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日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所 週 報
聖霊降臨節第23主日礼拝
2023年10月29日 午前10時30分~
司 会 出 席 役 員
奏 楽 奏楽奉仕者
前 奏 (黙 祷)
招 詞 司会者
頌 栄 (真理は主イエス・キリスト) 一 同
交 読 詩篇39篇 一 同
聖 書 マルコによる福音書 10章35~40節
(新) p. 82
祈 祷 司会者
讃 美 歌 21-390番 一 同
使徒信条 21-93番( 4-A ) 一 同
讃 美 歌 21-361番 一 同
説 教 「偉くなることではなく」 牧 師
聖 餐 式 牧 師
讃 美 歌 21-484番 一 同
献 金 ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
感 謝 献金奉仕者
主 の 祈 21-93番 ( 5-A ) 一 同
讃 美 歌 21-91番 一 同
祝 祷 牧 師
後 奏 (黙 祷) 奏楽奉仕者
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説教要約 印刷用PDF
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聖霊降臨節第23主日礼拝
説教「偉くなることではなく」要約
聖書 マルコによる福音書 10章35~40節
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① イエス、十字架の道、神の国の在り方について語る
イエス様は直前の箇所で、エルサレム(十字架)に向かうにあたって3回目の受難予告をしますが、ヤコブとヨハネはその意味を理解しておらず、37節のようなことを願い出るのです。「栄光をお受けになるとき」(37節)という言葉から、ヤコブとヨハネはイエス様がダビデの子孫として王となり、ダビデ王国を再興する権力者となると考えていたことがわかります。そして、自分たちを他の弟子たちよりも偉い、王に次ぐ権力者の座である右と左に就かせてくださいと願い出ます。ヤコブとヨハネに対して、イエス様は「あなたがたは、自分が何を願っているか、分かっていない」と言って、38節「このわたしが飲む杯を飲み、このわたしが受ける洗礼を受けることができるか」と問います。「杯」は神から受ける苦難のこと、「洗礼」は神の裁きを受けることを意味します。つまり「杯」を飲み「洗礼」を受けるとは、主の十字架の死を意味します。十字架の道、神の国の在り方はこの世とは逆の原理が働くのだということをイエス様は語られたのです。
② 聖書を知る
35節から45節までが一つの物語であり、今朝は、その前半部分(35~40節)となります。35節から45節では、将来の出世の約束を取り付けようとするヤコブとヨハネ、それを起こる弟子たちがいます。イエス様を信じて生きるとはどういうことなのかがこの物語では記されています。35節から40節には、上下関係があるこの世において、偉くなりたいという欲が人には生まれ、この世は罪深いものとなります。しかし、神の国においては、信じる者皆がイエス様の右と左に座ることができ、上下関係はないのです(40節)。ヤコブとヨハネは、イエス様がやがて、この世界を権力で支配する王様になると思っていたため、他の弟子たちを出し抜いて自分たちだけ特別に、王に次ぐ権力者でいたいと願ったのです。これを聞いた他の弟子たちも腹を立てます(41節)。結局、弟子たち全員が、神の国の在り方について理解していなかったということです。もし私たちが、他の人よりも特別に神様に愛されたいと思っているなら、無理解の弟子たちと同じです。
③ 偉くなることではなく
イエス様のこと、神の国について分かっていない弟子にイエス様は一つの問いを投げかけます。「あなたがたはわたしが飲む杯を飲み、わたしが受ける洗礼を受けることができるか」。つまり、あなたはわたしと一緒に苦しむことができるか、ということです。偉くなりたい一心で彼らは「できます」と言います。でも、この後弟子たちはイエス様の十字架から逃げました。この時は何も分かっていなかったのです。イエス様は、「わたしの右や左にだれが座るかは、わたしの決めることではない」と言い、イエス様を信じる私たち全員が、右にも左にも座ると教えてくださいました。つまり、神様を信じて生きることに、神の国に、偉くなりたい、という思いは必要ないのです。何よりもイエス様は、天から人の低さに降り、上下のない関係の中で弟子たちと歩み、ご自分のためではなく、私たちのため(45節)に十字架にかかったのです。このイエス様の思いを受け取った私たちにとって、誰が偉いかなど関係ありません。ただ十字架の道を歩んでくださるイエス様のことを喜びとして受け取って、今日から始まるこの一週間も、安心して、過ごしましょう!
