2022年度 主日礼拝
  週報 ・説教抄録  

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     日本キリスト教団 茅ケ崎堤伝道所  週 報
          
          降誕前第9主日礼拝

     2022年10月23日  午前10時30分~
                
               司 会    出席役員

               奏 楽    奏楽奉仕者


前  奏    (黙  祷)
  
招  詞                     司式者
  
頌  栄    (真理は主イエス・キリスト)   一 同
  
交  読    詩篇 136篇          一 同
  
聖  書    コリントの信徒への手紙(一)
         第12章27~28節   (新) p. 316

                   
祈  祷                     司式者

讃 美 歌     21-482番          一 同
  
使徒信条    21-93番 4-A )       一 同

讃 美 歌     21515番          一 同

説  教    「みんなで示そうイエスさま」   牧 師
 
祈  祷                     牧 師

讃 美 歌     21-390番          一 同

献  金    ー困難にある人々への連帯を祈りつつー
  
感  謝                   献金奉仕者
  
主 の 祈     21-93番 ( 5-A )       一 同
  
讃 美 歌     21
-92番           一 同

  
祝  祷                     牧 師
  
後  奏   (黙  祷)          奏楽奉仕者

                                                             説教要約 印刷用PDF      

降誕前第9主日礼拝
説教
 「みんなで示そうイエスさま」 要約
コリントの信徒への手紙(一)第12章27~28節

「神は、教会の中にいろいろな人をおたてになりました」28節

 今朝も「体」をたとえに用いる言葉が続きます。教会は「キリストの体」であり、「一人一人はその部分」であることが既に語られてきましたが、今日の個所では今一度、そのことがより具体的な働きを通して語られます。ここには、初期の教会に既に存在していた様々な働きが、一つの「体」として有機的に結びついていることが示されています。初期の教会では、自由で自発的な形での奉仕が行われていたのだろうと考えられています。「霊的な賜物」に応じて一人一人が自分にできることを行っていったのです。それが、一つの教会に、次々と多様な働きを生み出していくための原動力になっていました。教会に集う人たちが、各自の自由で自発的な働きを互いに尊重し合えるのは、その働きが、神様によって立てられたものであることを信じ合うからです。「神は、教会の中にいろいろな人をお立てになりました」(28節)とあるように、各自の賜物から生み出される多様な働きを、神様が立てられた働きだと信じ、互いに尊重し合うことが大切なのです。

私たち一人一人が「キリストの体」であると言われる意味と目的

 『スイミー』のお話をご存じでしょうか? レオ・レオニという人が描いた絵本『スイミー』というのは、とても小さなお魚の名前です。スイミーは、真っ黒な体をした小魚でした。仲間たちは赤いのに、スイミーだけ黒かったのです。みんな仲良しでした。しかしある時、お腹を空かせた大きなマグロがやってきて、スイミー以外の仲間たちをすべて飲み込んでしまうのです。スイミーは一人寂しく、広い海をさまようことになります。そんなある時、岩陰にスイミーの仲間とそっくりの赤い小魚たちを見つけました。スイミーは声をかけましたが、赤い小魚たちは、大きな魚に食べられることを恐れて出てきません。そこでスイミーは、良いアイデアを考えました。みんなで心を一つにして泳いだら、海でいちばん大きな魚のふりをすることができるのではないかと考えたのです。スイミーは、黒い体を生かして、目の部分になりました。こうして、スイミーとたくさんの赤い小魚たちは、広い海を力強く、一匹の大きな魚のように泳ぎ出したのです。

