2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          降誕前第8主日礼拝

     2022年10月30日  午前10時30分~
                
               司 会    出席役員

               奏 楽    奏楽奉仕者


前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇 137篇          一 同
  
聖  書    ヨハネの黙示録  第3章20~22節  
                   (新) p. 457

                   
祈  祷                     司式者

讃 美 歌     21-482番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21515番          一 同

説  教    「みんなで示そうイエスさま」   牧 師
 
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-430番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

降誕前第8主日礼拝
説教
 「一緒に食事をしよう」 要約
ヨハネの黙示録 第3章20節~22節


「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている」20節

 ヨハネの黙示録には、初期の主要な教会として知られる、七つの教会にあてた手紙が書かれています。これらの教会にはそれぞれに課題があったようで、その内容は多様です。にもかかわらず、七つの教会にあてた手紙の締めくくりには、「耳ある者は、“霊”が諸教会に告げることを聞くがよい」(22)と、すべて同じ言葉が記されています。課題はさまざまであっても、すべての教会は、一つの「霊」が語る声を「聞く」共同体として結ばれているのです。七つの教会にはそれぞれ、「聞く」べきことが示されていますが、与えられた箇所では「戸口に立って、(戸を)たたいている」(20)イエス様の声に耳を傾けるようにと告げられています。「悔い改めよ(視点を変えよ)」(19)という言葉に続いて「見よ」(20)と語りかけられていますから、「聞く」ためには目を上げて、これまでとは異なる視点に目を注いでいくことが大切だということでしょう。イエス様の呼びかけに気づいて戸を開ける時、イエス様は中に入ってこられ、一緒に食事をして下さいます。

「耳ある者は、“霊”が諸教会に告げることを聞くがよい」22節

 この手紙が書かれた時代、教会は厳しい迫害にさらされていました。隠れるように信仰を守りながら、敗北感を味わい、戸に鍵をかけて苦難を耐え忍んでいた時代です。そのような人々にとって、この知らせはどれほど大きな慰めと希望になったでしょうか。苦しい時、そっと目を上げ、視点を変えてみることの大切さが語られています。耳を澄ませ、心の戸を開いていく時、そこにイエス様はおられます。そして、それまでの苦難の日々を覆すような、喜びの食事を共にしてくださるのです。この食事は「終末」と呼ばれる将来的な希望として語られていますが、この出来事を先取りしているのが、実は礼拝の中で行われる聖餐式です。教会は「おとなたちの世界」ではなく、「みんなの世界」です。イエス様の招きはいつも、みんなの心の戸口に、今日もイエス様がおられます。そして呼びかけておられるのです。「一緒に食事をしよう」と。イエス様は目に見えません。戸をたたく音も耳には聞こえません。でも、イエス様はあなたと一緒にいたいのです。

一緒に食事をしよう

 私たちは、イエス様に呼びかけられていても、戸をたたかれていても、気づけずにいることがあります。目に見えないイエス様を、「あなたはどこに?」と思って、こちらからイエス様を捜しに行くこともあるでしょう。でも、いつもイエス様を見つけられるわけではありません。そんな時にはやはり、こう思うのです。「イエス様、あなたはどこに?」と。今朝の聖書には、そんな私たちの問いに応えて下さるイエス様の姿が伝えられています。なんとイエス様は、私たちがイエス様を捜しに行く前から、もうずっと、戸口の前に立って、私たちの心の戸をたたき、呼びかけてくれていると言うのです。そして、その呼びかけに私たちが気づいて戸を開ける時、イエス様は中に入って来て、「一緒に食事をしよう」と、私たちに呼びかけてくださるのです。イエス様は、たくさんの人々と食事をすることを大切にされました。食事を通して語り合い、人々の心に触れながら、イエス様は、神様がいつも近くにいて守って下さることを人々に伝えたのです。教会は、聖餐式や愛餐会など、みんなで食事をする機会を大切にしています。食事の時、そこにイエス様が一緒にいて下さることを思い出しましょう。耳を澄ませ、心の目を開いて、気づきましょう!


      ☆ 次主日は「聖徒の日・永眠者記念日」

    死者の埋葬の後で、時を定めて死者を記念することは、
   初代教会の時代からいろいろな形で行われていました。
   カトリック教会では「死者のためのミサ」…その礼典の
   最初の部分の入祭文が「レクイエム・エテルナム(永遠
   の休息を)」という句で始まるので、普通レクイエムと
   呼ばれる…。そしてプロテストでは記念会と呼ぶ集会を
   行うのが普通…これら個人の記念日は日本の通常の過程
   で行われる法事と呼ばれるものにあたります。しかし、
   お盆やお彼岸のような、死者一般を覚える日として永眠
   者記念日があります。

    基本的にキリスト教では、すべての死者は、既に神の
   手の中に抱かれているので、死者が迷わず成仏するよう
   にとか、冥福を祈るという考え方はありません。だから、
   死者を覚えるとか、記念するという言い方をします。
   「聖徒の日」というのは、いわゆる「聖人」ではなくて、
   広い意味での「信徒」とか、「信仰者」という意味です。



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2022年度 年間聖句

    「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
    神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
    になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
    走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・曳舟教会と小国礼佳牧師のために。
                   
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  聖書通読:エレミヤ書25章  
                   (旧)p.1223
    ・11:45~     讃美歌練習指導:奏楽奉仕者
    ・12:00~      お茶の会(自由参加です)



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  11月3日(木・祝)10:30-11:30  
     マルコによる福音書録 3章1~6節 (新)p.65

    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に祈る教会”
     として同欄に紹介されている曳舟教会の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。
 


            次主日のご案内

     聖徒の日・永眠者記念日  11月6日(日)

    ・礼拝準備祈祷会      午前10:20-10:30
    ・主日礼拝         午前10:30-11:45
      司 会 : 出席役員
      配 餐 : 配餐奉仕者
      交 読 : 詩篇 138篇
      聖 書 : ヨハネによる福音書 11章17~27節
                   (新)p.189
      説 教 : 「たとい死んでも生きる」牧 師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-385(花彩る春を)
            21-382(力に満ちたる)
      (聖餐式) 21-78 (わが主よ、ここに集い)

    ・礼拝後、
      「聖書通読」エレミヤ書40章 (旧)p.1252
      讃美歌練習 指導:奏楽奉仕者
     
           



            その他の報告



       ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した伝道師が、神学校在学
    時、讃美歌学の課題で提出したした詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月から毎週、主日礼拝で賛美しています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
    牧師の巻頭言をはじめ、「鈴木一郎先生を偲ぶ会」
    で語られた言葉を特集して、3月27日発行いたしま
    した。御多忙の中をご出席いただき、貴重なご証言
    を語っていただいた方々に心より御礼申し上げます。
    伝道所に連なる皆さまや、来会される方々にお配り
    しています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、早くも3年
    目に突入しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学びました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引き続き、
    2022年1月2日(日)より「聖書通読」を再開しま
    した。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、おたがいが
    通っている試練を覚えながら、共に祈り合い、支え合い
    ながら新たな一年の歩みを始めたいと願っています。
    どなたでも無理なく通読できるように、年間通読予定表
    (2022年版)を以下に添付しましたので、ご参考の
    うえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

  ・礼拝準備祈祷会 10月23日(日)男3、女9、 計12名
  ・主日礼拝    10月23日(日)男3、女9、 計12名
  ・聖研祈祷会   10月27日(木)男1、女2、 計 3名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2022. 10. 29  by km. mn


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