2023年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          復活節第7主日礼拝

     2023年5月21日   午前10時30分~
                
               司 式    細井伝道師

               奏 楽    奏楽奉仕者



前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇15篇            一 同
  
聖  書    マルコによる福音書 第1章21~28節 
                    (新) p. 62


祈  祷                     司式

讃 美 歌     21-194番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21532番          一 同

説  教    「イエス様の正体」        牧 師

祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-451番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

復活節第7主日礼拝
説教
「イエス様の正体」要約

聖書 マルコによる福音書 第1章21~28節


福音書について

 イエス様の宣教活動があり、イエス様のことを人々が語り伝える期間があって、イエス語録が生まれ、奇跡や活動を伝える資料が作られ、やがて「福音書」と呼ばれるものがたくさん生まれました。それらの多くは聖書に採用されず、今日では「偽典」「外典」と言われています。新約聖書に採用された福音書は4つで、AⅮ68年頃マルコ福音書が、80年~90年頃マタイとルカ福音書が書かれたと言われています。ヨハネ福音書は語録的な要素が強く、通説とは逆にマルコ福音書以前に書かれた可能性が強いと私は思っています。マルコ福音書は「神の子イエス・キリストの福音の初め」(1節)から始まります。「福音」(エヴアンゲリオン)とは「喜ばしいニュース」の意味で、イエス様が弱っている者を「深く憐れんで」(言語では「内臓がちぎれるほど共感して」です)くださることです。今朝の聖書の箇所は、先週の続きで、いよいよ、イエス様の活動が、人々に広がっていき、汚れた霊に取りつかれた男を解放するという最初の奇跡を学びます。

② 最初の奇跡

 イエス様と四人のお弟子さんたちはカファルナウムの町に着きました。神様を礼拝する日、たくさんの人が集まっています。イエス様はそこで喜びの知らせを伝えはじめました。すると、汚れた霊に取りつかれている人が「わたしにかまわないでくれ、わたしを滅ぼさないでくれ」と叫び出しました。周りの人はこの人がどういう人かよく知っていました。イエス様はこの人に取りついている霊に向かって言いました。「黙れ。この人から出て行け」。その人は激しく震えだし、やがて穏やかになりました。この人のことをよく知っていた人たちは、みんなこの出来事に驚きました。人々はイエス様に対して二度驚いています(22節と27節)。最初の驚きは「非常に」とあるように倒れるくらいびっくりした意味の言葉です。次にイエス様が汚れた霊を追い出した後の「驚いて」には聖なる存在を前にした畏れの念が含まれ「これはいったいどういうことなのだ。権威ある新しい教えだ。この人が汚れた霊に命じると、その言うことを聴く」との驚きでした。

イエス様の正体

 皆さんはイエス様の本当の正体を知っていますか。実は、今朝の聖書の箇所にイエス様の正体を最初に知られた場面がありました。でも、見破ることができたのは、イエス様の弟子でもなく、周りにいた人々でもなく、汚れた霊でした。他の人々から見れば、イエス様は、ただナザレから来た権威ある教えをする人間としか思えませんでした。しかし、汚れた霊は神の子だとわかったのです。イエス様はそんな汚れた霊に向かって、「黙れ、この人から出ていけ」と叱って、男から追い出してくださいました。汚れた霊を追い出すことができる権威は、神様以外にありません。しかも、神様の権威は愛に満ちていますから、汚れた霊に取りつかれた男が救われたのです。私たちも、イエス様の本当の正体が、神の子だということを知っています。汚れた霊のように、見破ったからではありません。イエス様が、この後、十字架にかけられ、よみがえられたことによって示された素晴らしい愛に驚いたからです。皆さんもイエス様の本当の正体を礼拝に来て知ってほしいと思います。この方は愛に満ちた権威で、今も私たちを救ってくださいます。礼拝ごとに語られるイエス様に驚くことから始めましょう!こうして神様の喜びの知らせは広まるのです。

           
         ■ 「音楽は人を救う」 

                   皆川 達夫

     あるミッション系の女子大学で講義が終わった私の所
   に一人の女子学生が近づいてきて言った。「先生、私が
   この世に生まれて今日あるのは、先生のおかげです」。
   何の事か理解できないでいる私に、彼女は事情を説明し
   てくれた。彼女を胎内に宿した母親が病院のベッドから
   起き上がれずに苦しんでいたとき、母親にとって唯一の
   救いになったのは、私が25年ほどの間、解説を担当して
   いたNHK・FM放送の『バロック音楽のたのしみ』であった。