みんなで示そうイエスさま

 「あなたがたはキリストの体、一人一人はその部分」とあります。『スイミー』のお話と同じように、私たち一人一人は小さくても、お互いに心を合わせて生きることで、イエス様の「体」となって生きることができるのです。イエス様の「体」となって生きるとは、目に見えないイエス様が、今も生きてここにおられ、働いているのだということを、教会に集まるみんなで一緒に伝えていくということです。イエス様は、一人で、たくさんのことをなさいました。神様の言葉を伝え、奇跡を行い、貧しい人を助け、人々に神様の愛を伝えました。大切なことを伝えても、人々に理解されないこともありました。その結果、憎まれ、十字架に架けられてしまうのです。でもイエス様は、復活なさいました。そして今も、生きて働いておられます。そのことを伝えるのが、教会の大切な働きです。私たちは、一人でイエス様になることはできません。でも、みんなで力と心を合わせれば、スイミーたちが大きな魚のようになって泳げたように、私たちもイエス様の「体」となって歩むことができるのです。小さな私たちですが、自分たちにできることを分かち合い、そしてまた助け合いながら、イエス様の大きな働きを担う一人一人になりたいと思います。


       ■   ピアノとその部品

    ピアノは木質部、ワイヤー、キィ、螺旋
(らせん)等々、
   非常に沢山の部品からなっています。しかし、その部分
   だけをとって考えると、 おのおのには大した値打ちも
   ありません。木板は、薪の代用位であるし、キィなどは
   子供のおもちゃほどのものであるし、ワイヤーも何かを
   縛るのに用いられる程度でありましょう。これらが一度、
   技術家の設計と施工にかかって、一台のピアノに組み立
   てられると、すばらしい価値を発揮するようになります。

   ゲシュタルト心理学では、
   (一)全体は、すべての部分の総計以上のものである。
   (二)各部分は、全体からそれぞれの値打ちを引き出す。
   という二つの原則を発見しました。

   私たちも生まれながらの、テンデンばらばらの存在では
   何にもなりません。一つに集められ、交わりの中に組み
   入れられると、全体として神の尊い御用を果たす器とな
   り、一人一人も光ってくるのです。教会と私たち一人一
   人の関係も丁度、このピアノと各部分のような関係です。

   
  ヴァルデマール・アウグスティーニ著 新教出版社1981年



 「新型コロナウィルス」感染症への対応について

    新型コロナウイルス感染症対応のため、長らく礼拝は
   自室礼拝(ご家庭内での礼拝)を原則としてきましたが、
   2020年6月14日より会堂での主日礼拝を再開しました。
   すでに「新型コロナウィルス感染防止対策」として周知
   されている指針に基づき、できる限りの感染予防対策を
   実施しながら主日礼拝を献げています。皆様にはご不便
   とご迷惑をお掛け致しますが、ご留意いただきますよう
   お願い申し上げます。特に体調のすぐれない方、健康面
   に不安を抱えている方には、無理をなさらずに礼拝時刻
   に合わせてホームページ上の週報をご覧の上、ご家庭内
   で御言葉に聴き、祈りの内にお過ごしくださいますよう
   お願い申し上げます。
    なお、週報は主日礼拝の前日に週報棚に入れ、FAXを
   お持ちの教会員の方にはFAXで週報をお送りいたします。
   当日の週報ならびに説教要旨は、主日礼拝の前日までに
   ホームページ上で閲覧できるようにいたします。事態の
   早期収束を願うと共に、教会員の皆さまはじめ、悲しみ
   と困難に直面する世界中の人々のことを覚え、主のみ守
   りと支えが豊かにありますようにお祈り申し上げます。
               2021.2.7 牧師・三原信惠



          2022年度 年間聖句

    「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、
    神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与え
    になる賞を得るために、目標を目指してひたすら
    走ることです。」
        (フィリピの信徒への手紙3章13b~14節)
            
            

            今週の祈り

    ・東日本大震災の被災者・被災教会のために。
    ・病や困難の中にある友のために。
    ・東京愛隣教会と樋川高康(ひがわたかやす)牧師のために。
                   
            

            本日の集会
       (感染予防対策を講じながら行います)

    ・10:20~10:30  礼拝準備祈祷会
    ・10:30~11:30  主日礼拝 
    ・11:30~11:45  聖書通読:エレミヤ書11章  
                   (旧)p.1197
    ・11:45~     讃美歌練習指導:奏楽奉仕者
    ・12:00~      お茶の会(自由参加です)



