2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
           受難節第5主日礼拝

     2024年3月17日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇58篇            一 同
  
聖  書    ヨハネによる福音書 12章20~36節 
                     (新) p. 192 


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21463番          一 同
   
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21493番          一 同

説  教    「光の子になるために」      牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21502番          一 同


献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-91番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)            奏楽 


          受難節第5主日礼拝 説教要約
     
   聖書  ヨハネによる福音書 12章20~36節

 
20 さて、祭りのとき礼拝するためにエルサレムに上って来た
  人々の中に、何人かのギリシア人がいた。


21 彼らは、ガリラヤのベトサイダ出身のフィリポのもとへ来て、
  「お願いです。イエスにお目にかかりたいのです」と頼んだ。


22 フィリポは行ってアンデレに話し、アンデレとフィリポは
  行って、イエスに話した。


23 イエスはこうお答えになった。「人の子が栄光を受ける時が来た。

24 はっきり言っておく。
  一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。
  だが、死ねば、多くの実を結ぶ。

25 自分の命を愛する者は、それを失うが、この世で自分の命を
  憎む人は、それを保って永遠の命に至る。

26 わたしに仕えようとする者は、わたしに従え。そうすれば、
  わたしのいるところに、わたしに仕える者もいることになる。
  わたしに仕える者がいれば、父はその人を大切にしてくださる。」
  人の子は上げられる


27 「今、わたしは心騒ぐ。何と言おうか。
  『父よ、わたしをこの時から救ってください』と言おうか。
  しかし、わたしはまさにこの時のために来たのだ。


28 父よ、御名の栄光を現してください。」
  すると、天から声が聞こえた。
  「わたしは既に栄光を現した。再び栄光を現そう。」


29 そばにいた群衆は、これを聞いて、「雷が鳴った」と言い、
  ほかの者たちは「天使がこの人に話しかけたのだ」と言った。


30 イエスは答えて言われた。「この声が聞こえたのは、
  わたしのためではなく、あなたがたのためだ。


31 今こそ、この世が裁かれる時。今、この世の支配者が追放される。

32 わたしは地上から上げられるとき、
  すべての人を自分のもとへ引き寄せよう。」


33 イエスは、御自分がどのような死を遂げるかを示そうとして、
  こう言われたのである。


34 すると、群衆は言葉を返した。
  「わたしたちは律法によって、メシアは永遠にいつもおられる
   と聞いていました。それなのに、人の子は上げられなければ
   ならない、とどうして言われるのですか。
   その『人の子』とはだれのことですか。」


35 イエスは言われた。
  「光は、いましばらく、あなたがたの間にある。暗闇に
   追いつかれないように、光のあるうちに歩きなさい。
   暗闇の中を歩く者は、自分がどこへ行くのか分からない。


36 光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい。」

 
 
 
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         説教「光の子になるために」要約



① イエス様は「光」

 エルサレムに着いたイエス様は、これから自分に起こる十字架の出来事に目を向け、それを受け入れ、イエス様はどういうお方なのか、そして神様を信じる人はどうあるべきかを、語っています。イエス様は光としてこの世に来られました。皆さんは「光」と聞くと何を思い浮べますか? 太陽? ろうそく? 電気? スマホ? 色々なものがあると思います。光は暗い所を明るくしてくれます。太陽の光だったら、温かさを感じたり、日差しを受けて気持ちよさを感じることもあるでしょう。イエス様も私たちの身の回りにある光と同じです。暗い所をパッと明るくし、温かさも感じます。でもイエス様は、十字架につけられて死んでしまいます。皆に沢山の良いことしてくれたのに、どうして死んでしまうの?と思います。イエス様を通して神様のことを皆に知ってほしい、信じてほしい。これがイエス様の願いでした。そのためには、十字架につけられて復活することが必要でした。そうすることで、神様の大きくて素晴らしい力を皆が知って神様を信じるようになるためです。

② 一粒の麦のたとえ

 何人かのギリシャ人がイエス様に会いに来ました。彼らはユダヤ人ではなく外国の人たち(異邦人)です。既にイエス様のことを知っていて信じたいという気持ちを持っていたのでしょう。そのことをきっかけにしてイエス様は、これから起こる十字架と復活について分かりやすいたとえで話し始めます。一粒の麦のたとえは聖書でも有名な言葉です。種はそのままだと小さいですが、地面に植えるとやがて沢山の花が咲いて実をつけます。イエス様はこの一粒の麦を自分のこととして捉えています。一粒の麦が地に落ちるのは十字架にかかって死ぬこととつながっています。しかし、その死は無駄ではなく沢山の人が神様の素晴らしさを知り、良い生き方をしていくためです。イエス様は「まさにこの時のために来た」とハッキリと言います(27節)。恐ろしい死を越えた先には、確かな喜びがあるのです。それを知るためには、「光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい」と言います(36節)。光は全てを生かす太陽のような存在。私たちに進む方向を示します。