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「恐れるな」 ということ
新共同訳聖書には「恐れるな」という単語が40回登場する。
イザヤ書とエレミヤ書にダントツに多い。 両書の共通点は、
時代背景としてユダヤの国家や民族が、アッシリア,バビロ
ニアによって完膚(かんぷ)なきまでに叩きのめされている点
にある。 だから、当時のユダヤの民は、そんな状態なのに
「恐れるな」 などと言われても・・・、と思ったに違いない。
現代の私達も信仰があっても、世のことに様々な恐れを抱く
ことは日常茶飯事である。信仰を持っていても、困難を前に、
恐れを抱き望みを抱けないことが多々あるのではなかろうか?
ヘブライ人への手紙 10章36節 には、
「神の御心を行って約束されたものを受けるためには、
忍耐が必要なのです」 とある。
つまり、神の声を聞き「恐れるな」という生活を実践すること
は、再臨という神の約束を信じて忍耐して生き抜くことと同義
だと言えよう。神の力で希望を持ち、忍耐できる者に整えられ
る恵みが、「恐れるな」という御言葉のフレーズに込められてい
ることに気づかされる。
コラム:細井 宏一
新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
お願い申し上げます。
なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
2021.2.7 牧師・三原信惠
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2023年度 年間聖句
「見よ、新しいことをわたしは行う。
今や、それは芽生えている。」
(イザヤ書43章19節 a)
今週の祈り
・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
・病や困難の中にある友のために。
・名寄教会と日向恭司牧師のために。
本日の集会
(感染予防対策を講じながら行います)
・9:40~10:20 教会養育の時間
・10:20~10:30 礼拝準備祈祷会
・10:30~11:30 主日礼拝
・11:30~11:45 讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
・11:45~12:00 聖書通読:エフェソ1章 p.352
・12:00~ 「お茶の会」どなたでもどうぞ!
今週の集会
・聖研祈祷会 11月2日(木) 10:30-11:30
ローマ2章17節~29節 (新)p275
・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
御言葉に耳を傾けた後、”共に覚える教会”とし
て、この日、同欄に紹介されている”名寄教会”
のお働きを覚えて祈りを合わせます。
次主日のご案内
■聖霊降臨節第24主日 11月5日(日)
(聖徒の日・永眠者記念日)
・教会養育の時間 午前 9:40~10:20
・礼拝準備祈祷会 午前10:20~10:30
・主日礼拝 午前10:30~11:45
司 式 : 細井伝道師
配 餐 : 配餐奉仕者
交 読 : 詩編 40編
聖 書 : ヨハネの黙示録 2章10節b
(新)p.454
説 教 :「終わりのある人生を」 三原牧師
献 金 : 献金奉仕者
奏 楽 : 奏楽奉仕者
讃美歌 : 21-385(花彩る春を)
21-493(いつくしみ深い)
21-484(主われを愛す)
(聖餐式) 21-81 (主の食卓を囲み)
・礼拝後の集会
天に召された方の歩まれた道筋を想い起し、
「故人を偲ぶ会」を行います(自由参加)
その他の報告
■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
いただきました。感謝申し上げます。
作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
して毎主日礼拝にて讃美しています。
■「新つつみ通信・第5号」発行

三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
伝道所に来会される方々にお配りしています。
また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
あわせてお読みください。
■ 前向き・肯定的に!
わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
ではないことを学ぶことができました。
この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。
しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
のある主日を除く)には、伝道師が当日の聖書箇所の朗読
と解説を行います。
■ 先週の集会報告
・教会養育の時間 10月22日(日)男4、女7、計11名
・準備祈祷会 10月22日(日)男4、女7、計11名
・主日礼拝 10月22日(日)男4、女7、計11名
・聖研祈祷会 10月26日(木)男2、女4、計 6名
※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
によって支えられています。心から感謝申し上げます。
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