2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第4主日礼拝

     2023年6月18日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇19篇            一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第2章13~17節 
                     (新) p. 64 


祈  祷                     司式

讃 美 歌     Ⅱ編-26番           一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21515番          一 同

説  教    「あなたを招くイエス様」     牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-516番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

聖霊降臨節第4主日礼拝
説教
「あなたを招くイエス様」要約

聖書  マルコによる福音書 第2章13~17節


レビという人

 カファルナウムにレビという人がいました。レビは道を通る人たちから税金を集める徴税人という仕事をしていました。みんな、レビにお金を払わないと、隣の町へ行くことも帰ってくることもできません。しかも、払ったお金はイスラエルを支配していたローマ帝国への税金でした。だからみんないやいやお金を払っていましたし、レビのことを、神様ではなく、ローマ帝国に仕える「罪人」だと嫌っていました。レビはいつも一人ぼっちでした。みんなから無視され悪口を言われるので、友達をつくることも諦めていました。でも心の奥底は寂しい気持ちでいっぱいでした。けれども、ある日、いつものように仕事をしていると、大勢の人がそばに近づいてくるのが見えました。「わたしに従いなさい」(14節)。突然呼びかけられたその声にレビはびっくり!思わずあたりを見まわしました。えっ、私に言ったの?今まで、誰からもこんな言葉をかけられたことはありません。けれども、声をかけた男は優しいまなざしでずっとレビを見つめています。

② レビは「立ち上がってイエスに従った」

 この徴税人レビがイエス様の弟子になったでき事です。3章13~19節に12弟子の名前が書かれている中にマタイはありますがレビはありません。レビ族のマタイと考えるとこのレビはマタイによる福音書9章9~13節のマタイと同一人物と考えることができます。他の福音書と比べてマルコだけが無条件に「罪人を招く」という記録になっています。浄土真宗の開祖親鸞の「悪人正機」や茶席の「悪人正客」に通じる考え方です。イエス様はレビが徴税人故に人々から受けてきた軽蔑や無視、そこから生まれてくる彼の深い孤独感と虚無感をすべてご存じでした。そのような闇の中にいたレビをイエス様は「わたしに従いなさい」と呼び、ご自身との深い交わりへと招かれました。招きを受けたレビが「立ち上がってイエスに従った」(14節)とあるのは、彼が単純にそのように行ったというだけではありません。「立ち上がって」には、受難予告での「復活する」と同じ動詞が用いられており彼が死から生へと立ち上がらされていった事を示唆しています。

あなたを招くイエス様

 イエス様はレビの家で一緒に食事をすることになりました。レビと同様、皆から罪人と呼ばれ、仲間はずれにされていた人たちも招いての楽しく嬉しい食卓です。するとファリサイ派の律法学者と呼ばれる人たちが、「どうして罪人たちと一緒に食事をするのですか?」とイエス様の弟子たちに怖い顔で質問をしてきました。イエス様はこう答えました。「わたしは罪人を救いへと招くために来たのですよ」。レビにとってこの言葉はとても嬉しい言葉でした。イエス様が「罪人」と呼ばれ、嫌われて、苦しんでいた自分たちのためにやってきた救い主だと言ってくださったからです。イエス様の言う「罪人」ってレビたちのことだけでしょうか?聖書は、人は皆、誰もが罪人だ、と言っています。神様の前において、全ての人は平等に罪人です。イエス様の十字架の救いも、全ての人に平等に示されているのです。聖書はまず、自分自身が、病の状態に陥っている一人の罪人なのだということに気付き、認めることの大切さを示しています。イエス様は、レビたちのため、ファリサイ派の律法学者たちのため、そして私たちのためにこの世にやって来られた救い主なのです。イエス様の招きを、この私たちへの呼びかけとして聞き取っていきましょう!

           
             ■ 父の日の由来


       父の日は、6月第3日曜日に行われる米国のキリスト
     教会に由来する記念日です。 S.S.Doddという女性が、
     「母の日のように父に感謝する日・父の日」もあるべき
     だと考え、牧師達に嘆願して始まったと言われています。
     父の日も母の日も共にその目的は「感謝」です。両者の
     比較を表にまとめてみました。
     皆さん!何が見えてきますか?
   
      
    
          



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・福島教会と福島純雄牧師のために。
         
          
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:10  教会養育(押し花づくり) 
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  讃美歌練習 (担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~12:00  聖書通読:マルコ8章(新p.76)
               (伝道師による朗読と解説)
    ・12:00~     お茶の会
              (楽しい交わりのとき、どなたでも
               ご参加ください)



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  6月22日(木) 10:30-11:30  
       エゼキエル14章12~23節  (旧)p.1314
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の御
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に覚える教会”
     として同欄に紹介されている 「福島教会」の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

      ■聖霊降臨節第5主日  6月25日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:10
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:30
      司 会 : 出席役員
      交 読 : 詩編 20編
      聖 書 :
マルコ2章23~28節 (新)p.64   
      説 教 : 「安息日は誰のため?」 三原 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-516(主の招く声が)
            21-515(きみのたまものと)
           21-204(よろこびの日よ)

    ・礼拝後の集会
      「讃美歌練習」   担当:奏楽奉仕者
      「聖書通読」    マルコによる福音書15章(新)p.94 
      「お茶の会」   楽しい交わりの時、
               どなたもどうぞ!
 





            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
    のある主日を除く)には、細井伝道師が当日の聖書箇所の
    朗読と解説を行います。


                       

   


           ■ 先週の集会報告
  ・教会養育の時間 6月11日(日)男4、女6、計10名
  ・礼拝準備祈祷会 6月11日(日)男4、女6、計10名
  ・主日礼拝    6月11日(日)男4、女6、計10名
  ・聖研祈祷会   6月15日(木)男2、女2、計 4名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 6. 17  by  mn


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