2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
         聖霊降臨節第2主日礼拝

     2023年6月4日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇17篇            一 同
  
聖  書    列王記下  第5章 14節   (旧) p.584 

祈  祷                     司式

讃 美 歌     21-18番           一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21351番          一 同

説  教    「神様のお言葉どおりに」     牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-343番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

聖霊降臨節第2主日礼拝
説教
「神様のお言葉どおりに」要約

聖書  列王記下 第5章14節


エリシャが行った有名な奇跡

 「神は救いたまえり」という意味の名を持つエリシャは、紀元前九世紀後半、北イスラエル王国で活躍した預言者です。「ナアマンの癒し」は、エリシャが行った奇跡の中でも特に有名です。北イスラエル王国と敵対関係にあったアラムで軍の司令官をしていたナアマンは、王様からも評価される有能な人物でした。しかし、彼は重い皮膚病を患っており、それが悩みの種だったのです。ある時、ナアマンは、イスラエルから捕虜として連れてきた少女が「サマリアの預言者のところにおいでになれば、その重い皮膚病をいやしてもらえるでしょうに」と妻に話していたのを聞きました(3節)。この「サマリアの預言者」がエリシャだったのです。すぐさま、ナアマンは、アラムの王に、ナアマンを癒やしてほしいという内容の手紙を書いてもらい、贈り物を携えて、サマリアへ向かいます。イスラエルの王は、当初、アラムの軍人ナアマンの訪問と手紙の内容を、軍事的な策略と思い込んで、王を試して言いがかりをつけようとしていると激高したのでした。

② アラムの軍人「ナアマン」の癒し

 そのことを耳にしたエリシャは、使いの人を送り、ナアマン将軍に自分のところに来るようにと伝言をしました。ついにエリシャと会えるかと思いきや、エリシャはナアマンの訪問に自らは出迎えず、使いの者を送ります。「ヨルダン川に行って七度身を洗いなさい。そうすれば、あなたの体は元に戻り清くなります」という使いの言葉(10節)にナアマンは憤慨します。エリシャの自分への扱いが思い描いていたものとかけ離れていたことに不満を抱いたのです。あわやケンカ別れという状況にナアマンの家来が冷静に対処します。「エリシャは簡単な方法を提案してくださっただけなのだ」という家来の助言によりナアマンはエリシャの言葉が神様のご指示であると受け入れ従いました(13節)。こうしてナアマンは癒されイスラエルの神様への信仰を告白します。が、彼は異国の軍人であり、アラム王が信じるリモンというという偶像への礼拝が課されていました(18節)。心配するナアマンをエリシャは「安心して行きなさい」と送り出したのでした(19節)。

神様のお言葉どおりに

 聖書における奇跡とは、単なる超常現象ではありません。奇跡には神様のご計画があり、ご意志があります。エリシャは預言者として数多くの奇跡を起こしました。表面的には人が引き起こした不思議な業であったとしても、それは徹頭徹尾、神様ご自身が成し遂げられる業なのです。重い皮膚病の癒しという奇跡を経験し、神様の存在を確信したのがナアマンでした。彼は、癒しを求めてはるばるエリシャのもとを尋ねた時、最初は、エリシャの突き放した態度と思いもよらない指示に怒ってしまいました。それは、彼が人間的な弱さを持ち、自分の計画、自分の意思が、神様のそれより優先されていたからです。そのような弱さをもったナアマンであっても、神様は彼を見捨てることなく救いのうちに入れてくださっており、病の癒しを与えられたのです。「神の人の言葉」(14節)は「神の言葉」とも読めます。初めはエリシャの言葉を単なる人の言葉としてしか聞けなかったナアマンも、周囲の助けによって神の言葉と信じて受け取ったのです。神様は今この時も、生きて働いておられます。神様がしてくださることを自分勝手に解釈するのでなく、たとえ自分の思いと違ったとしても、素直に受け入れる時、そこに喜びが生まれていくのです。

           
            ■ 聖書と車


    ・聖書には様々なタイプの車が登場します。車、馬車、
    牛車、戦車、台車、等々。そうした各種の車が最も多く
    出てくるのは列王記で、上巻と下巻を合わせると、何と
    77回にも上り、他の書物と比べると圧倒的です。
    列王記は、皆さん御存じのとおり、イスラエルとユダの
    王達や預言者達の物語です。ですから、ユダヤの治世に
    おいて、為政者(いせいしゃ:政治を行う者)達や信仰
    の指導者達にとって、車が必須のアイテムであったこと
    がわかります。そして、列王記では、王達や預言者達が
    どのように車を用いたかも記されており、その使い方は
    様々です。
     現代の私達にとっても、車は教会生活に欠かせません。
    その用い方が、まさに神様から問われていると言えるで
    しょう。      





 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・小高伝道所と飯島信牧師のために。
         
          
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:10  教会養育の時間(讃美歌Ⅱ26番) 
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  讃美歌練習 (担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~12:00  聖書通読:マタイ22章 p.42
               通読後、「お茶の会」です。
               どなたでもどうぞ



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  6月8日(木) 10:30-11:30  
       列王記下 24章8~17節    p.621
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の御
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に覚える教会”
     として同欄に紹介されている 「小高伝道所」
     のお働きを覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

      ■聖霊降臨節第3主日  6月11日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:10
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:45
      司 式 : 細井伝道師
      配 餐 : 配餐奉仕者
      交 読 : 詩編 18編
      聖 書 :
マルコ2章1~12節 (新)p.63   
      説 教 : 「起き上がって歩みだす」 三原 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : Ⅱ編-26 (小さなかごに)
            21-467(イェス、イェス)
           21-597(主に従うことは)

    ・礼拝後の集会
      「讃美歌練習」   担当:奏楽奉仕者
      「お茶の会」    楽しい交わりの時、
               どなたもどうぞ!
      「6月役員会」   讃美歌練習、お茶の会の後

       ◇新約聖書通読箇所は、マルコ1章(p.61) 
       
     







            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、2023年5月14日から
    聖書通読を始めました。新約聖書「マタイによる福音書」
    から一日一章づつ通読していきます。主日礼拝後(役員会
    のある主日を除く)には、細井伝道師が当日の聖書箇所の
    朗読と解説を行います。


                       

   


           ■ 先週の集会報告
  ・教会養育の時間 5月28日(日) 男3、女7、計10名
  ・礼拝準備祈祷会 5月28日(日) 男3、女7、計10名
  ・主日礼拝    5月28日(日) 男3、女7、計10名
  ・聖研祈祷会   6月 1日(木) 男2、女3、計 5名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 6. 3  by  mn


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