2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第9主日礼拝

     2023年7月23日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇24篇            一 同
  
聖  書    出エジプト記 第14章21~22節 
                   (旧) p. 117 


祈  祷                    

讃 美 歌     21171番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21441番          一 同

説  教    「海が割れる」          牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-60           一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

聖霊降臨節第9主日礼拝
説教
「海が割れる」要約

聖書  出エジプト記  第14章21~22節


出エジプト記

 この書が大切にされているのは、キリスト教が、「エジプトの国で奴隷だった小さなイスラエル民族が、神の憐みによって脱出し、新しい土地が与えられて神の民として生きるようになった」ということを大事にしている宗教であるからです。聖書の研究によれば、「海の奇跡」とはもともと、エジプトを脱出するイスラエルの人々を追いかけてきたファラオの戦車と軍勢が海に投げ込まれた出来事の方を指していました(出エジプト記15章「海の歌」参照)。その際にイスラエルの人々が海の中の乾いた所を通り抜けるというのは、イスラエルの人々がヨルダン川を渡って西側へ行くときに、川の水が止まったので乾いた所を通って渡った(ヨシュア記3~5章)という出来事と重ね合わされ、海の奇跡の場面に二次的に繋がっていったようです。今朝の箇所は一見、モーセが杖を高く上げ、手を海に向かって差し伸べることで海を割ったり元の場所へ流れ返したりして、モーセ自身が「海の奇跡」を起こしているように見えますが、奇跡の主体は神様にあります。

道が開ける

 ある人が大学生の時、大地震があり、同級生も先生も沢山死んでしまいました。その人は死んだ学生と同じような古い木造住宅の下宿に住んでいたのに生き残ったのです。その時、生まれて初めて「死ぬかも」と思ったそうです。そして自分の命はたまたま与えられていたのだと知り、同時に、急に死んでしまった同級生たちのことも考え、その後しばらく避難所でボランティアをしました。すると、地震で家も家族も失った女性たちが「命があっただけでも儲けものや」と、皆のお野菜を凄いスピードで切っていました。その時、その人の中で何かが変わりました。海が開けました。それ迄、なぜ自分だけが生き残ったのかとある種の罪悪感を抱えつつボランティアをしていたのです。その人は野菜を切るスピードは遅いけれど、ずっと避難所にいて運動不足の子供たちと元気に遊んであげられるボランティアをして、子供たちや女性たちに喜ばれたのです。神様から与えられた命を精一杯、輝かせてみようとする時に海は割れて、道は開けていくのです。

海が割れる

 私たちの生活にも海が割れるような出来事は起こります。実際に、海が割れる程の派手な天変地異ではない事もありますが、もっとリアルで具体的な事です。例えば自分の人生に神様の存在が知らされた事です。又、大切な人々との出会いがあった事です。「水は彼らの右と左に壁となった」(29節)という言葉があります。これは私たちをこれ迄、はばみ、立ち塞がってきたものが、神様の力によって、私たちを守るものに変わったりする事の現れでもあるのではないでしょうか。神様は小さな民イスラエルを見捨てず、奇跡を起こし救い出して下さいました。神様がいつも共にいて下さる、苦難の時も共にいて下さる、イエス様が苦しい時も私と共にいて下さると確信して告白できることには理由があります。それは、はるか昔から実際に神様が不思議な力で小さな民、力なき奴隷たちを見捨てず、守り、救い出して下さった、という事実があるからです。どんな時でも神様は小さな私たちを見ていて、困った時に助けて下さるのだと、神様とイエス様とを信じることができた時に、すべての見方は変わります。そのお守りや導きの中で、大切な友人、家族、運命的な人や出来事と新たに出会い直した時に、道は海が割れるように開けていきます。

           

             葬儀式のお知らせ

  
   ・鈴木澄子様が2023年7月2日(日)午前12時47分、
   99年のご生涯を終えられて天に召されました。当伝道所初代
   牧師・鈴木一郎先生の夫人として、生涯を主に捧げて福音伝道
   に献身下さった鈴木澄子様に、主の限りない祝福が注がれます
   ようにお祈り申し上げます。葬儀は下記の通り執り行います。
   なお、納棺式は太田八幡教会牧師の司式のもと、近親者のみで
   相済ませましたことを申し添えます。

 
                 記


     日 時   2023年7月23日(日)午後2時より      

     場 所   日本基督教団 茅ヶ崎堤伝道所 礼拝堂



    

 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・山形六日町教会と波多野保夫牧師のために。
         
          
            


            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:10  教会養育 
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝  
    ・11:30~11:45  讃美歌練習 (担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~12:00  聖書通読:ヨハネ福音書3章 p.167

    ・14:00~     鈴木澄子姉 葬儀式
 



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  7月27日(木) 10:30-11:30  
       ダニエル書5章13~30節 
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書日課
     の御言葉に耳を傾けた後、”共に覚える教会”
     として、この日同欄に記されている山形六日町
     教会のお働きと課題を覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

      ■聖霊降臨節第10主日  7月30日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:10
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 会 : 出席役員
      交 読 : 詩編 25編
      聖 書 :
マルコ福音書4章35~41節
                     (新)p.68   

      説 教 :「嵐をしずめる」 三原 信惠 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-60 (どんなに小さい小鳥でも)
            21-441(信仰をもて)
           21-470(やさしい目が)

    ・礼拝後の集会
      「讃美歌練習」   担当:奏楽奉仕者 
      「お茶の会」   楽しい交わりの時です。
               どなたもどうぞ!
      「聖書通読」   ヨハネによる福音書10章 
                     (新)p186 
 




  





            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
    のある主日を除く)には、細井伝道師が当日の聖書箇所の
    朗読と解説を行います。


                       

   


           ■ 先週の集会報告

  ・教会養育の時間 7月16日(日)男3、女6、計 9名
  ・主日礼拝    7月16日(日)男3、女6、計 9名
  ・聖研祈祷会   7月20日(木)男2、女4、計 6名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 7. 22  by  mn


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