    「この世にはこんな美しい音楽があるのだから、私も
   頑張ろう」。そうして、無事にその女子学生を出産する
   ことができたのだという。私のような者が人の生命を救
   うことが出来た。涙が出るほどにうれしい話である。
   勿論救ったのは決して私ではなく、音楽が人を救ったの
   である。医学をとるか、音楽をとるかを迷った時、音楽
   も人を救うことが出来るはずだ」と信じたのは決して誤
   りではなかった。しかも、キリストの教えや慈しみを信
   じられるようになった私にとって自然と思われるのである。




 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2023年度 年間聖句

     「見よ、新しいことをわたしは行う。
           今や、それは芽生えている。」
           (イザヤ書43章19節 a)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・登米教会と佐々木栄悦牧師のために。
         
          
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・9:40~10:10  教会養育 
    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  讃美歌練習 (担当:奏楽奉仕者)
    ・11:45~     「お茶の会」どなたでもどうぞ

              「5月役員会」お茶の会後



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  5月25日(木) 10:30-11:30  
       列王記下19章1~19節   旧約 p.611
 
    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の御
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に覚える教会”
     として同欄に紹介されている 「登米教会」
     のお働きを覚えて祈りを合わせます。

 


            次主日のご案内

      ■ペンテコステ礼拝  5月28日(日)

    ・教会養育の時間    午前 9:40~10:10
    ・礼拝準備祈祷会    午前10:20~10:30
    ・主日礼拝       午前10:30~11:45
      司 式 : 細井伝道師
      配 餐 : 配餐奉仕者
      交 読 : 詩編 16編
      聖 書 :
使徒言行録2章1~11節 (新)p.214   
      説 教 : 「ペンテコステは今も」 三原 牧師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 :
21-451(くすしきみ恵み)
            21-342(神の息よ今くだり)
           21-343(聖霊よ、降りて)

    ・礼拝後の集会
      「讃美歌練習」   担当:奏楽奉仕者
      「お茶の会」    楽しい交わりの時、
               どなたもどうぞ!
      「聖書通読」  『マタイによる福音書』15章





            その他の報告
      


      ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した細井伝道師が、神学校
    在学時、讃美歌学の課題で提出した詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月より毎主日に頌栄の讃美歌として歌っています。

     


        ■「新つつみ通信・第5号」発行


        

     三原牧師の巻頭言ほか、2022年度の伝道所の歩み
    などを綴って、本年3月12日に発行いたしました。
    伝道所に来会される方々にお配りしています。 
    また、細井伝道師が留学先のケンブリッジから毎週
    送ってくださいました「活動報告」の内容は改めて
    「新つつみ通信第5号・別冊」に掲載しましたので、
    あわせてお読みください。

    

         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、3年の月日
    が経過致しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学ぶことができました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、2022年1月2日(日)
    より「聖書通読」を再開しました。信仰の原点に帰って、
    み言葉に聴き、おたがいが担っている試練を覚えながら、
    共に祈り合い、支え合いながら歩みを進め、2022年12月
    31日をもって、旧約聖書39巻すべての通読を無事終了
    いたしました。主の見守りと導きに感謝するとともに、
    教会に連なる皆様一人ひとりの祈りとご奉仕によって、
    支えられたことを思い、心より御礼申し上げます。

     しばらく中断しましたが、引き続き新約聖書の通読を
    2023年5月14日から始めます。
    「マタイによる福音書」から一日一章ゆっくり通読して
    いきます。主日礼拝後(役員会のある主日を除く)には、
    細井伝道師が当日分の聖書箇所朗読と解説を行います。


                       

   


           ■ 先週の集会報告
  ・教会養育     5月14日(日) 男4、女7、計11名
  ・礼拝準備祈祷会 5月14日(日) 男4、女7、計11名
  ・主日礼拝    5月14日(日) 男4、女7、計11名
  ・聖研祈祷会   5月18日(木) 男2、女3、計 5名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者ならびに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。


〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2023. 5. 20  by  mn


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