2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          降誕前第3主日礼拝

     2023年12月10日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇45篇            一 同
  
聖  書    マタイによる福音書 第1章18~21節  
                      (新) p. 1 


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21231番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21242番(2節のみ)     一 同

説  教    「信仰の勇者ヨセフ」       牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21267番          一 同


献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-91番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

降誕前第3主日礼拝
説教
「信仰の勇者ヨセフ」要約

聖書  マタイによる福音書 第1章18~21節


ヨセフ

 降誕物語の中でヨセフは忘れられた人物です。マリアがたたえられ、美しく描かれ、そして崇められさえしている時に、ヨセフについては彼が正しい人、大工、ダビデの血統に属するということのほかは、聖書に何ひとつ記録されておりません。降誕のどの画の中でも、ヨセフはほんの点景か聖母子の付属物のように、片隅に気兼ねしながら描かれているだけです。ヨセフは、この世的には立身も出世も得ず、英雄と讃美されることもないが、神様の目の前には『共に働く者』として選び受けた世の多くの普通人の代表とも言えるでしょう。神様はそのひとり子を世に遺すにあたって、母となるべき女性を選ぶよりも、いわば養父として保護者の役目を果たす男性を探すことの方に、はるかに骨を折られたのではないかと思うのです。もしこのヨセフのような思慮深い協力者が与えられなかったら、マリアは到底「救い主の母」といった大任に耐えられなかったのではないでしょうか。ヨセフに負わされた仕事は決してやさしいものではありませんでした。

ヨセフに負わされた仕事

 ヨセフは思慮遠謀型の見通しをもった人ではありませんでした。そのたびに主の使いが現れて、彼になすべきことを告げました(マタイ1:20,2:13,12)。その命令に、たぶん当惑もしながら、しかし従順に応答し、その務めを果たして行きました。あのニュウマンの讃美歌のようです。 

  「ゆくすえ遠く見るを願わじ 主よ、わが弱さ足を守りて
       ひとあし、またひとあし みちをば示したまえ」
              (54年版讃美歌288番2節)

ヨセフにとっては、身に覚えもなく婚約者の妊娠を発見した時の彼の憤慨と、そして噂が広がった時に彼が置かれるであろう侮辱とを考えてみれば、そしてさらに、マリアが無理解な世間の人々から石で打たれるかもしれない仕打ちを考えてみれば、ヨセフのとった態度はまさに信仰の勇気と勝利というべきでしょう。ヨセフは忘れられたアドベントの人物です。しかし、彼の信仰的な態度、従順、決断、勇気、そして思慮深さは、忘れてはならない、とても大切なことです。

信仰の勇者ヨセフ   

 ヘロデ王はユダヤ人の王が生まれた筈だ、という三人の博士の星占いに怖れおののき、ベツレヘムおよびその近くに生まれた二歳以下の赤子を皆殺しにしようと考えました。それを見抜いた神様はヨセフの夢に天使を送り、「起きて幼子とその母とを連れてエジプトに逃れ、我が汝に告げるまで、そこに留まれ」と言わせました。彼はどうしたでしょう。「ヨセフは起きて幼子とその母とを連れて夜エジプトに逃れ、ヘロデの死ぬまでそこにいた」と聖書は淡々と書いていますが、これは大変なことです。夢で神様の啓示を受けるや、すぐその通りに三人だけで夜のうちに逃亡する。しかもエジプトは昔からイスラエルの敵地でした。無学のヨセフは、ひたすら神様の勧めを信じ、赤子と産後間もないマリアを連れて、頼るあてもないエジプト、砂地の続くエジプトに向かって旅立ったのです。これがヨセフの歩いた道、イエスとマリアはロバに乗ってそれに従いました。時として人間の行為が主の栄光に必要な時があります。ヨセフは私たちにそのことを教えています。主の栄光となる行為のために、信仰の勇気を出しましょう!当惑と困難の中で、誤りなく神様の示しに応答し、勇気をもって服従の歩みを続けたヨセフにならう者となりましょう。




           量子と主イエス・キリスト 

    物質やエネルギーの最小単位である量子。その挙動は、
   例えば、粒でありながら波でもあるなど、私達の常識では
   理解できない。とりわけ興味深いのは、ペアになった量子
   の一方の状態が、他方に同時に現れる現象だ。なぜなら、
   全き神かつ全き人、という主のお姿を彷彿させるからだ。
    人間は、量子を完全制御することが理論的にできない。
   そのように、御子を人知で把握することは許されていない。
   信徒に求められているのは、ただ主を捕えようと努める事だ。
   
「わたしは、・・・捕らえようと努めているのです(フィリピ3:12)」
                     
コラム・細井 宏一






 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠





          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・洞爺湖教会と佐藤待子牧師のために。
         
          
            


            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:20  教会養育(
クリスマスツリー飾り
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝    
    ・11:30~12:00  讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
    ・12:00~     お茶の会 どなたでもどうぞ!

              12月役員会(お茶の会後)

                     

  
       


            今週の集会

    ・聖研祈祷会  12月14日(木) 10:30-11:30  
       ルカ福音書21章10~19節  (新)p.151 
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
     御言葉に耳を傾けた後、”共に祈る教会”として
     この日、同欄に紹介されている”洞爺湖教会”の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。

 



            次主日のご案内

      ■降誕前第2主日  12月17日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:20
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 細井 宏一 伝道師 
      交 読 : 詩編 46編
      聖 書 :
ヨハネによる福音書1章19~28節
                    (新)p.163  

      説 教 :「私はメシアではない」 三原牧師 
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-231(久しく待ちにし)
           21-242(主を待ち望むアドベント)
           21-267(ああ、ベツレヘムよ)


    ・礼拝後の集会
         ・讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
         ・聖書通読
           ヤコブの手紙1章 (新)p.421
         ・お茶の会




           
          その他のご案内とご報告
                   

     
             
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            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
    いただきました。感謝申し上げます。
    作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
    して毎主日礼拝にて讃美しています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
    のある主日を除く)には、伝道師が当日の聖書箇所の朗読
    と解説を行います。


                       

   


           ■ 先週の集会報告

  ・教会養育の時間 12月3日(日)男3、女5、計 8名
  ・主日礼拝    12月3日(日)男4、女6、計10名
  ・聖研祈祷会   12月7日(木)男2、女4、計 6名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、 伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 12. 9  by  mn


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