった一人の息子と母一人子一人の生活でした。その息子が16歳になった1月、自殺をしてしまいます。理由はわかりませんがAさんは自分を責め続けました。この世から光を失い、香りを失って、生きた心地がしない毎日を送っていたある時、ベランダの土が雪の下から盛り上がっているのを見ます。掘ってみるとクロッカスが一つ、黄色と紫のすじをつけて芽生えているではありませんか。Aさんはこれを見て、息子はかの地で生きていると確信しました。そして息子に手紙を書きます<母さんは もう少し、こちらの世界に残ります>と。
「今泣いている人々は幸いである」(ルカ6:21)。私たちの神は、涙をぬぐい取って下さる神です。

   
   ■ 2月のリタニー
 
  司会者  神さま、いつもの毎日が
  みんな  暗い夜のように感じるときがあります。
  司会者  戦争や差別、悲しい知らせ、不安な毎日。
  みんな  心のなかは、夜のようにまっ暗です。
  司会者  神さまは そんな不安でいっぱいの私たちに
  みんな  希望の光として イエスさまをくださいました。
  司会者  私たちの暗い、暗い心に
  みんな  イエスさまというあかりを灯してくださいました。
  司会者  長い、長い夜はおわり
  みんな  私たちは、新しい朝をむかえます。
 (一緒に)  イエスさま、いつも一緒にいてくださって
        ありがとうございます。     アーメン


   ■ 灰の水曜日(Ash Wednesday )
  ・レント(受難節)の始まる日を「灰の水曜日」とよびます。
   今年の「灰の水曜日」は2月17日です。古い時代から、
   「荒布をまとい、灰をかぶる」ことは、悔い改めや 深い
   嘆きのしるしとして用いられてきました。
  ・カトリック教会ではこの日、信者たちは額に灰のしるしを
   懺悔のしるしとして受けます。

   ■ レント(受難節、四旬節)
  ・キリスト教の最大の祭りであるイースター(復活祭)の前
   の6つの主日を除く40日間を指します。
   このレントの期間中は、懺悔と悔い改めを表す紫色の布
   を教会では用います。牧師が用いるストールも、祭壇の
   おおいも、説教台(プルピット)や聖書台(レクターン)の
   飾り(パラメント)も全部紫色を用います。

   ■ 今年のイースターは4月4日です。
  ・この日に受洗、転入会を志願される方は、牧師まで、
   お申し出ください。


         
 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

   新型コロナウイルスの感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   しかしながら、「新型コロナウィルス」感染症の感染拡大
   により、再度「緊急事態宣言」が発出されたため、既に
   「新型コロナウィルス感染症対策」として周知されている
   指針に基づき、できる限りの感染防止対策を実施しながら
   主日礼拝を守っています。皆様にはご不便とご迷惑をおか
   けしますが、ご留意いただきますようお願いいたします。
   特に、体調のすぐれない方、健康面に不安を抱えている方
   には、無理をなさらずに礼拝時刻に合わせホームページ上
   の週報をご覧の上、ご家庭内で御言葉に聞き、祈りの内に
   お過ごしくださるようお願いいたします。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、Faxをお持
   ちの教会員の方にはFaxでお送りいたします。当日の週報、
   説教要旨は、主日礼拝の前日までにホームページ上で閲覧
   できるようにいたします。事態の早期収束を願うと共に、
   教会員の皆さまはじめ、悲しみと困難に直面する世界中の
   人々のことを覚え、主のみ守りと支えが豊かにありますよ
   うにお祈りします。
                 2021.2.7 牧師・三原信惠


           2020年度 年間聖句
    あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、
    神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生か
    して互いに仕えなさい。
                (ペトロの手紙 一 4章10節)
            
             今週の祈り
     ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
     ・病や困難の中にある友のために。
     ・北六甲教会と森喜啓一牧師のために。
         
             本日の集会
           (三密を避けつつ…)
     ・10:30-11:30  主日礼拝
     ・11:30-     「旧約聖書通読リレー」
              士師記5章(旧)p.386
     ・11:40-      2月定例役員会
             
             今週の集会
     ・聖研祈祷会   2月18日(木) 10:30-11:30  
        サムエル記上 17章1~25節  (旧)p.454 
       (祈祷会では北六甲教会を覚えて祈ります)

             次週の案内
     ・受難節第1主日礼拝 2月21日(日)10:30-11:30
       司 会 : 出席役員
       交 読 : 詩篇 54篇
       聖 書 : マタイ福音書4章1~11節(新)p.4 
       説 教 :「誘惑に負けないように」 三原牧師
       献 金 : 献金奉仕者
       奏 楽 : 奏楽奉仕者
       讃美歌 : 21-7(ほめたたえよ力強き主を)
            21-403(聞けよ、愛と真理の)
            21-484(主われを愛す)
     
     ・ 礼拝後  (聖書通読)「旧約聖書通読リレー」
            サムエル記上 11章 (旧)p.443
     ・♪「ミカチャイム練習」は当分お休みしています♪

   
   ■ 前向き・肯定的に!

   新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、「緊急事態宣言」
  が来月7日まで延長されました。コロナ感染は収束どころか、
  拡大方向にあります。
  しかし、コロナ禍の中でも、それぞれの場で、それぞれの形
  で御言葉を学び、神を賛美し、共に覚えて 祈る事は可能です
  私たち堤伝道所では、コロナ禍の大切な時を意味あるものと
  して過ごすために、2021年を「聖書通読の年」としたい
  と願い、2021年1月3日から「旧約聖書のリレー通読」
  を始めました。
  信仰の原点に立ち帰って、新しい出発をしたいと願っています
  ぜひご参加下さいますよう、ご案内いたします。
   
                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF
   

   ■『新つつみ通信 第2号』は、3月1日発行予定です。
     原稿の締め切り日は、2月14日(日)です。
     どうぞよろしくお願いいたします。
   
   ■ 先週の集会報告
   ・主日礼拝    2月 7日(日) 男4、女4、計 8名
   ・聖研祈祷会   2月11日(木) 男3、女2、計 5名

   ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
    献金を献げられた方々のお名前は伏せさせていただきまし    た。ご了承ください。
     
    当伝道所は 教会内外からの多くの方々の尊い献金によって
    支えられていることに心から感謝しています。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
 更新:2021.2.13 by nk


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