2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第10主日礼拝

     2023年7月30日   午前10時30分~
                
               司 会    出 席 役 員

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司会者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇25篇            一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第4章 35~41節  
                      (新) p. 68 


祈  祷                     司会

讃 美 歌     2160番           一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21441番          一 同

説  教    「嵐をしずめる」         牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-470番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

聖霊降臨節第10主日礼拝
説教
「嵐をしずめる」要約

聖書  マルコによる福音書 第4章35~41節


マルコによる福音書

 4章は、ほとんどが種に関する譬え話です。そして、譬え話で話す理由に関して10~12節にイザヤ書6章9~10節の言葉が引用されていますが、まるで理解せずに赦されないようになるためだと言わんばかりです。弟子たちには説明がついたことが33~34節に書かれていますが、群衆には説明なしで、9節と23節に「聞く耳のある者は聞きなさい」と書かれています。聴く耳の無い人は理解できなくてもよいということでしょうか。そうではなく、神様の憐みによって耳が開かれ、救われるということでしょう。14節の「種を蒔く人は、神の言葉を蒔くのである」と関連させると、神様の言葉はすべての人に与えられています。神様の言葉、神様の愛、神様の導きはすべての人に与えられているのだが、それと気が付いて良い結果を導き出す人は少ない。それでも人は神様の一方的な愛とイエス様の十字架の贖い(あがない)で救われるということを言いたいのではないでしょうか。人は誰でも、自分で気が付かないと身につかないものだからです。

激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどで   あった(37節)

 イエス様が「向こう岸に渡ろう」と言われ、弟子たちは従います。舟で向こう岸に渡ろうというのですから、最初から天候が悪かった訳ではないでしょう。「急に湖が荒れた」のです。特定の時間帯に海(湖)から山へ、山から海(湖)へ吹く風を「海陸風」とか「湖陸風」と呼びます。水は温まりにくく冷めにくい、地面は温まりやすく冷めやすいという特徴があります。太陽が昇ると地面の方が早く温まるので陸地の気温が上がり、上昇気流が発生します。すると湖上の空気が陸地に向かって移動する、つまり風が吹くのです。日が沈むと陸地は早く冷めてしまいますが、水面はなかなかさめません。ですから空気の動きが逆転し、陸地から海へと吹き下ろす風になります。「逆風のために弟子たちが漕ぎ悩んで」いた(マルコ6:48)のは夜の出来事です。山から吹き下ろす風によって、なかなか陸地へ近付けなかったのでしょう。更にガリラヤ湖の湖面は、標高-213m。周囲は標高が高く、盆地の底に湖があるので湖陸風もいっそう激しく吹くのです。

嵐をしずめる

 イエス様は、「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか」(40節)と弟子たちに言いました。暗い夜、嵐に遭って恐れるのは当然でしょう。恐れは命を守るために必要な人間の感情です。が、恐れすぎると、勇気を失い動けなくなって命を縮めてしまうこともあります。過去の事に対して思い煩ったり、また、先の事を心配して恐れすぎるのは心と身体の健康に良くないことがあります。「取り越し苦労」という言葉があるように、心配するような事は、殆どが実際には起こらず、単なる妄想に過ぎないということもよくあるのではないでしょうか。この聖書の箇所でも、弟子たちは「船が沈み、死ぬかもしれない」と思い恐れているのですが、そうはならないのです。イエス様が「向こう岸に渡ろう」と言われたなら、何があっても向こう岸に行けるのです。恐れや不安を抱く時にそばにいて私たちを助けてくれるのは信仰です。神の子として嵐をすら静めることのできる権威あるイエス様は、私たちのそばで心に穏やかさ、静けさを与え、解決法を教えてくださいます。「信仰」はイエス様や神様に対する「信頼」です。人生において、大きな嵐があっても、すべてを超越するイエス様がそばにいてくださることに信頼し、祈りつつ歩んでまいりましょう。

           

             伝道師のコラム

  
   ・毎日、暑いですねー! でも、『枕草子』では夏を・・・;

    「夏は夜。月のころはさらなり。闇もなほ。
    螢の多く飛び違ひたる。また、ただ一つ二つなど、
    ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。」

    と表現しています。今風に言い換えてみると・・・・・・;

    「夏は夜がイイネ!。月が明るい満月などは超イイネ!
    闇夜でも蛍が乱舞したり、一・二匹がほのかに舞うのも
    ステキ!雨が降るのも、これもまたイイネ!。」


    聖歌413番には、『数えてみよ、主の恵み』とリピート
    されています。「暑い暑い」にかえて「いとをかし」と、
    恵みを数えて感謝したいものです。



    

 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・むさし小山教会と遠藤忠牧師のために。
         
          
            


            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:10  教会養育 
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝    
    ・11:30~11:45  讃美歌練習(担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~12:00  聖書通読:ヨハネ福音書10章
                       p.186
 



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  7月27日(木) 10:30-11:30  
       ダニエル書9章20~27節(旧)p.1396 
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課
     の御言葉に耳を傾けた後、”共に覚える教会”
     として、この日同欄に紹介されている「むさし
     小山教会」のお働きを覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

      ■聖霊降臨節第11主日  8月6日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:10
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 細井 宏一 伝道師
      交 読 : 詩編 26編
      聖 書 :
イザヤ書2章1~5節 (旧)p.1063  
      説 教 :「平和を実現する真の力」 三原 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-371(この子供たちが未来を信じ)
            21-441(信仰をもて)
           21-499(平和の道具と)

    ・礼拝後の集会
      「讃美歌練習」   担当:奏楽奉仕者 
      「お茶の会」   楽しい交わりの時です。
               どなたもどうぞ!
      「聖書通読」   ヨハネによる福音書17章 
                     (新)p.202 
 




  





            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
    のある主日を除く)には、細井伝道師が当日の聖書箇所の
    朗読と解説を行います。


                       

   


           ■ 先週の集会報告

  ・教会養育の時間 7月23日(日)男4、女7、計11名
  ・主日礼拝    7月23日(日)男4、女7、計11名
  ・聖研祈祷会   7月27日(木)男2、女4、計 6名
  ・鈴木澄子葬儀式 7月23日(日)男12、女15、計27名


  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 7. 28  by  mn


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