2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
           受難節第3主日礼拝

     2024年3月3日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               配 餐    配餐奉仕者

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇56篇            一 同
  
聖  書    ヨハネによる福音書 6章66~71節 
                     (新) p. 176 


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21463番          一 同
   
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21493番          一 同

説  教    「どこへも行きません」       牧 師

祈  祷                     牧 師

入 会 式                     牧 師

聖 餐 式                     牧 師

讃 美 歌     Ⅰ475番(うき世のたび)   一 同


献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-91番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)            奏楽 

                                                                   

          受難節第3主日礼拝 説教要約

     
   聖書  ヨハネによる福音書 6章60~71節

  
60 ところで、弟子たちの多くの者はこれを聞いて言った。
  「実にひどい話だ。だれが、こんな話を聞いていられようか。」


61イエスは、弟子たちがこのことについてつぶやいているのに
  気づいて言われた。「あなたがたはこのことにつまずくのか。


62 それでは、人の子がもといた所に上るのを見るならば……。


63 命を与えるのは“霊”である。肉は何の役にも立たない。
  わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、命である。


64 しかし、あなたがたのうちには信じない者たちもいる。」
  イエスは最初から、信じない者たちがだれであるか、また、
  御自分を裏切る者がだれであるかを知っておられたのである。

65 そして、言われた。
  「こういうわけで、わたしはあなたがたに、『父からお許しが
   なければ、だれもわたしのもとに来ることはできない』と
  言ったのだ。」


66 このために、弟子たちの多くが離れ去り、もはやイエスと共に
  歩まなくなった。


67 そこで、イエスは十二人に、「あなたがたも離れて行きたいか」
  と言われた。


68 シモン・ペトロが答えた。
  「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。
   あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。


69  あなたこそ神の聖者であると、わたしたちは信じ、
   また知っています。」


70 すると、イエスは言われた。
  「あなたがた十二人は、わたしが選んだのではないか。
   ところが、その中の一人は悪魔だ。」


71 イスカリオテのシモンの子ユダのことを言われたのである。
  このユダは、十二人の一人でありながら、イエスを裏切ろうと
  していた。

 
 
 
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         説教「どこへも行きません」要約



① 「わたしは命のパンです」

 皆さんの中で、今日の朝ごはんにパンを食べた人はいますか? 聖書にはイエス様が「わたしは命のパンです」と言ったことが書かれています。ちょっと不思議な言葉ですね。イエス様は私たちの身の回りにあるものを通して、わかりやすく神様の国はどういうものかを伝えようとしました。イエス様が「わたしは命のパンです」と言われたのは、食べ物のパンではなくて、神様の言葉のことです。誰でも、神様の言葉を聞いて、大切にすれば、永遠に生きるということです。食べ物のパンが私たちの体を作るように、イエス様が下さる命のパンは私たちの心を成長させてくれるものです。イエス様は、そんな命のパンを食べる人と、いつも一緒にいるよと約束して下さいました。命のパンは、私たちの目には見えませんが、普通のパンみたいに食べて消えることはありません。ずっと私たちの心の中に生き続ける神様の言葉です。その言葉を味わうことでイエス様ともっとつながることができるのです。でも、このたとえを理解できずに、離れてしまった人が沢山いました。

「あなたがたも離れて行きたいか」(67節)

 イエス様はこの言葉を、いちばん傍にいる12人の弟子たちに言います。それは、イエス様の言葉を心から<信じるのか、それとも信じないのか>ということを私たちにも問いかけています。目には見えないけれど消えずにずっとあるのがイエス様の言葉です。それが永遠の命の言葉なのです。目に見えないものは信じられないと思えばイエス様から離れることになります。「わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、命である」(63節)。イエス様は、私たちを無理矢理、引っ張って「さあ、来い! 私から離れるな!」と私たちを何が何でも、イエス様に従わせようとはなさいません。「信じますか? 信じませんか? どちらを選びますか?」と弟子たちに、そして私たちに聞いておられます。弟子たちにこう言った時、イエス様はとても悲しかったんじゃないでしょうか。もし、お友だちがみんな離れてしまったら私たちも悲しくてさびしい気持ちになると思います。弟子たちを代表して、ペトロは答えました、「私たちはどこへも行きません。イエス様を信じます」と。

どこへも行きません  

 ペトロが言っているこの言葉が今朝のメッセージです。「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか」(68節)。そこから逃げなければ(立ち帰るのではない)、新たなる主体性を喚起されるような、関係的存在であり得る場を、このテキストは示しています。「だれのところへ行きましょうか」とは逆に言えば、今いる場、主と共にいる場から逃げないということであり、同時にその大切さが身にしみているということです。ペトロの答えのキリスト論的概念(様々な伝承やヨハネ的概念)による告白文部分よりも、前半が活きています。そして、このような場でイエス様の問いに呼び覚まされることへの信頼をもつ時、「弟子たち」とか「私たち」という共同性の問題を、「おだんご」的人間の集団、即ち、「弟子たちの多く」(66節)という複数形で表された人間の「おだんご」的人間の集団(地縁・血縁関係、上下関係・権威関係など)に組み込まれることをも恐れずに、処していく可能性を許されているのではないでしょうか。「弟子たち」は「信か、不信か」へ分けられてしまうのではなく、両方を含んだままで、将来に向かって招かれている者たちなのだ……というはじめの言葉を繰り返し、「弟子たち」という言葉の重みを自分に引き寄せて味わえたらいいですね。




       信仰は「賭け」?,誰の「賭け」?,どんな「賭け」?

