2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第18主日礼拝

     2023年9月24日   午前10時30分~
                
               司 会    出 席 役 員

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇34篇            一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第9章33~37節  
                     (新) p.79 


祈  祷                    

讃 美 歌     21280番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21493番          一 同

説  教    「あなたの番です」        牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     2160番           一 同


献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

聖霊降臨節第18主日礼拝
説教
「あなたの番です」要約

聖書  マルコによる福音書 9章33~37節


だれがいちばん偉いか(34節)

 イエス様は、十字架につけられて死ぬことを伝えました。このことを弟子たちに伝えるのは二回目です。弟子たちはイエス様の告白を受け止めることができたのでしょうか。そう思えない弟子たちの姿が記されています。弟子たちはイエス様がいつか自分たちの国の王様になると思っていました。イエス様が王様になったら、偉い役目をする人になりたいと思っていました。そして「だれがいちばん偉いか」議論していました。他の箇所でも弟子たちは「栄光をお受けになる時、一人をあなたの右に、もう一人を左に座らせてください」(10:37)とイエス様にお願いしています。「だれがいちばん偉いか」は弟子たちにとって重要な関心事でした。イエス様はこのような弟子たちに「何を議論していたのか」と問います。そして「いちばん先になりたいに者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者となりなさい」と語り、一人の子どもの手を取り、「私の名のためにこのような子どもの一人を受け入れる者は、私を受け入れるのである」と語りました。

このような子どもの一人を受け入れる者は、
            わたしを受け入れるのである(37節)


 この時代、「子ども」や「幼子」は軽んじられたり、無視されたり、時には邪魔者扱いされていました(10:13~16)。今朝の聖書箇所では、弟子たちは「だれがいちばん偉いか」を決めるのに夢中になっています。弟子たちも昔は子どもでした。大人を困らせるようなこともたくさんしたでしょう。その都度「しょうがないな」って受け入れてもらっていました。それを忘れて、だれがいちばん偉いかを争っていた弟子たちに、イエス様は子どもを抱っこして言いました。「このような子どもの一人を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである」。色々なことが上手にできなかったり、いたずらしたりする子どもを「それでもいいよ」って受け入れてごらん。あなたもそうやって受け入れられてきたことを思い出すよ、と弟子たちに伝えたのです。ありのままのあなたで「いいよ」って思われて愛されていることを思い出す時、そんなふうに私たちを受け入れてくださるイエス様の愛が分かるようになります。イエス様は、だれがいちばんか決めたりしません。

あなたの番です

 イエス様は、相手や自分を評価しあう事、人と比べて優越感を持つ事に心を奪われている弟子たちの姿を見逃しませんでした。イエス様が子どもを例に出したのは、子どもは無邪気で純粋だからではありません。みんな最初は「子ども」だったからです。子どもを受け入れるというのは、実は、大変なことです。こっちが良かれと思ってやってあげることも、時に嫌がったり、泣いたり、思いがけない態度で返してくることがあります。それが子どもです。イエス様が受け入れるように言ったのはそういう子どもであり、そういう子どもだった私たちの姿です。私たちが子どもだった頃、私たちを生かすために、誰かが私たちの存在を受け入れ、必要と思うものを与え、関心を注いでくれました。誰かと比べて優秀だったからではありません。一人では何もできなかったからです。受け入れられ、受け入れていく命の関係に心を向けることで、私たちは、ありのままの私たちを受け入れてくださるイエス様の愛や行いを分かち合うようになります。イエス様は、みんなが互いを思い合い、みんなが共に生きていくことを大事にされました。今度はあなたが、友達や家族や周りの人を「それでもいいよ」って受け入れてください。次はあなたの番です。



             

      ■
「新米の おにぎり給ふ 婦人会」

               -信徒の友・俳句欄より-  

    2018年秋、信徒の友に掲載された母・光世の入選句だ。
   まだ、認知症を患う前の母が、どんな思いでこの句を詠んだ
   のか、伝道師でもある息子の責任として解釈してみたい。
 
   この句の勘所は、下表のように多彩な意味を持つ「給ふ」と
   いう動詞の訳し方にあると思われる。

      

   尊敬の本動詞とすれば、おにぎりを「お与えになる」のだから
   主語は「神」と考えるべきであり、この句は刈り入れたばかり
   の新米を使ったおにぎりを、神様が婦人会に集う方々にお与え
   下さった感謝を詠んだ句と解釈できる。
   一方、謙譲の本動詞だと考えると、おにぎりを「いただく」の
   だから、 「給ふ」の後ろに置かれた「婦人会」が主語であり、
   婦人会の面々が、恵みを受け取って喜んでいる情景句になる。
          

   つまりこの句は、新米のおにぎりという恵みを、五七五の12
   文字の中に、「神が与え」/「人が受ける」という双方向の動作で
   表現し、句全体から神を讃えた教会婦人らしい素朴な信仰告白
   なのだろう。ヤルじゃん、母さん・光世さん!
          
                     コラム:細井 宏一

    
    

 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・柴宿教会(岩手県一関市)と掛江隆史牧師のために。
         
          
            


            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:30~10:20  教会養育(教会学校担当者)  
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝    
    ・11:30~11:45  讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~12:00  聖書通読: コリント(一)1章
                     (新)p.299
    ・12:00~      お茶の会
              どなたでもどうぞ!

       


            今週の集会

    ・聖研祈祷会  9月28日(木) 10:30-11:30  
       箴言15章16~33節 (旧)p.1010 
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課の
     御言葉に耳を傾けた後、”共に覚える教会”とし
     て、この日、同欄に紹介されている「柴宿教会」
     のお働きを覚えて祈りを合わせます。

 



            次主日のご案内

      ■聖霊降臨節第19主日  10月1日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:15
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:45
      司 式 : 細井 宏一 伝道師
      配 餐 : 配餐奉仕者 
      交 読 : 詩編 35編
      聖 書 :
マルコ福音書10章6~9節
                   (新)p.81  

      説 教 :「助け合って生きる」 三原牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-390(主は教会の基となり)
           21-419(さあ、共に生きよう)
      (聖餐式) 21ー81 (主の食卓を囲み)

    ・礼拝後の集会
      讃美歌練習 : 教会オルガニストが担当
      聖書通読 : コリントの信徒への手紙(一)8章 
                     (新)
p,309
      お茶の会 : 楽しい交わりの時です。
               どなたもどうぞ!





  





            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当教師の
    高浪晋一先生から、神学校卒業を記念して曲をつけて
    いただきました。感謝申し上げます。
    作曲者の承諾を得て、2022年4月より頌栄の讃美歌と
    して毎主日礼拝にて讃美しています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
    のある主日を除く)には、細井伝道師が当日の聖書箇所の
    朗読と解説を行います。


                       

   


           ■ 先週の集会報告

  ・教会養育の時間 9月17日(日)男4、女5、計 9名
  ・準備祈祷会   9月17日(日)男4、女7、計11名
  ・主日礼拝    9月17日(日)男4、女7、計11名
  ・聖研祈祷会   9月21日(木)男2、女2、計 4名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 9. 23  by  mn


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