            今週の集会

    ・聖研祈祷会  10月27日(木)10:30-11:30  
     マルコによる福音書録 1章29~39節 (新)p.62

    ・信徒の友「日毎の糧」欄に載っている聖書の
     言葉に耳を傾けた後、この日”共に祈る教会”
     として同欄に紹介されている東京愛隣教会の
     お働きを覚えて祈りを合わせます。
 


            次主日のご案内

     ■ 降誕前第8主日    10月30日(日)

    ・礼拝準備祈祷会      午前10:20-10:30
    ・主日礼拝         午前10:30-11:30
      司 会 : 出席役員
      交 読 : 詩篇 137篇
      聖 書 : ヨハネの黙示録 3章20~22節
                   (新)p.457
      説 教 : 「一緒に食事をしよう」牧 師
      献 金 : 献金奉仕者
      奏 楽 : 奏楽奉仕者
      讃美歌 : 21-482(わが主イエスいと…)
            21-515(きみのたまものと)
           21-430(とびらの外に)

    ・礼拝後、
      「聖書通読」エレミヤ書25章 (旧)p.1223
      讃美歌練習 指導:奏楽奉仕者
     
           



            その他の報告



       ■創作讃美歌「真理は、主イエス・キリスト」

    

    今年度より当伝道所に赴任した伝道師が、神学校在学
    時、讃美歌学の課題で提出したした詞に、担当の教師
    から、神学校卒業を記念して曲をつけていただきまし
    た。感謝申し上げます。作曲者の承諾を得て、2022年
    4月から毎週、主日礼拝で賛美しています。

     
       ■「新つつみ通信」第4号を発行しました。 

        
   
    牧師の巻頭言をはじめ、「鈴木一郎先生を偲ぶ会」
    で語られた言葉を特集して、3月27日発行いたしま
    した。御多忙の中をご出席いただき、貴重なご証言
    を語っていただいた方々に心より御礼申し上げます。
    伝道所に連なる皆さまや、来会される方々にお配り
    しています。
         

         
          ■ 前向き・肯定的に!

     わたしたちのの社会がコロナ禍に直面し、早くも3年
    目に突入しました。これまで経験したことのない大きな
    災いによって、一日一日を生きること、そして、教会に
    集って礼拝を献げられることが、決して当たり前のこと
    ではないことを学びました。
     この与えられた時を大切に、意味あるものとして過ご
    すために、わたしたち堤伝道所では、昨年に引き続き、
    2022年1月2日(日)より「聖書通読」を再開しま
    した。信仰の原点に帰って、み言葉に聴き、おたがいが
    通っている試練を覚えながら、共に祈り合い、支え合い
    ながら新たな一年の歩みを始めたいと願っています。
    どなたでも無理なく通読できるように、年間通読予定表
    (2022年版)を以下に添付しましたので、ご参考の
    うえ、ご参加くださいますようご案内いたします。

                     聖書通読表(年間) 印刷用PDF

   


           ■ 先週の集会報告

  ・礼拝準備祈祷会 10月16日(日)男3、女10、 計13名
  ・主日礼拝    10月16日(日)男3、女10、 計13名
  ・聖研祈祷会   10月20日(木)男1、女 3、 計 4名



  ※ 個人情報保護の観点から、牧師以外の礼拝奉仕者並びに
   献金者の個人名は伏せさせていただきました。ご了承くだ
   さい。当伝道所は、教会内外からの多くの方々の尊い献金
   によって支えられています。心から感謝申し上げます。

〒253-0006 神奈川県茅ケ崎市堤19-6
TEL/FAX 0467-54-1300
日本キリスト教団  茅ケ崎堤伝道所
牧師 三原 信惠
、伝道師 細井 宏一
 更新: 2022. 10. 22  by km. mn


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