2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第5主日礼拝

     2023年6月25日   午前10時30分~
                
               司 会    出 席 役 員

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇20篇            一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第2章23~28節 
                     (新) p. 64 


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21516番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21515番          一 同

説  教    「安息日は誰のため?」      牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-204番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

聖霊降臨節第5主日礼拝
説教
「安息日は誰のため?」要約

聖書  マルコによる福音書 第2章23~28節


「安息日」の出来事

 皆さんにとって日曜日って何の日ですか。教会では日曜日を安息日といって礼拝を献げています。でも何で日曜日を安息日と呼ぶのでしょう。今朝は安息日がどのような日なのかをイエス様が教えて下さったお話です。イエス様と弟子たちは福音を知らせるために町々を巡っていました。イエス様の宣教の歩みは止まりません。弟子たちも一生懸命イエス様に従いましたが、歩きっぱなしなのでお腹がペコペコです。麦畑にさしかかった時、弟子たちは麦の穂を摘んで食べることにしました。その日はちょうど安息日でした。すると突然、ファリサイ派の人たちがやってきて「安息日にはどんな仕事もしてはならないのに麦の穂を摘んでいる!律法違反だ!」とイエス様に文句を言いました。モーセの十戒にそんな約束があるからです。イエス様の弟子たちがこの時、麦の穂を摘んだのは文字通りなら十戒をやぶることでした。でも足を止めずに宣教をすすめることがイエス様の御心でした。そのために弟子たちが麦を食べることがここで必要だったのです。

② 安息日の律法

 旧約聖書には色々な形で安息日律法が載せられています。旧約聖書の律法はすべて、神様がモーセを通して民に与えられたという形をとっていますが、本当の所、長い年月をかけて出来てきたのです。根本的な所はモーセ時代に遡るのかもしれませんが、その後の発展した形のものも含まれているのです。イエス様の時代もファリサイ派の律法学者たちは、安息日に何をしていいか、何は、してはいけないか、事細かく定めていました。その中で、この出来事が起こります。現代の私たちならば、他人の畑に入って、麦の穂を摘むということがいけないことのように思いますが、当時はそうではありません。律法はわざわざそれを許しています(申命記23:25~26)。人々の批判に対して、イエス様は、ダビデの故事を用いて答えます。ダビデが、サウル王の追っ手から逃げる途中、空腹のままでは逃げ切ることができない状況で、祭司しか食べることが許されない供えのために聖別されたパンを空腹の家来たちと食べたという話です(サムエル記上21:1~7)。

安息日は誰のため?

 今朝の聖書箇所マルコ2章23~28節は安息日に関する教えで、「安息日は人のために定められた。人が安息日のためにあるのではない」(27節)は、マルコだけにある言葉です。ファリサイ派の人々は「安息日の厳守」の規定(出エジプト記35:1~3)から、安息日には労働をしてはならないと定め、労働とは何かを考えて、麦の穂を脱穀することが含まれると定めました。そこで、安息日にイエスの弟子たちが他人の畑の麦を摘んで食べたことは「労働」になると非難したのですがイエス様はサムエル記のダビデの故事を引用して、空腹という現実の問題の解決こそが宗教規定よりも重要な問題であるとお答えになりました。イエス様は「安息日は人のために定められた」と言われました。私たちは毎日、色んなことを頑張っています。日曜日はゆっくり寝ていたいとか、好きなことをしていたいと思うかもしれません。けれどイエス様はそんな忙しい私たちのために安息日があるのだと言われます。日曜日に神様を礼拝することが、私たちにとって一番の休息です。迷った時や疲れた時こそ礼拝に来て神様との豊かな交わりを求めて下さい。きっとイエス様が、あなたを慰め、励まして、喜んで新しい一歩を踏み出せるように導いて下さいます。

           
            ■ 伝道師のコラム


       北半球では1年で最も日照時間の長い今時分。
     今年の夏至は 6/21でした。地球の自転軸(地軸)が
     公転面から23.4°傾いているために起こります。
     なぜ傾いているのでしょう?
      それはビッグバンの後に、宇宙のチリが集まって
     太陽系ができ太陽の周りを円盤状に回転(公転)する
     ようになり、そのチリが次第に凝集して原始惑星を
     形成していきました。そんな地球に他の原始惑星が
     ぶつかって、地軸が傾きました。
      もし、この地軸の傾きが無かったら、地球上には
     夏至や冬至が無くなるだけではなく、赤道付近は常
     に太陽の強い光にさらされて、人間が住めなくなっ
     てしまいます。また、南極・北極はほとんど太陽が
     当たらず極寒となり、生物が暮らせない状態になる
     でしょう。さらに地球上から豊かな季節も無くなっ
     てしまうのです。
          

      そのように考えると、地軸が23.4°傾いていると
     いうことは絶妙な塩梅であり、創造者である神様の
     とても大きな恵みだと言えますね。   感謝!!
    
     
          
    
    

 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・磐城教会と高橋優美子牧師のために。
         
          
            


            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:10  教会養育(押し花標本作り・Ⅱ) 
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  讃美歌練習 (担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~12:00  聖書通読:マルコ15章(新p.94)
    ・12:00~     お茶の会
              (楽しい交わりの時です。
               どなたでもご参加ください)



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  6月29日(木) 10:30-11:30  
       エゼキエル33章1~9節  (旧)p.1349
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の御
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に覚える教会”
     として同欄に紹介されている 「磐城教会」の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

      ■聖霊降臨節第6主日  7月2日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:10
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 式 : 細井 宏一 伝道師
      交 読 : 詩編 21編
      聖 書 :
マルコ3章13~19節 (新)p.65   
      説 教 : 「え? わたし?」 三原 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-204(よろこびの日よ)
            21-515(きみのたまものと)
           21-566(むくいを望まで)

    ・礼拝後の集会
      「讃美歌練習」   担当:奏楽奉仕者
      「聖書通読」    ルカ福音書6章 (新)p.111
              (伝道師による朗読と解説) 
      「お茶の会」   楽しい交わりの時、
               どなたもどうぞ!
 





            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
    のある主日を除く)には、細井伝道師が当日の聖書箇所の
    朗読と解説を行います。


                       

   


           ■ 先週の集会報告
  ・教会養育の時間 6月18日(日)男4、女8、計12名
  ・礼拝準備祈祷会 6月18日(日)男4、女8、計12名
  ・主日礼拝    6月18日(日)男4、女8、計12名
  ・聖研祈祷会   6月22日(木)男1、女2、計 3名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 6. 24  by  mn


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