   パスカルの遺著「パンセ」には、キリスト教信仰は賭けだ
  と記されています。でも、よくよく考えると私達が神に賭け
  る前に、神が私達に賭けておられるということに気づきます。
  私のような者を信頼するのは、神にしてみれば大きな賭けだ
  と言えるでしょう。だって、競馬にたとえて言えば、最も貧
  弱な見栄えのしない馬に賭けるようなものなのですから・・・。
   でも、主イエス・キリストはそんな私に賭けて下さった。
  御自身を十字架に掛けてまでも、私という人間に賭けて下さ
  った。それほどまでに私達人間を愛し、ずっと期待し続けて
  おられるのです。そのことを、私達はしっかりと心に留めな
  ければならないと思います。そして、神が私に賭けていらっ
  しゃるということへの信頼と期待に応えていく取組みが、キ
  リスト者の人生なのだと言えるでしょう。
   私達がどんなにつまらない人間であり、どれほど多くの罪
  を犯してきた人間であろうとも、そんな者を招き、愛し続け、
  信頼し続けて下さる神がおられるのです。何たる恵みか!
   この神の恵みの神秘を確かなこととして信じ、その神に目
  を注ぎ、自らの人生を賭けていくこと、それが私達に求めら
  れている絶対に裏切られることのない「賭け」なのです。

                     コラム:細井 宏一

                                   


 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠







          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            
今週の祈り

    ・「能登半島地震」の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・市川三本松教会と外谷悦夫、矢吹大吾牧師と
              外谷育子隠退教師のために。
         
          
            


            
本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:20  教会養育(
ジャガイモの袋栽培体験
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:45  主日礼拝(追憶日)  
    ・11:45~12:00  讃美歌練習 (担当:奏楽奉仕者)
    ・12:00~     お茶の会(入会者を囲んで)
              どなたでもどうぞ!
          

       


            
今週の集会

    ・聖研祈祷会  3月7日(木) 10:30-11:30  
      マルコによる福音書 11章12~19節 
                  (新)p.84
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
     御言葉に耳を傾けた後、”共に祈る教会”として
     この日、同欄に紹介されている市川三本松教会の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。

 



            
次主日のご案内

    ■受難節第4主日    3月10日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:20
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 細井 宏一 伝道師
      交 読 : 詩編 57編
      聖 書 :
ヨハネによる福音書2章1~8節
                     (新)p.191   

      説 教 :「心からの気持ち」 三原 牧師 
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-463(わが行くみち)
           21-493(いつくしみ深い)
           21ー567(ナルドの香油)
 
 


      礼拝後、 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
           「お茶の会」どなたでもどうぞ!


    ・教会養育のご案内
          「じゃがいもの袋栽培」
        3月3日・10(日)午前 9:40~10:20
                    チラシ印刷用PDF

       

      


      「能登半島地震緊急救援募金」のご報告

    2024年の歩みが始まると同時に、能登半島を中心に
   最大震度7の地震が発生いたしました。日本基督教団では
   能登半島地震による被災者の人道的支援・教会等の再建
   支援のため、ただちに緊急救援募金を開始いたしました。
    当伝道所では、1月第1主日~2月第1主日まで同募金
   の呼びかけを行いました。その結果、送料を差引かせてい
   ただいた31,337円を、送付先である日本基督教団
   社会委員会に献金いたしました。募金にご協力いただき
   ました方々に心より感謝申し上げます。
    能登半島地震で被災された皆様のお体が守られ、大切な
   存在とかけがえのないものを失った方々の悲しみが癒され
   ますようお祈りいたします。





          ■ 先週の集会報告

  ・教会養育の時間 2月25日(日)男2、女7、 計 9名
  ・主日礼拝    2月25日(日)男5、女10、計15名
  ・聖研祈祷会   2月29日(木)男2、女3、 計 5名



          ■ 献 金 報 告
 【 礼拝 献金 】 2月25日(日)  10,850円
 
 

  ◎当伝道所は、教会内外の多くの方々からの尊い献金によって
   支えられています。心より感謝申し上げます。
   尚、個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   個人献金者の氏名は伏せさせていただきました。
   ご了承下さい。


                   
  

          その他のご案内とご報告
      




      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
    いただきました。感謝申し上げます。
    作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
    して毎主日礼拝にて讃美しています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読しています。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、 伝道師 細井 宏一
 更新: 2024. 3. 2  by  mn


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