光の子になるために   

 どうすれば光の子になれるのでしょう。イエス様がなさったことを思い出してみましょう。イエス様は、出会う人を心から大切にされました。困っている人を助けたり、いつもそばにいる人のことを大切にして、言葉をかけたり、色々なことをしてきました。イエス様と同じように、私たちもやってみればいいのです。小さなことでいいのです。イエス様にならうことで、自分が光となって誰かに生きる力を与えることができます。 私たち一人ひとりはもしかしたら今はまだ小さな光かもしれません。けれども、集まれば太陽のような大きな光になります。そんな小さな光が私たちみんなに与えられているのです。イエス様を信じることは、その光をもっと輝かせて大きくして、自分も他の人も大切にする生き方をすることです。イエス様は私たちが「光の子となるために、光のあるうちに、歩きなさい」と言います。イエス様の光を受けて、イエス様がしてくれたことを他の人にしてみましょう。それができれば、不安や恐れもだんだんなくなってきます。イエス様の十字架は、そんな光があることを教えてくれています。私たちも光の子として、イエス様にならって歩み、イエス様とつながりましょう。私たちの光は更に誰かに伝わって、どんどん広がっていきます。
  
   世界祈祷日の説教から-Ⅰ-「キリスト教信仰の神秘性」

   今日の日本のキリスト教会には、奇跡の物語や神秘的なこ
  とを語るのは、知的ではなく反理性的であることのように考
  えてしまい、口に出すことを避ける傾向があります。そして、
  神秘を語らずに、代わりに、ただキリスト者はこうでなけれ
  ばならないとか、誰々に何々の奉仕をしなければならない、
  というようなモラルやいわゆる社会正義のことばかりが、重
  要視される傾向があります。だから、救いの福音を語ってい
  る業のつもりが、それとは真逆の律法が支配する世界がそこ
  に出現し、救いや解放とは似ても似つかぬ断罪や束縛になっ
  てしまっているのです。神の愛が、人間社会の法規に置き換
  えられてしまっているのです。キリストの「教え」とは、断じ
  てそんなものではありません。私達の信仰はなんとしても聖
  霊によって、神秘的ともいえるほどに、私達が希望をもって
  聖く強くされていくものでなければならないものなのです。
  人間が現代科学や神学の知識で神を捉えるのではなく、神の
  力が人間の内側に働いて、私達が神から捉えられていなけれ
  ば、活きた信仰は始まらないのです。
                      コラム:細井宏一


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠







          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            
今週の祈り

    ・「能登半島地震」の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・天王台伝道所と高田和彦牧師のために。
         
          
            


            
本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:20  教会養育
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝  
    ・11:30~11:45  讃美歌練習 (担当:奏楽奉仕者)
    ・12:00~     お茶の会
              楽しい交わりのひとときです!
              どなたでもどうぞ!
         
          

       


            
今週の集会

    ・聖研祈祷会  3月21日(木) 10:30-11:30  
      マルコによる福音書 14章53~65節 
                  (新)p.93
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
     御言葉に耳を傾けた後、”共に祈る教会”として
     この日、同欄に紹介されている”天王台伝道所”
     のお働きを覚えて祈りを合わせます。

 



            
次主日のご案内

     ■棕櫚の主日    3月24日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:20
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 細井 宏一 伝道師
      交 読 : 詩編 59編
      聖 書 :
ヨハネによる福音書18章1~18節
                     (新)p.203   

      説 教 :「イエス様は逃げない」 三原 牧師 
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-463(わが行くみち)
           21ー502(光のある間に)
           21ー436(十字架の血に)

      礼拝後、 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
           「お茶の会」どなたでもどうぞ!




         ■ 中村匡克先生 召天のお知らせ

   聖書研究者・英文学者としてお働きの傍ら、当伝道所
  創設期より協力教師として長年に亘ってご尽力いただいた
  中村匡克先生が、去る2024年3月1日召天されました。
   そのお働きに心より感謝申し上げますとともに、謹んで
  お知らせいたします。



      「能登半島地震緊急救援募金」のご報告

    2024年の歩みが始まると同時に、能登半島を中心に
   最大震度7の地震が発生いたしました。日本基督教団では
   能登半島地震による被災者の人道的支援・教会等の再建
   支援のため、ただちに緊急救援募金を開始いたしました。
    当伝道所では、1月第1主日~2月第1主日まで同募金
   の呼びかけを行いました。その結果、送料を差引かせてい
   ただいた31,337円を、送付先である日本基督教団
   社会委員会に献金いたしました。募金にご協力いただき
   ました方々に心より感謝申し上げます。
    能登半島地震で被災された皆様のお体が守られ、大切な
   存在とかけがえのないものを失った方々の悲しみが癒され
   ますようお祈りいたします。





          ■ 先週の集会報告

  ・教会養育の時間 3月10日(日)男3、女6、 計 9名
  ・主日礼拝    3月10日(日)男4、女8、 計12名
  ・聖研祈祷会   3月14日(木)男2、女3、 計 5名



          ■ 献 金 報 告
 【 礼拝 献金 】  3月10日(日)  9,605円
 【ワンコイン献金】  3月10日(日)   2,000円
 

  ◎当伝道所は、教会内外の多くの方々からの尊い献金によって
   支えられています。心より感謝申し上げます。
   尚、個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   個人献金者の氏名は伏せさせていただきました。
   ご了承下さい。


                   
  

          その他のご案内とご報告
      




      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
    いただきました。感謝申し上げます。
    作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
    して毎主日礼拝にて讃美しています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書通読を2024年1月
    で終了し、同年4月1日より”一日一章”を目安に旧約
    聖書の通読を開始いたします。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、 伝道師 細井 宏一
 更新: 2024. 3. 13  by  mn


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